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安倍政権とマスコミ、世論操作の“台本”

安倍政権発足後、幾度となく繰り広げられる「賛否両論」と「リーダーシップ」は国民を欺く出来レースである、という記事(村嶋雄人氏の署名)を掲載しているのは、16日発売の『実話BUNKAタブー』(2014年1月号)です。政治手法もいろいろあるのでしょうが、そこに大手マスコミの協力があった、となれば看過できません。安倍政権の世論操作とは具体的にどのようなものでしょうか。

実話BUNKA、安倍政権とマスコミ.png

「賛否両論」を見せて、ガス抜きの手続きをしてから総理のリーダーシップで決めるかのような「演出」について、私は以前、同様のことを別の媒体から読み取り、このブログで記事にしました。

>>消費税増税七転八倒妄言録、ブレた政治家は誰だ!

谷垣禎一、安倍晋三、麻生太郎、菅直人、岡田克也、野田佳彦、山口那津男、橋下徹の各氏について、消費税発言の“変節”を図に示すと、実はいちばんブレていたのが安倍晋三氏でした。

私はそれだけでなく、麻生太郎氏が、安倍晋三氏とは対称的なギザキザを作っていることにも気づきました。

安倍晋三氏が積極的発言をすると慎重や否定発言をし、安倍晋三氏が慎重なときは積極的発言をしているのです。

2人は同じ党で、現在安倍晋三氏は総理大臣。麻生太郎氏は副総理、財務大臣、金融担当大臣と要職を兼務しています。

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公人中の公人として同じ政治的立場にありながら、発言が対照的というのはいかがなものでしょうか。

私は、自由民主党支持者にもいろいろな意見があるのと、政局次第でどちらの意見にも進めるようにしておく、という2つの理由でそのような「演出」をしているのだろう、こういうのをダブルスタンダードというのだな、と思いました。

ドラマは、対照的なキャラクターの登場人物を設定することで盛り上がるといいます。

安倍内閣は、小泉政権の時に言われた「劇場型政治」を引き継いでいたわけです。

さて、同誌が問題にしているのは、「NHKスペシャル、ドキュメント消費税、安倍政権2ヶ月の攻防」(10月5日放送)という「報道」ドキュメントです。

消費税の引き上げについて、閣内で賛成と反対の意見があり、それぞれをカメラクルーが密着。官房副長官が「安倍さんは苦しんでいる」などと安倍首相の苦悩ぶりを報じた上で、最後はリーダーシップを発揮して決めた、という構成でした。

ネトウヨか、単純に勇気や感動をもらい受けるのが好きな善良な大衆心理かわかりませんが、同誌によると、ネットには称賛の書き込みがあったといいます。

しかし、同誌はその報道を、「安倍サイドが丸抱えして、情報を出して作った、ドキュメントの名を借りた、ただの政府広報番組」と種明かししています。
「まず、賛否両論あってナーバスな問題なのに、これだけの密着単独取材に、しかも賛否双方の全員がそろって協力的だということがあり得ません。次に、副長官など側近の撮影中にわざわざ総理から電話がかかってくるのもわざとらしいし、仮に偶然あったとしても普通なら取材は中断するはずなのに、そのまま電話のやり取りを撮らせるのも常識的にはあり得ない。技術的にもやらせの匂いプンプンです。一切カメラが入れないはずの場所では小型のデジタルカメラを持った記者の映像が使われていますが、時折、三脚を据えた業務用の(プロ仕様の)カメラで撮ったカットが入り込んでいる。つまり、立ち入り禁止で他社が入れない場所にNHKの大がかりなカメラクルーがしっかりと入っているということです。政権側の許可がなければそんなことはできません」(同ディレクター)
同誌は、NHKや大手新聞の中に、「安倍首相が第一次内閣で退陣したあともずっと懇意にしてきた記者が数人い」ることを指摘。安倍首相は取材や情報提供など便宜を図り、彼らも「安倍さん寄りの報道や番組作り」をする構図になっているといいます。

そういえば、安倍首相は自分に批判的なメディアについては、一国の総理ともあろうものが、SNSを使って仔細なことまでネチネチ文句をいうのですが、なぜかあの番組に限っては一切愚痴っていません。

こうした「賛否」と「リーダーシップ」の演出は、おそらくは今後、TPP問題でも行われるだろうと同誌は予告。「台本通りの激論に騙される国民」を憂いています。

……と、このような記事を書くと、決まったように次のような意見が出てきます。

・いろいろな人が読むブログに政治的な話はふさわしくない
・私は安倍政権支持だから別に「騙されて」もいい

この記事の趣旨は、安倍政権の信任か不信任か、という「政治的な話」ではありません。

為政者が政権運営にマスコミと癒着することを問題にしているのです。

安倍支持だから構わないというあなた。

もし、今後政権交代によって、あなたの支持しない勢力が政権をとったらどうしますか。

日和見主義のマスコミは、安倍晋三など過去の人扱いにして、今度はその時の政権に擦り寄るのです。

そのとき、ホゾを噛んでも遅いのです。

政治とマスコミの癒着は、支持政党や政権評価とは別に、常にチェックをしておかなければならないテーマであることを肝に銘じておくべきです。


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