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放課後等デイサービス、利用日数上限をめぐる2つの不合理

放課後等デイサービス

放課後等デイサービスをご存知ですか。就学している障害児が、サービスを提供する事業者と契約して、放課後や休日に、さまざまな発達支援を受けられるサービスです。今、そのサービスが厚労省に切り詰められてしまい、障がい者は困っています。その内容を簡単にご紹介させてください。



児童福祉法には、障害児通所支援として、障害児の放課後等デイサービス事業の利用が定められています。

支援内容は、

運動療育をメインに行うところ、
学習支援を行うところ、
言語指導に力を入れているところ

など、事業所によってそれぞれ違いがあります。

利用には、自治体から各障がい者に交付される通所受給者証が必要です。

そこには、1ヶ月の最大サービス利用日数(支給量)が明記されています。

かつては1ヶ月に31日、つまり毎日欠かさずデイサービスを受けることができました。

ところが、福祉の切り捨てで上限が設けられ、利用できる日数が減ってしまいました。

厚労省が昨年3月、各自治体に、「支給量は原則として,各月の日数から8日を控除した日数を上限とする」と通知したのです。

「8日」という根拠は、一週間のうち、平日だけサービスを利用するとしたら、土日の2日間は月に少なくとも4回あるので、2×4=8日引いてもいいだろうという理屈です。

そこで、1ヶ月の31日から8日を引いた23日が上限日数ということになります。

この支給量について、2つの不合理が利用者から指摘されています。

特別区によってすら上限が違う矛盾


東京23区の中でも、上限の日数が違っています。

品川区は10日※ですが、大田区、世田谷区などは、厚労省の“言いつけ”を守った23日が上限で、それ以外の自治体も23日を上限とするところが多いようです。

住む自治体ごとに違うのは、法の下の平等にもとるのではないでしょうか。

※品川区障害児通所給付費等の支給決定基準に関する要綱による

日数の数え方の矛盾


「23日」は、週5日利用を念頭に置いた数字のはずですが、実は23日の支給量では、放課後等デイサービスを週5日利用できないことがあります。

放課後等デイサービスは、事業所のカリキュラムやその他の事情から、月~火はA事業所、水~金はB事業所というように、1箇所ではなく複数の事業所を利用することがあります。

その場合、利用者はそれぞれの事業者と直接契約を結びますが、A事業所は週に2日ですから、利用しない5日×4の20日を31日から差し引き、契約日数は11日あるいは10日になります。

次にB事業所を契約を結ぶ場合、B事業所は自動的に23-10=13日になります。

しかし、1ヶ月13日では、5週目がある月の場合、週3日通えないこともあるのです。

たとえば、2017年10月の場合、第5月曜と第5火曜があるため、月~水の週3日利用なら、3×4+2=14日必要になり、1日足りなくなります。

これは、利用する日を数えるのではなく、利用しない日を引き算するという不自然な計算方法を採用している矛盾です。

そういうことで……


障がい者を叩くことが好きなネット民は、例によって、「デイサービスなんて、障がい者を優遇するな、税金の無駄だ」という主張をするのでしょうね。

放課後等デイサービスは、健常者でいう学童保育の面があります。

また、障がいのある児童・生徒は児童館を健常児のようには利用しませんから、それに相当するものと解して間違いではないでしょう。

ですから、そのサービスをもって、障がい者「だけ」の優遇とはいえないと思います。

何より、放課後等デイサービスに参入する事業者が、今どれだけ多いかご存知ですか。

はっきり申しましょう。

その人々は要するに、障がい者に食わせてもらっているんですよ

「その人々」だけではありません。

当該産業の活性化が新たな雇用を生み、関連産業に需要をもたらしていき、経済が回っているのです。

障がい者を社会の邪魔者のように見ることは、その限りでもいい加減改めるべきですね。

それにしても、品川区の月10日は少なすぎですね。

移動支援サービスにも言えることですが、こうした福祉の不平等改善を望むものです。

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野郎ラーメン“定期券”あなたなら利用する?


1ヶ月の利用日数つながりで、こんな話題もあります。

以前、ブタックカードをご紹介した野郎ラーメンが、

ブタックカード

月8600円の基本メニュー定額制を実施するそうです。




8600円払えば、トッピングのない基本メニューを1日1杯、31日間食べ続けてもよいそうです。

基本メニューと書きましたが、たとえば私のようにブタックカードを持っているなら、麺増し、煮玉子付きにしてもよいそうです。

鶏G郎
鶏G郎
野郎ラーメンの鶏G郎(トリジーロウ)呑んだ後食べるといいかも

計算すると、基本メニューを12日を超えて利用する人には、得な制度です。

私はブタックカードを取ってから3ヶ月経ちましたが、まだ1度しか行っていません。

だから、今回はパスですね。

体育会系の学生とか、若い人向けなのかもしれませんね。

みなさんは、月に12日を超えて、とんこつラーメン召し上がれますか。

六つの瞳の光に輝らされて -
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コメント 18

pn

人手不足とかもあるのかな?それとも土日は休みたいとか(^_^;)
by pn (2017-10-29 23:33) 

nikki

規制するのは何か理由があるのでしょうか。

野郎ラーメンのニュース、体育会系や若い人向けでしょうね。あんなに量の多いラーメンをそんなに食べられない。

普通の量なら元とれそうです。
by nikki (2017-10-29 23:40) 

末尾ルコ(アルベール)

放課後等デイサービス、利用日数上限をめぐる2つの不合理・・・こうしたことを分かりやすく説明してくださるのはとても有り難いことです。かつて毎日欠かさず利用できていたサービスが減ってしまうだけでも利用者には大きな損失なのに、表向きの「上限」の日数ですら利用できないことになる場合もあるわけですね。こうした制度の作り方は、利用者の立場を理解してないという事実を如実に表しているように感じます。おっしゃるように実に不合理な変更はもっと社会的に問題視されるべきですね。

>「デイサービスなんて、障がい者を優遇するな、税金の無駄だ」という主張をするのでしょうね。

「自分がマジョリティに属している」という幻想のみで「取り柄のない自分」をごまかし続けているネット民は常にマイノリティ(と言うよりも、自分たちで勝手にそう決めつけている対象)叩きに躍起ですね。このようなネット民がどれほど空っぽで惨めな存在か、いつか分からせたいものです。子のような手合いは、社会がどのように回っているかの基本的な知識もないのでしょうね。
それにしても品川区は少なすぎますね。この状態はもっと問題視されるべきですね。

野郎ラーメン“定期券”あなたなら利用する?・・・12日を超えてですか。ラーメンは飽きが来ないので食べられないことはないでしょうが、敢えてそういうことはしたくないですね。わたしなら間違いなく、他の物を食べたくなります。そもそも8600円も前払いしたくないわたしがここにいます(笑)。

昨夜もメンテナンスになっていたのですね。時間別のアクセス解析で、やたらと少ない時間帯があるので(?)でしたが、理由が分かりました。29日はこちらは昼前からまたかなり風が強くなり、先週日曜日に引き続き顔面苦虫状態でしたが、さすがに6時間も7時間も続くことはありませんでした。しかし高知へまったく上陸してない割には強い影響でしたね。

>毎週日曜日に映画に連れて行ってくれていて

それは素晴らしいですね~。わたしは中一くらいから「映画ファン」になり、自分でどんどん映画館へ行くようになったんですが、それ以前は親が連れて行ってくれるに任せていたんですが、思えば20回もなかったような気がします。その中でとても印象に残る作品があり、映画ファンになるきっかけにはなりました。高知も当時は「地方にしては映画館が多い」県でしたが、レンタルビデオの出現は大き過ぎましたね。街の映画館はことごとく姿を消し、現在は実質、TOHOシネマズ高知のみがコマーシャルな映画館です(採算無視して頑張っている小さな映画館もあるにはありますが)。

>子供の頃から、特撮よりも生活感漂う作品のほうが好きだったのかもしれませんね。

これも素晴らしいと思いますよ!と言いますのも、近年「アニメだけ」しか観ない日本人が多くなっていて、「アニメも」観るけど「実写も観る」というのなら問題ないですが、「アニメだけ」というのが、しかも大人がそういう状態であるのは、正直なところ大きな文化的危機の一つだと感じています。日本アニメのレベルの高さは分かりますが、やはり「生の人間」でなければ表現できない世界が広く深くありまして、そういう世界に「興味が持てない」人が多くなっているの状況についてとても憂いています。

亀については今夜の記事で続編(笑)をアップしてますが、一度だけ自宅で飼おうとして失敗してしまいまして。失敗してどの亀がどうなったかとかの顛末は覚えてないのですが、とにかく「自宅で飼うのは無理」ということになってしまいました。だから余計に亀には高級感がありました。ザリガニとか沢ガニとかは近所の小川にいたので、ちょいちょい取って持って帰っていましたが、だいたいバケツに入れて庭へ置いておくだけでしたね(笑)。おそらく父がそういうことに興味がなかったので、子どもの「こうすればいい」とかアドバイスはまったくしなかったのも一つの原因ではないかと。そう言えば(←書いているといろいろ思い出すのがおもしろいところです 笑)、わたしは虫捕りには結構行ってましたが、父と行った記憶はぜんぜんないですね。決して冷たかったとか、そんなタイプではないのですが、「休日に子どもと何かしよう」というタイプでもまったくなかったようです。まあそのおかげか何か、「独りで過ごす」ことが子どもの頃から平気だったのは今となってはよかったです。これも、いただいたコメントを拝読しながら思い出したのですが、祖父母がジュウシマツを飼っていました。だからジュウシマツと厳しいプロテスタントの祖母のイメージがバッチリ重なっております。 RUKO

by 末尾ルコ(アルベール) (2017-10-30 01:10) 

ナベちはる

野郎系ラーメン、量がもっと少なければ魅力に感じるのですが…(汗)
by ナベちはる (2017-10-30 01:13) 

なかちゃん

ラーメンが好きでよく食べます…などという割には、週に2日行けばいい方だと思います ^^
12日ってことは、平均週3ですよね…きっと無理ですね。
障がいを持つ人を敵視する輩こそ、社会の害悪だと思います。
自分で実名を明かして主張すればいいのにね(^^)

by なかちゃん (2017-10-30 08:21) 

Rinko

障がいがあろうとなかろうと、平等に福祉サービスを受ける権利はありますよね。
上限日数が減ったことで困っている方々の事を思うと胸が痛みます。
by Rinko (2017-10-30 08:26) 

Take-Zee

こんにちは!
福祉に使われる予算の割合は多いとは言えません。
それ以上に無駄と思われる費目がたくさんあります。
そういうことが改善される政治が期待されますね。

by Take-Zee (2017-10-30 09:15) 

旅爺さん

お早う御座います。
政府がやる事って何にでも問題がありますね。
台風一過で晴れたと思ったら急に強い風が!”木枯らし1番だそうです。ク~~!”
by 旅爺さん (2017-10-30 10:05) 

johncomeback

野郎ラーメンの食べ放題は微妙な価格設定ですね。
月に12食(週3食)は無理だなぁ、血圧が上がります。
by johncomeback (2017-10-30 10:15) 

hana2017

放課後等デイサービスに参入する事業者が、今どれだけ多いかご存知ですか。
放課後等デイサービス・・・は、正直申し上げて存じませんでした。
しかし利用日数上限、利用時間制限については介護サービスと共通するものがあります。
>その人々は要するに、障がい者に食わせてもらっているんですよ。
その通りなのも共通していると感じます。

該産業の活性化が新たな雇用を生み、関連産業に需要をもたらしていき、経済が回っているのも事実です。
介護保険制度に便乗して次々と乱立するディサービービス施設の多さ、それは医療に全く関係ない様々な分野の事情者たちがいとも簡単に指定を受けて開設している状況からも明白。そこで働く人々の多くは資格試験もない、講習を受けただけのヘルパーさんがほとんど。
直接本人から「この資格をもっていたら、日本中のどこへ行っても仕事に困らない」という言葉を聞いたこともあり、そうした考えもあるのかと驚いた経験もありました。
取りはぐれる事のない国民の税金から支払いを受けて、安価な報酬で過酷とも言える労働を長時間課せられるスタッフ達。

私が週に二度通所しているのは、運動機能の回復を目的とした午前中だけのもの。だからよく聞かれる入浴も、当然食事もありません。
利用者のほとんどが高齢者たちで占められるのがティサービスだけに、一緒にお昼ご飯を食べるのが苦痛で仕方がなかった私は、こうした運動だけのサービス提供を待ち続けていたのでした。
皮肉な見方をするなら・・・これまでの経験から介護保険は当人たちよりも、家族のためにある。‥と思ってはいたものの。。
誰もが等しく、自分達に合った介護サービスを受ける権利はある。
その為にみんな働いて、多くもない報酬の中から介護保険料を支払っているのですもの。。

by hana2017 (2017-10-30 11:40) 

伊閣蝶

福祉関連の予算は年々増加する、などと政府や厚労省などはいいますが、その割には福祉現場のサービスは明らかに後退しています。
にもかかわらず、ネットなどでは障がい者をたたく連中がいる。
恐らく単なる憂さ晴らしなのでしょうが、こういう輩の存在が福祉のさらなるサービス低下を招いているような気がしてなりません。

by 伊閣蝶 (2017-10-30 12:35) 

森田惠子

「すべての国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。」と憲法は定めています。
これを守らなければならないのは国です。

by 森田惠子 (2017-10-30 13:49) 

makkun

放課後等デイサービスに参入する事業者が
多いと言う事は、健常者でいう学童保育よりも
経営的に魅力があるからだと思うのですが
それを考えるとオカシナ事をするものですね~
弱者救済は人間として・国民として前向きに
考えなくてはならないと思うのですが・・・
↑ のRinkoさんと森田恵子さんのコメントの通りです。
by makkun (2017-10-30 14:46) 

ミケシマ

いつも思うけど、こういうことをするから所謂「障がい者」と「健常者」の壁が大きくなっちゃうんですよね。
わたしは特定疾患対象者ですが、最近対象者枠、医療費上限額が改定されて月々の支払額が多くなりました。
わたしなどはまだ動ける方なのでなんとか働けていますが、働けない患者さんは辛いだろうな、と思います。
ただでさえ病気で思うように稼げず、さらに医療費もかかってるのに、なんだか国に「死ね」と言われているような気がしました。
障がいや病気って、一定の割合で存在するもので、わたしはその病気を「引き受けた」と思っています。
なぜ自分だったのか と考える中で自分を納得させるためなのかもしれません。
今回のデイサービスの件も納得できないものですね。
どうしてこういうとんちんかんなことしかできないのでしょうか。
本人や家族がどんな思いで毎日を過ごしているのかをわかろうともせず、浅い考えなんだな って思います。
by ミケシマ (2017-10-30 14:59) 

ヨッシーパパ

そんなに、店でラーメンを食べる機会はありません。
お好きな方には、便利な定期券ですね。
by ヨッシーパパ (2017-10-30 19:04) 

えくりぷす

なぜ品川区が10日と突出して少ないのでしょうかね?
・区長は区役所一筋(助役上がり)
・財政状況も23区の真ん中当たり
「子育てするなら品川区」を標榜しているとのことですが…
by えくりぷす (2017-10-30 19:14) 

ちびっ子ギャング

うちの、ちびっこギャング1号も放課後等デイサービスに通ってます。
行った日は、楽しかったようでクタクタに帰ってきます。
放課後等デイサービスに行ってる、この僅かな時間にか~ちゃんは夕飯の準備、ちびっこギャング2号に宿題をやらせ、ちびっこギャング3号に夕飯を食べてもらい…と。
放課後等デイサービスに行ってる時間は、うちにとっても、ちびっこギャング1号にとっても、貴重な時間です。

by ちびっ子ギャング (2017-10-31 00:33) 

まめ

2番目じゃダメですか、の発想と同じですが
切り詰めるところが間違ってるんですよ。
常にこの手の話を聞くと、自分の身銭を切れない政治屋どもが
多いと感じます。
by まめ (2017-10-31 12:10) 

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