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池上彰氏の騒動から考える“ジャーナリスト”とは何だ!?

池上彰氏が、朝日新聞の連載をやめたとか、やっばり続けることになったとか、ごちゃごちゃとモメたことが話題になりました。朝日新聞が批判されるのはわかりますが、その体質や方針の誤りを引き出したヒーローは自分だ、といわんばかりの池上彰氏のはしゃぎ方はおかしい、と批判記事を掲載しているのは、16日に発売された『実話BUNKAタブー』(12月号)です。

記事のタイトルは、「朝日新聞掲載拒否で一躍ヒーローに、池上彰二枚舌な正体」。

池上彰

池上彰氏は、朝日新聞のコラムを書いていましたが、「慰安婦報道検証 訂正、遅きに失したのでは」と題する原稿をボツにされた上に修正を求められたことで、朝日に対してコラムの打ち切りを通告しました。

それがマスコミに知られることとなり騒動になり、朝日新聞は世間の猛批判を浴びて謝罪と撤回をしました。

これは著作権が池上彰氏にある署名原稿です。自社の都合で気に食わないから修正させるという朝日新聞に全く道理はありません。

ただ、それは朝日新聞に問題があることがわかっただけで、何も池上彰氏をヒーローに祭り上げることではない。

にもかかわらず、池上彰氏はこの件で嬉々としてマスコミの取材を受け事を大きくした。

池上サン、アンタ何様なの?

という内容です。
まるで、朝日の掲載拒否問題によって自分がマスコミの間で注目の的になっていることが嬉しくてたまらないといった感じなんですよ。
 実際、池上さんはその気持ちを隠し切れないかのように続けてこう書いています。
「週刊新潮も週刊文春も、発売は木曜日。私が日本に帰国する日です。帰国したら騒ぎになるのかなあと漠然と考えていたら、なんと本誌は、『週刊文春デジタル』で、その日のうちに速報しました。その記事がヤフートピックスに出て、各社の取材攻勢が始まりました」
 さすがに最後は朝日の記者たちがツイッターでこの間題を批判したことに絡めて無理やりジャーナリズム論で締めくくるんですが、どうみでも池上さんがこのエッセイで一番言いたかったのは、取材攻勢によって自分が「時の人」になっているということです。
エッセイというのは、『週刊文春』(9月18日号)の池上彰氏の寄稿です。

同誌が言うには、池上彰氏は、自分が目立つことが大好きで「注目されてまた大喜び」「辞める辞める詐欺」で、それによって自分の価値を高めてきた人間であるという過去の検証を行っています。

すくなくとも、同誌がその根拠にあげていることは事実です。

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たとえば、3年前にも、3月いっぱいで全てのテレビ・ラジオ番組の出演を休止すると発表して話題になったことがありました。

でも、いまだに池上彰氏はレギュラー3本も持ってますよね。

おかしいですよね。

その時の降板理由が「ジャーナリストとして活動に専念する」というものでしたが、当時の『東京スポーツ』(2011年1月22日付)によると、そんな格好いいものではなく、あの細木数子氏のダメ出しに、池上彰氏がへそを曲げてテレビと決別してしまったと指摘しています。

池上彰問題「東京スポーツ」(2011年1月22日付)より

当時、TBS系の『爆!爆!爆笑問題 大同窓会!伝説の人気番組からアノ大スター続々登場SP』というバラエティ番組で、細木数子氏が池上彰氏にこう言ったのです。
「最初の頃はとても良かった。しかし、最近は忙しすぎて散漫になった感じ」「いいんでしょうか、あの番組。ニュース解説をやるならもう少しお勉強して言われたほうがいい。番組をやるなら知識・見識、胆識学を修めないとダメ。知識は情報だから誰でも得られる。見識は自分が旅に出て、見聞を広められる。そして自分の言葉でしゃべったり行動したりする。(池上さんは)何かをお読みになった感じ。自分が自分を通してない」
ジャーナリストを名乗るのなら、現場に出て得られた見聞で話しなさい、ということです。

池上彰氏にとっては「痛い所をつかれた」とでも思ったのか、細木数子氏の発言自体を「言論の自由」と認めながらも、以降プライドを傷つけられて(?)TBSの番組には出演しなくなってしまい、そのままテレビの降板宣言につながったと同紙は分析しています。

まあ、この件に限っていえば細木数子氏が正しいとわたしは思いますけどね。
池上彰氏は取材で新しい真実に肉薄しているわけではなく、既存の情報を解説しているだけですから。

たしかに、3年経ってほとぼりがさめたと思ったのか、池上彰氏は現在テレビ出演しているものの、池上彰氏が「現場に出て」何かを追求した書き物を、今日現在もわたしは知りません。

とにかく、「ジャーナリストとしての充電」云々は口実にすぎなかったということです。

ジャーナリストが問われるところは?


池上彰氏の過去の追及は同誌に任せるとして、私が朝日新聞の件を含めて考えたのは、ジャーナリスト、もしくはマスコミとはなんだろう、ということです。

池上彰氏をジャーナリストといえるかどうかとか、そういう話はここでは措きましょう。

実質的には放送タレントでもコメンテーターでもなんでもいいです。要するにマスコミにおける表現者ということです。

ここで問いたいのは、メディアやそうした人びとは、自分が主役なのか、ということです。

本来のメディアやジャーナリストの仕事は、事実を自分の価値観によって伝えること。それ以上でも以下でもないはずです。

勘違いして、それを踏み越えるから問題が起こる。

たとえば、一部のスキャンダル系メディアでは、社会正義を気取って、行き過ぎた取材や表現で、話題の人の個人情報を暴いたり名誉毀損したりすることがあります。

でも、マスコミって、べつに裁判官でも検察官でもないんですよね。

自分の裁量で、話題の人を好き勝手に仕置きする権限なんかないのです。

もちろん、歴史を捏造する権限も。

池上彰氏と私は書いていますが、「氏」がつく。つまり呼び捨てされるタレントとは一応違うんですよね。いくらテレビに出ていてもタレントと違うのです。

ジャーナリストは作品が社会に影響をあたえるべきで、その本人の動静で世間を騒がせる存在ではないと思います。

ですから、同誌が池上彰氏の“目立とう精神”に批判的であることを、私は間違いではないと思います。

池上彰氏のファンの皆さんはどう思いますか。

実話BUNKA (ブンカ) タブー 2014年 12月号

実話BUNKA (ブンカ) タブー 2014年 12月号

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: コアマガジン
  • 発売日: 2014/10/16
  • メディア: 雑誌

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