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総選挙の感想、私はこれだけは書いておきます

総選挙の開票速報。ブログも書かずにずっと見ていました。今日は手短にその感想といいますか、懐疑的に思ったことを2点書き留めておきます。ひとつは候補者調整なることの是非と選挙制度について。もうひとつは、争点がないとする今回の選挙に対する考え方についてです

選挙区に候補者立てたら悪いのか?


今回の選挙は、日本共産党をのぞく野党が、候補者調整なるものをしたそうですね。

前回の選挙で、乱立した非共産候補の得票数を足すと、自民党候補に勝っているところもあったから、その“反省”から、候補者を一本化したということですが、それでも十分な成果が出たとはいいがたいでしょう。何より現場ではいろいろ齟齬もあったとか。

それはアタリマエのことです。

支持層や主張する政策が多少なりとも違うから、それぞれ別の党名を名乗って戦ってきたのに、候補者を絞ったからといって、“統一候補”に各党の基礎票が単純に積み上がるわけではないのです。

テレビを見ていたら、江田憲司氏が同じことをエラソーにいってますが、

そんなこと、ヤる前からわかってんだろう!

ヤる前からわかってんだろう

と突っ込みたくなりました。

むしろ、候補者調整にょって有権者の選択肢が減ったことも問題視されましたし、結果的に時の政権党、つまり自由民主党の「「1強」体制維持」(時事通信 12月15日0時2分配信)につながったのではないでしょうか。

ここで言いたいことは、これまで、そして今回も、日本共産党が全選挙区に候補者を出すことを、やれ自民党を助けるだの、野党共闘の空気を読まないだのハチノアタマだのとさんざん言われてきましたが、今回はその反証になっているだろうということです。

日本共産党がかりに候補者を引っ込めても、支持者は、たとえば維新の党なんかには入れるわけないんですよ。

だとしたら、日本共産党の支持層はいったいどこに入れたらいいんだい?

そういう不幸を生むようなことを、マスコミも一部の国民も言い続けてきたわけですよ。

むしろ、私は公党を名乗るのなら、選挙区には候補者を立て、支持層の選択肢を作って差し上げるのが当たり前だろう、それが大前提だろうと思います。

私は、政策的に大きく分けると、自由民主党と日本共産党以外は、民主党も含めて「中間政党」と思っています。

が、中間政党同士でも政策は相容れないものを持っています。それらの違いを「小異」としなければならない、小選挙区制という選挙制度そのものの矛盾を今回改めて感じました。

市長よりも少ない得票数で勝ちか負けかだけを競う今の制度では、およそ人間党ともいえる幅広く愛されるスケールの大きな政治家は輩出できないと思います。

小沢一郎氏が、受け皿の政党を作れば今回だって勝っていたと繰り返し述べています。

それは間違いではないと私は思います。ただし、実態の伴う政党なら……

少なくとも、「小異」を捨てる矛盾を抱えた数合わせの離合集散に対して、有権者がいい加減嫌気が差したことも、今回の伝統ある政党(自由民主党、日本共産党など)の勝利という結果につながったとは考えられないでしょうか。

すんません、開票途中で書いちゃったんですが、
自民党現有割れしましたね
でも定数減でも293→291、もともと自公過半数という
何とも控えめな数字の目標を出しておられたので
記事の中身は基本的にイキということでよろしくお願いします。


争点がない?


今回の総選挙は、たしかに唐突でしたね。

安部首相の都合なんでしょうが、まあ解散権は首相の専権事項ですから、こういうこともあるのでしょう。

で、問題はその結果ですが、多くのアンケートで、「景気回復を実感しない」「集団自衛権には反対」という声が多く、内閣支持率も下がってきているのに、どうして自由民主党が「「1強」体制維持」といわれる結果になったのでしょうか。

もちろん、マスコミの報道姿勢や、すでに書いたように選挙制度や野党の側にも責任が有ることは明白です。

ただ、私はもう一歩踏み込んで、「それだけで済ませるのか。国民はいつも『何も悪くない』のか?」と問いたいのです。

争点は、マスコミや政党が作らないと発生しないのでしょうか。

マスコミや政党がこしらえた争点に乗っかるだけなんでしょうか。

いつも受け身で、ああでもないこうでもないとないものねだりの文句ばかり言ってるなんて不毛だと思いませんか。

たとえば沖縄はどうでしょう。

基地問題で、一部保守から日本共産党までがひとつの陣営を作り、今回の選挙でも全勝したわけですが、「オール沖縄」は、別に為政者やマスコミが仕組んだことではないですよね。

県民全体で大きなうねりがあって、政治がそれに引っ張られたといってもいいのではないでしょうか。

2年前にも書きましたが、有権者は被害者意識で「政治不信」なんて言ってる暇があったら、政治家をどう使うかという前向きな提案でもしたらいいのではないでしょうか。

「争点がない」のは、争点を出せない私たち有権者もボケているのだと私は恥ずかしく思います。

今回の選挙はそんなことを感じました。

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