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瀬戸内寂聴氏の「殺したがるばかども」発言、日弁連が謝罪

瀬戸内寂聴

瀬戸内寂聴氏の「殺したがるばかども」発言が物議をかもしたことを昨日書きましたが、シンポジウム主催者である日本弁護士連合会(日弁連)の加毛修弁護士が、「死刑制度を含む国家の殺人のことであり、犯罪被害者へ向けられたものではないと考えている」と釈明。「『ばかども』という表現は確かに強いと感じたが、瀬戸内さんの思い切りよい持ち味でもあり、そのまま使うことになった」と話し、「犯罪被害者への配慮がなかったことは、おわび申し上げる」と謝罪したと報じられました。



まとめスレをリンクします。

日弁連、瀬戸内寂聴氏の「殺したがるばかども」発言謝罪

日弁連は、シンポジウムの主催者が謝罪したことで「火消し」をはかったのでしょう。

しかし、ネット民が疑問に思うのは、どうして発言者ではないシンポジウムの担当者弁護士が謝罪し、瀬戸内寂聴氏本人が謝罪しないのか、ということです。

これでは、本人は謝罪の必要を認めていない、と解釈されても仕方ありません。

言論の自由と、勝手な言いっ放しはイコールではないと私は思います。

瀬戸内寂聴氏については、その暴言がかねてから問題視されていました。

たとえば、都知事選では、小池百合子候補に対して、「あの厚化粧の人に都知事になんかなって欲しくない」と言い放ち、小池百合子候補が、「厚化粧に見えるのは医療用化粧品のせい」と、顔のあざを隠すためだと明らかにしたにも関わらず、ここでも何ら釈明をしていません。

もとより、そこには「厚化粧」の中傷だけで、肝心な政策の論考は全くありませんでした。

小保方晴子氏との雑誌対談では、「あなたがされたことは、いじめですよ。公のいじめ。ひどいわね」と発言しましたが、何をもってイジメなのか、では小保方晴子氏の科学者としての態度はどうだったのか、という点には全く言及していません。

騒動に心を痛めた真面目な科学者が圧倒的なのに……。

およそ、メディアで不特定多数に議論を深めもらうようなオピニオンとはいい難い感情、感覚に基づいた発言と言わざるを得ません。

何より、人の心の痛みに配慮した言論とはいい難い。

前の記事のコメントの中には、人間だから間違うという擁護論もありましたが、その分野の専門家ならともかく、門外漢の無根拠で無責任な感情論は、その真偽以前に、発言がメディアに載ること自体不見識なのです。

素朴なギモンですが、そもそも、出家した世捨て人が、なぜそんなに偉いのでしょうか。

「仏の道は人の道から」と私は思っていますが、人の道を外れても仏の道は通用するらしい。

宗教の世界もナメられたものです。

まとめスレには、こんな指摘もあります。

被害者家族に対してもだけど
執行に携わる人に対しての配慮がないよ
こういった発言が携わる人々の家族への差別に繋がるんだけどね。

手元に統計はありませんが、死刑執行人はストレスで寿命が短いという話を聞いたことがあります。

執行には、大変な葛藤やプレッシャーがあると思いますが、この世捨て人の「殺したがる」呼ばわりを聞いたら、その葛藤を踏みにじられ報われない思いだろうなあと思います。

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被害者家族はもとより、死刑制度の賛成派だって、別に「殺したがっている」わけではないでしょう。

殺人をおかす人間があらわけなければ、死刑判決もないし、死刑の執行はないのです。

おおもとは、「殺人をおかす人間」にあるのです。

「ばかども」発言は、その前提がすでに抜け落ちています。

「使うマスコミが悪い(だから瀬戸内寂聴氏本人は悪くない)」

そんな擁護論もあります。

もちろん、マスコミの責任を指摘すること自体は全く的外れというわけではありません。

しかし、それは本人が断れば済む話です。

瀬戸内寂聴氏の放言を免罪する主張にはなりえません。

それに、メディアが使うのは、ニーズがあるからです。

ニーズは誰が作り出しているのか。

瀬戸内寂聴氏を支持する大衆です。

大衆が、この世捨て人をありがたがっているから、なにかあるとノコノコと出てきて、問題発言をするのです。

つまり、今回の舌禍は、瀬戸内寂聴氏を支持する大衆が遠因となっている、ともいえます。

僧侶と一口に言っても、いろいろあります。

学生時代から出家し、宗教系の大学に入って仏の道に生涯を捧げる人もいれば、「現世」でさんざん勝手なことをして、自分の居場所がなくなって寺に逃げ込む「駆け込み寺」として利用する人もいます。

今は、住職のいない無人寺も多く、要するに人手不足です。

また、この世界も金次第です。

修行や階級獲得にはカネがかかります。

つまり、たとえ信仰などない逃げ込みの出家者であっても、お金を出してくれる上に寺の留守番もしてくれる人のため、仏教界はウエルカムなのでしょう。

人の価値観は様々ですが、「現世」から逃げ出した世捨て人に導いてもらおうという発想が私には理解できません。

人の話を参考にするのが悪い、といっているわけではありません。

寺に逃げ込んだ人よりも、たとえば「現世」で様々な経験をして試行錯誤で生きている人のほうが、よほどためになる話が聞けると思いませんか。

世捨て人をありがたがるよりも、身近にいる友人との関係を大切にしたほうが現実的です。

私たちもいいかげん、派手な言葉で注目を集める見せかけの人ではなく、論考で真実に肉薄できる本物の人を待望する機運を高めていかねばなりません。

※過去の記事を修正しています。
以前nice!を頂いた方で、削除される方はしていただいて構いません

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コメント 5

犬眉母

>ばかども

確かに上から目線の物言いです。
by 犬眉母 (2016-10-13 01:19) 

関谷貴文

恨みを和らげるように悟し、心を楽にさせてあげるのが僧侶の仕事。復讐心を断罪したのはそれと正反対の行為。

「ばかもの」という言葉尻だけの問題ではない。

本人謝罪しましたが、間違いの内容が問題ということに気づいてくれたかな。
by 関谷貴文 (2016-10-14 13:15) 

いっぷく

謝罪というより不貞腐れでしたよ。

ソネットブログ中にも、たかがなんちゃって坊主の放言ぐらい許してやれよ、おおらかじゃないよ、という意見もあるのですが、まあそれは見解の相違としか言いようがないですね。

私も、そういう立場は大切だと思い、多数が非難に回っている時は、意図的に少数派や反対意見の「逆張り」を述べたこともありましたが、やっぱり間違いは間違い。ダメなものはダメという原則を踏みにじってまで、それをする必要があるんだろうか、という疑問があります。

それに、瀬戸内寂聴氏の場合には、今回が初めてではないことと、過去の放言の最大の問題は、「何が問われているかもわからないで偉い人のつもりで物を言う」という二重の勘違いがあることです。

具体的には書けませんが、私の極めて近い血の繋がらない身内(♀)が、65過ぎて出家したのですが、「現世」の頃は人に迷惑ばかりかけて、何の清算もせずに寺に逃げこんだのです。

その上、修行先でもトラブルを起こし、僧籍抹消されたはずなのに、別の寺ですまして僧侶をやったり、宗派の違う寺に手伝いに行ったりして、宗教なんてものがいかにデタラメかを知るいい見本です。

その上、いつも、後ろ足で砂をかけるようにして寺を移るので、うちはいつも謝り役で……。
今も相変わらず「人の道」がわかっていないようです。

瀬戸内寂聴氏の放言を「おおらかに」という人は、そういうインチキで無責任な人間で苦労したことがないお幸せな人なのだろうと思います。
自分の一言で他人を傷つけることはないのだろうか、そういう自省などは無縁の人なんでしょうね。

そして、「たかが僧侶」を文化人のようにありがたがる風潮もこの際やめてもらいたい。
学者のように研究もせず、ジャーナリストのように取材もせず、サラリーマンのように人間関係にももまれていない世捨て人になにが語れるというのか。いったいなにがわかるのですか。
そう思いませんか。
by いっぷく (2016-10-16 01:49) 

お名前(必須)

瀬戸内寂聴「バカどもとは被害者の事じゃない遺族の事だ」

被害者遺族のことを読解力がないと言ってるのと同じ
「死刑にして欲しい」って遺族の気持ちをバカ呼ばわりしたのと同じなんでは?

4歳の子供を捨て不倫。
寺の仏教書の書庫をBARに改造して酒を毎日浴びるように飲んでる。

仏教の解脱=一般的にいう開き直りだからなw
宗教に関わってる時点で解脱なんてできないし
所詮、金儲けの為の説法(手段)なんだよね

所詮人の道を外した奴はどこに行ってもダメな奴。
2chでもいうように嘘を見抜けない奴は
単なる餌
by お名前(必須) (2016-10-16 10:11) 

瀬戸内弱弔

宗教界に逃げ込んだだけで宗教家ではありませんので

悪しからずご理解くださいませです
by 瀬戸内弱弔 (2016-10-16 11:50) 

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