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女子プロレスラー小畑千代、女子プロレスを拓いた人生

小畑千代

『女子プロレスラー小畑千代ーー闘う女の戦後史』(秋山訓子著、岩波書店)を読みました。力道山とほぼ同時期にデビューし、団体に売ってもらうのではなく、“一本独鈷”で女子プロレスラーとして活躍。女子プロレスの歴史を拓いてきました。



『世界』(岩波書店)で、2015年5月から連載された評伝『闘う女の戦後史 女子プロレスラー・小畑千代』が、このほど書籍としてまとめられ発売されました。

タイトル通り、日本において女子プロレスが始まったときにデビューしたレスラー、小畑千代の話です。

女子プロレスファンでも、その活躍ぶりはあまり記憶に残っていないのではないでしょうか。

女子プロレスというのは、スポーツでも格闘技でもない「お色気ショー」程度の評価しか受けていないスタートでした。

小畑千代がデビューしたのは、ストリップ劇場であった、浅草フランス座の運営会社が募集する団体(東京女子プロレス)。

女子プロレスが世間に受け容れられるのはむずかしく、2年で団体は崩壊します。

その後は、団体のコーチや、まだプロレスを続けたいレスラーたちでドサ回りをしていましたが、1年後にそこからも離脱。

以後は、自分が後輩の佐倉輝美とともに若いレスラーを束ねて、各地のプロモーターと交渉して一本独鈷で興行を行ってきました。

今で言うインディーです。苦労したでしょうね。

小畑千代は、そこで世間の偏見を変えるには、レスラーが「闘う者」としての姿勢を見せること、そして観客をヒートさせる試合ができるようになること、つまり、強さと巧さが必要であると考えます。

1968年には、東京12チャンネル(現テレビ東京)の白石剛達プロデューサーが、日本女子プロレスのレギュラー放送を決めたために、目玉選手として小畑千代や佐倉輝美らが同団体に招かれます。

小畑千代は、“本場”アメリカで女帝と呼ばれたファビュラス・ムーラと満員の蔵前国技館で戦った時は、開局間もない東京12チャンネルで、24.4%という当時局最高の視聴率を叩き出しました。

局の事情で中継は1970年に打ち切られ、団体も解散しますが、4年後に同局が国際プロレスの中継を開始したときに、白石剛達は彼女たちに借りを返すべく、国際プロレスに女子部を作らせ、彼女たちは2年間国際プロレスのリングにあがっています。

全日本女子プロレスの、歌う人気レスラービューティー・ペアがブレイクしたのは、国際プロレスの女子部が休止され、事実上彼女たちが引退した翌年でした。

小畑千代
2015年の小畑千代と佐倉輝美(『女子プロレスラー小畑千代』より)

書籍には、小畑千代の生き様だけでなく、彼女の出身地の浅草のようすなども詳しく描かれていて、高度成長期の明るく大らかな昭和時代を知ることが出来ます。







数々の人気レスラーを世に輩出した、全日本女子プロレスとの接点は全くありませんでしたが、小畑千代がレスラーとして活躍したことが、女子プロレスの隆盛につながったことに間違いありません。

アメリカにおけるプロレスとは、レッドネックといって、保守的な貧困白人層がヒートアップできる娯楽としての位置づけにありました。

しかし、日本では、階層に関係なく親しまれている「スポーツ」としての体裁を伴って発展しました。

理由は、日本の産業の先頭に立つ一部上場企業がスポンサードし、全国ネットのテレビ局が中継したからであると私は思っています。

たとえば、力道山やジャイアント馬場をスターにした「プロレス中継」は、三菱電機が単独でスポンサードし、日本テレビが当時、25局以上の地方局とのネットワークでゴールデンタイム(金曜午後8時)に放送しました。

そして、視聴率は常に20%超え。

時の実況、徳光和夫をして「全国2500万のプロレスファンの皆様、こんばんは」と冒頭に挨拶するのも決して大げさではなかったのです。

それゆえ、主力選手は説得力のあるアスリートでなければならなかったのですが、女子プロレスにおける小畑千代も、そうした日本のプロレス文化を創った一人であると言えるでしょう。

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甘いかぼちゃとミルクホイップクリームをはさんだドーナッツ


土佐万次郎かぼちゃ、ご存知ですか。

私はかぼちゃに詳しくないので、えびすかぼちゃぐらいしか知らなかったのですが、今日ご紹介したいのは、その万次郎かぼちゃを使ったという『かぼちゃのふんわりドーナツ』(フジパン)です。

小畑千代

かぼちゃクリームと、ミルクホイップクリームをはさんだドーナツです。

小畑千代

しかも、表面にはキャラメルチョコもコーティングされている、なかなか手の込んだ作り方です。

小畑千代

万次郎かぼちゃのクリームはきれいな黄色で甘いのです。

ホイップクリームと一緒に食べると、ふんわりしたホイップクリームの口当たりと、キメの細かいなめらかなかぼちゃクリームの溶け合う感じがなんともいえません。

キャラメルチョコはその名の通り、キャラメル味のチョコレート。

全国的にも珍しいかぼちゃとミルクホイップクリームとキャラメル。

甘党にはこたえられないパンです。

万次郎かぼちゃ、ドーナッツでその甘さを体験してみませんか。
女子プロレスラー小畑千代 闘う女の戦後史 [ 秋山訓子 ] - 楽天ブックス
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コメント 14

makkun

女子プロレスラー小畑千代の事は
全く存じ上げていませんでしたが
読んでいく内にストリップ劇場の事が
書かれてましたので思い出した事があります。
私が17~18歳の頃(47年前頃)にあった映画館(大塚)で
映画の前座で小人プロレスの相手で
女子のプロレスラーがやってました。
by makkun (2017-09-17 20:09) 

pn

ビューティーペアからの記憶しか無い(^_^;)
by pn (2017-09-17 20:51) 

nikki

東京12チャンネルなら女子プロレスやりそうですね。
経営難から放送時間短縮した期間をすぎて経営再建途中ですし。

土佐万次郎かぼちゃ知りませんでした。
by nikki (2017-09-17 21:04) 

deepredcocktail2

>小畑千代 さすがに名前だけしか記憶にない

by deepredcocktail2 (2017-09-17 21:55) 

末尾ルコ(アルベール)

『闘う女の戦後史 女子プロレスラー・小畑千代』・・・これはおもしろそうな内容ですね。『世界』へ連載していたのですか。『世界』は最近あまり手に取っていなかったので、気づきませんでした。それにしても日本の初期女子プロレス界で戦った小畑千代の姿、たまらなく刺激的です。「世間の偏見」を覆すためにどれだけの心身の努力と苦悩が必要だったことか。この辺りの戦いは、一般スポーツではあり得ないことだし、芸能の世界でもないですね。プロレス、しかも女子プロレス界ならではの刺激的な戦いです。実に興味深いです。特にファビュラス・ムーラ戦に至る部分はエキサイティングそのものですし、今のプロレス団体は、男女限らず、インディのマニアックな世界に甘んじて満足しているのではなく、少しでも見習ってほしいところです。そして小畑千代の戦いは、プロレスの世界だけでなく、何か新しい価値観を創り上げようとしている人間すべてにとって、とても刺激となる先達のストーリーと成り得ますね。

土佐万次郎かぼちゃ・・・これは高知のかぼちゃなのですね。知りませんでした(笑)。高知県民とは言え、あまり知られてないような、あるいはわたしがかぼちゃを食材としてさほど使用しないから知らなかったのかもしれません。でも『かぼちゃのふんわりドーナツ』は美味しそうですね。ホイップが効いてますよね~。しかしかぼちゃとホイップとキャラメル味のチョコレートとは、見事な甘味ハーモニーです。この秋、ブラックコーヒーと一緒に食べたいものです。

考えたら、野菜ジュースなどを利用するという手もありますから、高いときは「野菜を買わない」というのもいい方法ですね。カット野菜はわたしもよく使っています。そしていつも安価なもやしとかも(笑)。
それにしても、生産量が減ってしまったのが理由とはいえ、野菜に関しては(なんだ、この値段は!)という数字を見る機会がこの1~2年は多過ぎる感があります。生産者の方々も大変なのでしょうが、消費者も大変なので(笑)どうにかならないかといつも思います。

日本のプロレスは社会的地位が他国のプロレスより遙かに高かっただけに、風当たりも強く、それだけに予想外のエキサイティングな出来事や事件が多く起こり、それがいまだにワクワクする議論などになっています。やっぱりこの「予想外の可能性」を含んでいたのが昭和のプロレスだった感を最近また強く感じてまして、それはほとんどコミックショウと化したWWEにもないものだし、競技化がほぼ完成されたUFCなど総合格闘技もないおもしろさだったのではないかと思います。現在のWWE的な見た目とストーリーがすべてのような路線は、米国ではスーパースター・ビリー・グラハムが人気を博していた頃から着々と築かれつつあったのでしょうし、米国に根強く定着している「マッスル&マッチョ崇拝」の心理があってこその大人気だという気がします。だからわたしも米国のやり方をそのまま当てはめるのは無理筋だったのだと思います。

>暗黙のうちに視聴者が理解し、その前提でレスラーの凄みやプロレスの奥深さを楽しむという方向に行ってくれれば

本当にその通りだと思います。「普通のスポーツ格闘技とは違うけれど、何か凄いことが起こる可能性がいつでもある」・・・そんなイメージのジャンルであってほしいですね。WWEはマッスル&マッチョのトーク&コミックショウですし、新日本プロレスの今の「凄さ」は矢継ぎ早に繰り出される危険度が高い技だけであって、試合展開や結果はいかにも「会社の方針通り」で刺激がまったくありません。ただ、今のプロレスファンが、昭和プロレスファンから見たら味気なく平板なプロレスを「刺激的」だと盛り上がっているのも問題を複雑にしています。

台風18号、なかなか風雨が強い時間がありました。明日は東北・北海道へと向かうと予想されていますが、これ以上の被害がでなければよいのですけれど。 RUKO

by 末尾ルコ(アルベール) (2017-09-17 23:22) 

ナベちはる

手が込んでいるだけあって、一口食べたら食べるのが止まらなくなりそうなパンですね☆彡
by ナベちはる (2017-09-18 00:58) 

なかちゃん

小畑千代さんを知らなかったというより、女子プロレス自体をあまり見たことがありません。
富山はテレビのチャンネル数が少なかったからだと思いますが、国際プロレス自体見たことがないんです ^^;
だから、最初に知った女子プロレスラーがビューティペアとかいうので、ビューティでもないのに身の程知らずが…程度の想いでした。
残念です。

by なかちゃん (2017-09-18 06:59) 

うつ夫

神取忍と似過ぎですね。
色んな意味で
by うつ夫 (2017-09-18 08:18) 

Take-Zee

こんにちは!
懐かし過ぎる女子レスラーです。
佐倉はスリムでそれなりに可愛かった気がします。
と言っても私より一回り以上年上のお姉さんです。

 でも、いっぷくさん・・こういう話題をよく思いつきますね!
昭和真っ盛りの人間にはうれしいテーマです。

by Take-Zee (2017-09-18 08:38) 

チャー

パン生地がドーナッツに見えない?でも 美味しそう〜 パンプキン商品増えてきましたね 実りの秋です^ ^楽しみ楽しみ
by チャー (2017-09-18 09:35) 

たじまーる

小畑千代のことは知らなかったです。
女子プロレスの先駆者として
とても凄い方だったのですね。
このような方が新たなる時代を
造って行かれるのですね。
by たじまーる (2017-09-18 10:35) 

ヨッシーパパ

女子プロレスって、ビューティーペアからではなかったんですね。
by ヨッシーパパ (2017-09-18 18:21) 

kou

女子プロの存在は知っていましたが、やはり鮮明に印象に残っているのはビューティーペアくらいですね。

徳光和夫アナの実況中継は大好きでした(^_^)
by kou (2017-09-19 07:53) 

えくりぷす

小畑千代とは、こんな方でしたか。
快楽亭ブラック師の落語のマクラに出てきたので、それで名前だけ知っていました。
スナックさくらのある浅草で、自転車に乗っているところを時々見かけるみたいな話でしたよ。
by えくりぷす (2017-09-19 11:25) 

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