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石井ふく子、京塚昌子の“真実”が1週間たって明らかに

石井ふく子プロデューサーと京塚昌子について、約1週間前にこのブログで記事を書きました。が、偶然、今週発売の週刊誌に、石井ふく子さんのインタビュー記事が掲載。また京塚昌子の出演する映画のDVDも発売されました。せっかくですので、1週間前のおさらいのような感じになりますが、またその2人について書かせていただきます。

9月22日に、「京塚昌子と『肝っ玉かあさん』、石井ふく子ホームドラマを思い出す」という記事を書きましたが、1週間たって、偶然ですが、石井ふく子さんが今週発売の『女性自身』(10月14日号)に登場。自分がなぜホームドラマを作るようになったのか、インタビューに答えています。

石井ふく子

これはホント、偶然です。私がライターではありませんので。

もちろん、このような週刊誌の記事が出ることも知りませんでした。

ブログの記事は京塚昌子さんの祥月命日に合わせて書いたのですが、1週間早かったわけですね。

記事で石井ふく子さんは、父親が新派俳優の伊志井寛、母親は芸者でのちに小唄の家元になった三升延さんであると紹介されています。
母は、私を産んでからも芸者を続けていましたので、私は祖父母に育てられました。しかも、母は稼ぎ頭で、とても忙しかったものですから、私は母からお乳をもらった記憶がないんです。まして、家族揃って食事をしたり、団らんすることもなかった。
 ですから、私が手掛けるドラマには、必ずといっていいほど家族揃っての食事や団らんのシーンが出てきますが、これは、私のあこがれであり夢でもあったんです。
インタビューは、とくに伊志井寛を指したものではありませんが、もちろん伊志井寛とも「食事をしたり、団らん」したかったということでしょうね。

前回書いたように、石井ふく子さんは、伊志井寛とは“なさぬ仲”で養子縁組もしていないそうです。

つまり、戸籍上は「家族」でしかなかったわけですが、そんな伊志井寛に、石井ふく子さんが自分のプロデュースするドラマで父親を演じさせたのは、「『お父さん』、私はこういう家庭で暮らしたかったのよ」と言いたかったのかもしれません。

また石井ふく子さんは、こうも語っています。
昨今、テレビ離れが進んでいる、といわれますが、最近のドラマを見ていると、みんな同じ方向を向いて走っているような気がします。刑事ものとか、医療をテーマにしたものとか……。これは視聴率を意識してのことでしょうけれど、たしかに作り手にとって視聴率は大事です。
 でも、それ以上に大事なのは“視聴質”だと思うんです。
かつて、石井ふく子さんは、ホームドラマを「心の事件」と表現していたことがあって、うまいこと言うなあと思っていましたが、「視聴質」というのもいい表現ですね。

もっとも、橋田壽賀子脚本の『渡る世間は鬼ばかり』は、セリフがドラマとしては邪道の説明調になっていて、それが「ながら視聴にはもってこい」などと、一部視聴者からは文芸的な価値を否定されています。

ですから、同作の「視聴質」も怪しいものだと思うのですが、ま、テレビ番組そのものに対する視聴者のスタンスが、昭和と平成ではガラッとかわってしまったということかもしれません。

イジられて踊りも披露する「肝っ玉かあさん」


ところで、伊志井寛の父親とともに、母親として抜擢されたのが京塚昌子であることは先日も書きました。

『肝っ玉母さん』や『ありがとう』といったドラマ史上に残る有名な作品で、石井ふく子プロデューサーは京塚昌子を主役にドラマを作りました。

そして、京塚昌子は「日本のお母さん」が当たり役になったのですが、本当は石井ふく子ワールドの善人なお母さんの枠だけにとどめておくような女優ではない、ということも書きました

これもまた偶然ですが、「日本のお母さん」とは違う京塚昌子が出演している『続・社長紳士録』が、先週発売された『東宝昭和の爆笑喜劇』(Vol.39)に収録されています。
東宝 昭和の爆笑喜劇DVDマガジン 2014年 10/7号 [分冊百科]

東宝 昭和の爆笑喜劇DVDマガジン 2014年 10/7号 [分冊百科]

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  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2014/09/23
  • メディア: 雑誌


京塚昌子は、新珠三千代や藤山陽子らとともに芸者を演じています。

新珠三千代にソデにされた三木のり平に、相撲取り扱いされても上手に受け流したり、芸者3人で踊りを披露したりと、「大正庵」の大正五三子(『肝っ玉かあさん』での役名)とは一味違うキャラクターを演じています。

京塚昌子が踊っています
『続・社長紳士録』より

劇中、新珠三千代がやりとりを聞いて笑っているのですが、台本ではなく“ガチ”だったのかもしれません。

マニアックにいうと、こういう弄られ役は、塩沢ときや浦山珠実といったところがいつもなら受け持つのですが、京塚昌子の起用でよかったと思いました。

この『続・社長紳士録』は、「社長シリーズ」の最終作ということになっていたのに、ファンや配給館主たちの要望によりシリーズ続行が決まり、その後6年も続いてしまいました。

まあ、京塚昌子が出たからというわけでもないでしょうが、石井ふく子ドラマで大化けした京塚昌子も、本当はこういう役がハマり役だったということがよくわかる作品です。

女性自身 2014年 10/14号 [雑誌]

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2014/09/30
  • メディア: 雑誌

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