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がん検診の早期発見・早期治療で「寿命は延びない」の真相は?

江ノ電600形601

がん検診の早期発見・早期治療で「寿命は延びない」のか? 専門的な話題ですが、早期発見・早期治療が大切と言われているがん治療なのに、実はそうじゃないという意見ができたら、私たちは戸惑いますよね。実際の所はどうなのか、考えてみました。



タイトルと画像が合いませんが、So-netブログユーザーのpokoさんが、『かぼちゃ、オクラ、なす、ピーマンなどの野菜の揚げ浸し』を記事で披露されていて、

今日はどうかな?

美味しそうだったので作り方をお尋ねしすると、

「好みの濃さにした麺つゆに生姜(チューブですが)をいれるだけで美味しい揚げ浸しが出来ますよ!一度試してみてはいかがですか」

とのことでしたので、さっそく試してみたのです。

ちょうどオクラが安かったのです。

それにエリンギを加えてみました。

オクラには、ガラクタン、アラバン、ペクチン、βカロテン、カリウムなどが含まれているといわれますが、どう食べるかということが課題だったので、pokoさんの調理は参考になりました。

がん検診の有効性にも色々ある


さて、今日盛り上がっていた話題の一つは、これです。

がん検診・早期治療、「寿命は延びない」か?

近頃流行している医療否定の一つ、「がんの早期発見・早期治療は無意味だ」という話です。

リンクしたまとめスレの元記事を要約しますと、欧米では1970年代から、がん検診を受けた人と受けない人を無作為に選んで、何万人もの人を対象に何十年も追跡したが、がん検診をしてもしなくても、予後にたいした効果はなかった。

その一方で、がん検診することで、ストレスがあったり、がんの過剰診断があったり、がんになってからの過剰治療があったりとデメリットがある。

しかも医療費がかさむ。だから、がん検診はやめろという話になっています。

みなさんは、がん検診はされていますか。

結論から書くと、がん検診が有効とみられるがんもあれば、そうでないがんもある、といわれています。

そうでないがんは、医療機関も積極的には行っていないはずです。

ただそれだけの話です。

にもかかわらず、今回のように全面的にがん検診を否定する潮流があるのはなぜでしょうか。

その理由ですが、その前に、上記まとめスレの元記事については、たかが私ごときですら、その論理展開に、いくつかのまやかしを発見することができます

「がん検診無意味」論のおかしいと思う点、かんたんに枚挙します。

1.「欧米」を例に出しているが肝心の日本の医療の現実に全く触れていない
2.膵臓がんや前立腺がんなどがん検診の適応が必ずしもあるとはいわれていないものを根拠に述べ、胃がんのような早期発見が必要ながんは絶対に触れない
3.「がんもどき」理論を主張してがん治療そのものを否定しているが、その矛盾は一切スルーされている


つまり、自分の都合のいい根拠だけを持ち出し、都合の悪いものは一切触れない、甚だ非合理な主張なのです。

「1」では、欧米は早期発見であってもなくても、がん治療の治癒率は変わらないと述べていますが、そもそも欧米の医療実態が素晴らしいとはいえません。つまり全くモデルになりません。

たとえばアメリカは、世界でもかなり少ない医療者で成果を出している特殊な事情があり、イギリスは他のEU諸国に比べても、医療の成果(がん治療の生存率)は高くないと言われています。

対する日本では、誰が何のがんでどの病院にかかろうが、おおむねがんのステージが軽いほうが生存率は高い、つまり早く発見したほうが助かる確率は高くなっています。

いずれにしても、「欧米」の話を、何の留保もつけずに日本の医療に当てはめるのは、その時点でインチキです。

「2」ですが、膵臓がんのように超早期発見でないと有効でないものや、逆に進行が鈍いといわれる前立腺がんは、たしかに年に1度のような定期検診による発見がよいとはいえません。

だから、がん検診否定派は鬼の首でもとったように、必ず鉄板でこの2つを根拠にするのですが、他の臓器がんのように、ステージによって治療法も5年生存率も異なるものをきちんと例にとって説得力ある説明を行うべきです。

なお、いくら進行が鈍いと言っても、前立腺がんが命を脅かす病気であることはたしかなので、はやいうちに見つけて治療の選択肢を確保したほうがいいのは当然のことです。

「3」ですが、記事では、いわゆる「がんもどき」理論を主張し、がん治療そのものを否定しています。つまり、がんは発病してからすごいスピードで進行してしまうものもあれば、放っておいても全然進行せずに、なかなか死に至らないものもあるのに、決まりきった治療をすることで、後者は過剰治療になりかねないという主張です。

しかし、「がんもどき」の最大の矛盾点は、あるがんが発見されたとして、それががんもどきか「本物のがん」かどうかは診断できず、後になってから結果論で、「これはがんもどきだったかもしれない」などと無責任に評論するしかできない、つまり現実の医療には何の意義もないものであることです。

>「過剰治療で寿命縮めるかもしれないけどどれが過剰治療かはわかりません」って何だよそれ

という上記まとめサイトの批判コメントはもっともです。

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本当に医療費が問題なのか


この手の記事の最大の狙いは、「医療費がパンクする」という国策のプロパガンダであると思われます。

が、実際には日本の医療費は2011年時点で、GDP比で先進7カ国中最下位、GDPの上位30国中21位(「OECD HEALTH DATA 2006」)といわれています。

要するに、他国に比べて医療費は低いのです。

にもかかわらず、WHOの「World Health Report 2000」では、健康達成度が世界第1位、平等性が第3位とされています。

乳児死亡率も、7カ国中もっとも少なくなっています。

主要各国の一人当たりの医療費と平均寿命の相関では、我が国は世界でもっとも優秀な国と言えます。

ですから我が国は、少なくともこれまではすばらしい医療的成果とコスパを誇ってきたのです(これからはわかりませんが)

といっても、日本民族が特別な健康の遺伝子を持っているというわけではありません。

科学技術や食生活の向上、そして医療技術の高さと皆健康保険制度など、日本の戦後社会の科学的文化的発展と制度的成熟が、国民の健康を分け隔てなく支えてきたからにほかならないのです。

ですから、今の日本の問題は、「医療費がかさむ」ことではなく、その成熟した制度を国民が十分に享受できているとはいえない「豊かでも貧しい国」であることが問題だと見るべきではないでしょうか。

今の医学・医療が無謬というわけではありませんが、一歩先の真実に到達するための新しい考察は、もっと根拠や論理展開に精緻であってほしいと思います。

まとめスレの「がん検診無意味」論について、私は賛成できません。

近藤誠氏の『がんもどき理論』の誤り―病理医の見たがんの真実

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green_blue_sky

話題からそれますが写真のなすがおいしそう(^▽^;)
by green_blue_sky (2017-08-03 19:28) 

末尾ルコ(アルベール)

わたしの医療に対する基本姿勢は、「自分に最も適した方法を取る」というもので、様々な状態や状況を比較検討した上で、医療機関を受診するのがよりよいと判断すれば行くし、自分で療養するのがよりよいと判断すれば、そうするという感じです。そのおかげでかなり我慢強くはなっていますが(笑)、(これは受診しなければまずい)と判断すれば、もちろん医療を利用します。ただそうした判断をするためには、まず身体や病気に関する基礎知識、そして様々な最新の情報などを常に吟味する必要があり、もちろん「万全」とはいきませんが、極力その方向で生活しています。
癌検診に関してもいろいろ考えるところはありますが、細かく書き始めるとやたらと長くなりそうなので自重いたしまして(笑)、まあシンプルに纏めれば、「検診を全面否定するのはあまりに蒙昧」だと思いますし、「誰に対しても十把一絡げに同じような検診を薦める」というのもどんなものだろう、というところです。一人の人間が何らかの病気に罹患して、「何をして治った・治らなかった」というのは常に一つの結果しかないもので、「あの人は、別の方法ならばよかった」的な言い方を後出しでする人が多いのは困ったものですが、いずれにしてもより多くの人たちが健康や医療に対して自覚的にしっかりした知識をつけていってほしいですね。それと、どのような医療や療法であっても、提供する側はしっかりとリスクを説明するべきだというのもよく思います。
あと、すぐに「欧米では」と言い出す人がいまだにいますが、平均寿命に関しては常に日本が世界でもトップクラスなんですよね。食生活を筆頭に、健康維持について欧米が日本を見習う要素の方が多いはずなんですね。

わたし実は、「目頭が熱くなる」「胸に熱いものがこみ上げる」などは今でもしょっちゅうなんです(笑)。最近でも、テニスの凄い試合を観たり、ドキュメント番組でマリリン・モンローのエピソードを観たり、バレリーナの凄まじい動きを観たり、あるいは山田姉妹などのあまりに美しい歌唱を聴いたりとか、とにかく「凄いもの」には人一倍ダイレクトに感情が反応します。ただ、極力涙を流すまでは至らないようにしています。「弱さ」を外へ出すのが好きではないのです。
幼少の頃はもちろんよく泣いていたと思うのですが、小学校あたりから、同級生らの前で泣くのは「大きな恥」だという風潮がありまして、なかなか学校などでは泣くわけにはいかなかったです。特に喧嘩して「泣かされた」なんていう評判が立ったら、間違いなく卒業までそのイメージが付きまとうという、そんな雰囲気が子どもの社会にありました。

>か弱さとか感受性の強さを感じるより先に言論で決着がつけられない情けない人という評価をしてしまいます。

野々村は醜悪極まれりでしたが、そう言えば、稲田元防衛大臣も辻本清美に泣かされてましたね(笑)。でも稲田センセー、あの件のすぐ後に『プライムニュース』へ出演していたんですが、「あの時はいろんな思いがこみ上げて、感情が云々かんぬん」的な、まあ詳細な言葉はちょっと違ったかもしれませんが、だいたいこのような感じで語っていました。ひょっとして稲田センセー、(泣いちゃったわたしって、可愛くて人気アップ)くらいに捉えているのかなと、不思議な気がしたものです。
プロレスではベタですが、ファンクスVSブッチャー・シークのフォーク試合です。特に試合後、テーマ曲の「スピニング・トゥ・ホールド」が流れた時とか。逆に猪木が晩年にちょいちょいやった「お涙頂戴」的展開には非常に困りました(笑)。倉持アナはある時期までは割と普通だったと思うのですが、ある時期からは今ではあり得ないようなトンデモ実況を連発していましたね。ネタとしては嫌いではなかったのですが(笑)。
結論としては(笑)、「安易に泣く」のは違うと思うのですが、「胸が熱くなる・目頭が熱くなる」、要するに「凄いものに感動する」というのは、それがなくなったら「終わり」くらいに考えておりますので、これからもどんどんやっていく所存でございます。  RUKO

by 末尾ルコ(アルベール) (2017-08-03 19:51) 

ワンモア

自分はがん検診を受けたことがないですが大変勉強になりました。それと一枚目の茄子料理も大変参考になりました(笑)
by ワンモア (2017-08-03 20:12) 

nikki

がん検診はしたほうがいいでしょうね。
何でも文句をつけたがる人が多くなったような。

by nikki (2017-08-03 21:24) 

うつ夫

がんもどき理論が根拠になっている時点で、その記事の信憑性は問題ありと思いますが…。
by うつ夫 (2017-08-03 21:33) 

藤並 香衣

がん検診は受けていません
すべてのがん検診を一年ごとに受けようと思うと
自費という面を考えてもそれなりの出費ですし
(保険や年齢によって国の補助もありますが)
進行性のがんだと1年の検診と検診の間に発症し
最悪そのままなくなるケースもあるので
あんまり意味はないのかなって思います
by 藤並 香衣 (2017-08-03 22:21) 

pn

医療費よか年金が気になる(^_^;)
エリンギ美味そうですねー♪
by pn (2017-08-03 22:26) 

poko

いっぷくさん、こんばんは。
揚げ浸し参考にして下さったんですね。
お皿も盛り付けも上品で美味しそうですね!
by poko (2017-08-03 23:15) 

犬眉母

小林麻央さんが、治療が遅れたのが死因と叩かれているときに、がん検診は無駄なんて、元記事はかなりチャレンジャーな記事ですね。

転移などしない段階で治療すれば、大半のがんは5年無病生存できるのに、みすみすそれを逃してしまうような話を、する方もする方ですし、真に受ける方も真に受ける方です。せっかく医学が発達してるのに残念ですね。
by 犬眉母 (2017-08-03 23:45) 

ナベちはる

>「豊かでも貧しい国」
テレビ番組か本で読んだかは憶えていないのですが、「幸福度」で見たときの順位は発展している日本でも全世界と比べてもそれほど高くなかったというのを知りました。

そこには「幸福度」を計るための基準として「経済面」や「健康面」などいろいろあったような気がするのですが、それを見て「幸せってなんなのだろう?」と思っています。
by ナベちはる (2017-08-04 00:57) 

yamatonosuke

野菜の揚げ浸し美味しそうですね。
この時期冷やして食べるのも美味しいかも〜
by yamatonosuke (2017-08-04 02:12) 

えのみ

前立腺がんになった父が有名なK大病院へ行って検査しても
何でもないと帰され、そのうち肺などに転移してしまい
直接の死因ではないですが他のことで亡くなりました。
高齢だから結局は治療もされないまま放置されたのはないでしょうか。

by えのみ (2017-08-04 02:25) 

johncomeback

「野菜の揚げ浸し」美味しそうですね。
作り方も簡単だし真似して作ってみます(^^)
by johncomeback (2017-08-04 07:12) 

Rinko

夏野菜で作る揚げ浸し、とても美味しそうですね~!
暑い時期はこういう食べ物が嬉しいですね^^

がん検診は毎年行っている人間ドッグに入ってくるものだけしか受けてないです。
by Rinko (2017-08-04 07:44) 

Take-Zee

こんにちは!
早く不治の病で無くなって欲しいですね。

by Take-Zee (2017-08-04 07:54) 

なかちゃん

どこの誰が書いているのかは分かりませんが、聞く必要のない意見だと思いました。
病気に対してのことと言うなら、がんに限る必要はないと思いますので全ての健康診断も同じじゃないかな?
まぁ、その辺はどうでもいいけど、ボクは罹患経験があるのでそこからの思いは『ばぁ~か…』ですね。
やはり早く見つかれば治ると信じたいので、健診の機会があれば受診したいですね(^^)

by なかちゃん (2017-08-04 09:09) 

チャー

揚げ浸し美味しそうですね(^ ^)
私も麺つゆに生姜を入れて同じように作っていますが かぼちゃやオクラを入れると 色も鮮やかで美味しそうですね 更には栄養価もアップ!夏には もってこいのメニューです!
by チャー (2017-08-04 10:01) 

makkun

「癌」と聞いても「自分とは関係ない」と
思いがちですが、我が家の血統の中で
40代の姪が胃ガンに侵されてステージ3状態ですので
他人毎では無いぞ・・と考えるようになりました。
カボチャは毎朝の味噌汁の具として・・
納豆キムチも毎日・・・
オクラも大好きなのでオカカを有り掛けて
酒のオツマミで食べる事が多いです。
しっかり読ませて戴きましたです。

by makkun (2017-08-04 12:05) 

kou

自分は健診で2次検査を指摘され、「癌の疑いがある」との診断でポリープを切除しましたがその判断は正解でした。
検査をしていなかったら、今頃どうなっていたか・・・。
延命などは希望していませんが、早期発見、治療は必要ではないかと切に感じました。
by kou (2017-08-04 14:59) 

ヨッシーパパ

私も、もうとっくに癌年齢なので、検診を受けなければいけないなぁと思ってはや10年以上も経ちました。
by ヨッシーパパ (2017-08-04 19:02) 

ミムラネェ

こんばんは
野菜の揚げ浸し美味しそうです^^ 
うちは麺つゆに酢も入れています~♪
毎年がん検診は受けていますが だから大丈夫とは思っておらず
気になる時は病院に行くよう心がけてます^^;
by ミムラネェ (2017-08-04 20:58) 

oem

事業内容: 
工場との連絡(お客様が依頼した商品の製造上の意見や問題等を工場に伝える)
工場調査(工場の環境、規模、生産能力など)
商品開発(商品のデザイン、製造、包装)
検品(商品の品質の検査)
アマゾン(アマゾンFBA納品、出荷)
URL: http://www.cgksupply.com/business/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E8%BC%B8%E5%85%A5%E4%BB%A3%E8%A1%8C/
Email: info@gafound.com

by oem (2017-08-05 11:06) 

チナリ

こんばんは。

ネットでは自分の都合の良い意見ばかりを書いている人が多いように思えます。

日本での統計ではなく、且つ日本の医療について触れてもいないとはおかしな話ですね。

by チナリ (2017-08-06 02:27) 

伊閣蝶

私の連れ合いは腫瘍マーカーの値を元に、「経過観察でいい」という医者の意見に疑問を持って、他の医療機関に移って調べてもらいました。
結果として子宮がんが見つかり、幸い手術も成功したのですが、もしもあのまま経過観察で放置していたら、と思うと背筋が寒くなります。
まだ5年を経過しておりませんから安心は出来ませんが、早期発見のための検診はやはり有益だと思います。
早く見つかれば結果として医療費の節約にも繋がるように思われますし。

by 伊閣蝶 (2017-08-06 23:40) 

クッキー

癌検診は必要だと思います、私は前立腺癌早期発見で
治療しましたが、25年ほど前に妻を大腸癌で助ける事が
出来ませんでした・・・。
統計は色んな数値のマジックで比べ、やり方で正反対の
評価も出ます。
by クッキー (2017-08-07 18:30) 

風の友

まったく同感です。
こんな本が発刊されること自体問題です。
私は検診で肺がんを発見されてオペを受けました。
術後すでに8年になりますが、元気です。
早く発見できたのが良かったのです。
ステージ1でした。

by 風の友 (2017-08-07 22:08) 

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