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『ドラえもん』井筒和幸監督の酷評に賛否両論

ドラえもん


『ドラえもん』またぞろ作品論争です。藤子・F・不二雄作の原作はすでに終わっているにもかかわらず、テレビアニメや映画は続いているので、この話題は定期的に発生します。今回は、井筒和幸監督の酷評がきっかけになっています。(上画像はGoogle検索画面より)



今回も、ライブドアニュース風に、概要を3点でまとめてみます。

井筒和幸監督は、『週刊現代』の連載で『新・のび太の日本誕生』を酷評した。「これだけ苦労知らずの夢の道具をためらいもなく出してくれると、のび太の人間形成に逆効果じゃないのか。ますます怠け者で臆病な大人になるのではと危惧したよ」「そんな甘やかし過ぎたら孤独に打ち勝つ大人になれるもんかと思ったね」

だが、一つだけ感心したことがあったという。ドラえもんがギガゾンビに「お前がこの過去に君臨しようとも正しい歴史には勝てないんだと良いことを言う。ママさん、意味分かったかな?」

ネット民の多くが賛成、反対の意見を表明した

という展開です。

出典のまとめサイトです。

井筒和幸監督の『ドラえもん』酷評に賛否両論

反論については、井筒和幸監督自身に対する好き嫌いや、井筒和幸氏の監督としての評価を絡めたものがあるのですが、それは論点と違うので、今回は措きます。

それらをのぞいた、「まともな」賛否は、だいたい次のとおりです。

高畑勲も同じ事言ってるな こういう映像を見ていくら「勇気をもらっ」たつもりになっても、現実を生きていくためのイメージトレーニングにはならないことは当然である。(

こいつはアニメと現実の区別がつかないのか? (

ドラえもんって道具を悪用すると例外なく痛い目来てるんだけどなー (

ドラえもんは悪魔の誘惑。ジャイアンが鍛え、スネ夫が現実を教え、なんとかのび太が普通の人間でいられる(

映画版の、ひみつ道具が絶大な効果を発揮したり、ジャイアンが妙に男気があるような描写だけを見せられたら
「のび太の人間形成に逆効果」的な話になる←原作もちゃんと見ろという意見(

実際には絶対にあり得ない物語だからこそ誰もが聞きたがるんだろう (

文明の利器に頼りすぎる現代の風刺作品として始まった漫画だろ?
有名になりすぎて方向性が変わったけど本来は井筒の意見と合致してる (

井筒和幸監督の前提が間違ってる。セワシはのび太の人間形成の為にドラえもんを送り込んだわけじゃないぞ。
貧困からの脱出だ。 (

ドラえもんの裏側には、作者(藤子F不二雄)の 「ダメなヤツは何をやってもダメ。」など、諦観すら越えたシニカルな姿勢と、それを踏まえたうえで子供に接する優しいまなざしがある。(

ドラえもんが本気出したら、全ての問題は「起きる前」に解決できる。にもかかわらず、あれだけもトラブルが続くのは、それを通じてのびたを教育するため、しかありえない(

まだまだたくさんありますが、いや、それにしても多様な意見が出てびっくりしました。

ネット民は、それほど『ドラえもん』を熱心に観ていたのですね。

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原作とテレビアニメ・映画の共通点と相違点


私は、のび太というキャラクターに好感が持てないので、『ドラえもん』がどうも好きになれず、ですからそれほど熱心に観ているわけではありません。

『魔太郎がくる!!』、『ドラえもん』ののび太とどちらが罪深い?
『キテレツ大百科』『ドラえもん』『モジャ公』の三択ならば?

ただ、赤塚不二夫作の『天才バカボン』や長谷川町子作『サザエさん』の原作も、アニメ番組とは異なり、かなりブラックユーモアや、ちょっと残酷なシーン、エッチなシーンなどもでてきて、作風自体に“毒”がありました。

『ドラえもん』も同様に、原作とテレビのアニメ、そして映画では、作風は異なります。

アニメや映画を見ると、ママが厳しいのに、のび太はもっぱら自分の責任で怠惰なのですが、原作では、少なくとも当初は、のび太は一人っ子で過保護という設定です。

また、原作では、ジャイアンやスネ夫が、もっとえげつなく単純に悪役なのですが、映画では敵ではなく同志然として描かれており、彼らの成人後の将来も親しくしている「青春物語」になっています。

かように根本的な設定から違うので、テレビアニメや映画は、もともと原作者の意図とは別なところにあるもののような気がします。

一方、のび太はドラえもんの道具に頼っても、ハッピーエンドになりません。

どんな万能な道具を手にしても、人間の使い方次第という教訓が感じられますが、それは、原作、テレビアニメ、映画に共通しているモチーフだと思います。

そして、原作は学年誌(小学○年生)に連載されており、いずれは読者でなくなる(進級する)ため、それに合わせて、のび太がドラえもんに頼らないことを誓う最終回も描かれたことがあります。

ですから、ダメ人間のままではなく、作者にはのび太を成長させようとする気もあったのではないでしょうか。

いずれにしても、映画を1本観ただけで、「『ドラえもん』とは……」という論評はむずかしいのではないかと思います。

ドラえもん。みなさんはどう思われますか。

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