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石原慎太郎を怒らせた中居正広はほんとにトンチンカンだったの?

石原慎太郎を怒らせた中居正広

石原慎太郎が、田中角栄について書いた『天才』(幻冬舎)の矛盾を中居正広に指摘され、激怒したそうです。ところが、ネット民はよく調べもせず、ジャニタレだから中居正広が悪いに決まっているという前提で、不毛な書き込みを連ねていました。せっかく面白い話題なんだから、真実ぐらい知っておいたらどうなんですか。(今回は全員敬称略、上の画像はGoogle検索画面より)



今回も、まとめスレをもとに、ライブドアニュース風に3点で概要を書きます。

五木ひろしの新曲発表会に、作詞者として出席した石原慎太郎が、今年1月に出版した田中角栄絶賛本『天才』に関連して、「今の日本は全部田中角栄がつくった。新幹線、各地の空港、高速道路……それをロッキード事件で葬った日本はバカだ!」と一喝。そして、今月出演した『金曜日のスマイルたちへSP』(TBS系)の話に。

同番組では、中居正広が、「当時から、そういうふうに(田中角栄は天才だと)感じられてたのか。それとも、 この長い間政治の世界で歩まれた“今”の石原さんが感じられて書かれたのかな。どちらでしょう」と尋ねたことに、「(中居正広が)訳のわからないことを言っていた」など「トンチンカン」呼ばわりして振り返った。

ネット民は例によって、事実も確かめず、ジャニタレだからきっと中居正広が悪いに決まっているの大合唱

という経緯です。

出典はこちら

石原慎太郎「2回怒りそうになったよ」中居正広に怒り

結論から書きますと、この件

中居正広が正しい!

むしろ、タブーが強まりつつある今のマスコミにおいて、自分の事務所からも睨まれた(?)厳しい立場なのに、中居正広はよくぞ元国会議員・都知事で、現在も作家として活動する“大物”に食い下がったと思います。

森且行引退会見の時、ジャニーズ事務所が止めたのに、ジャイアンツのユニフォーム姿で駆けつけて以来の男気ですね。

石原慎太郎といえば、田中角栄が成し遂げた日中国交正常化に反対する青嵐会(いわゆる石原派)を結成。後に清和会へ合流している、誰がどう見ても「反田中角栄」の急先鋒でした。

そして、ロッキード事件については、その金権腐敗ぶりを先頭に立って唾棄していたはずです。

にもかかわらず、『天才』では、親田中角栄への“転向”について、何ら説明がなされていません。

それに対して上記スレッドは、ジャニーズタレントのくせにという中居正広を責める書き込みが多数となりました。

田中角栄と石原慎太郎が、ともに議席を持っていた頃を知らない世代が書き込んでいるからだと思いますが、その多くは「わかっちゃいない」ものです。

知らなければ、裏を取って知ってから書くべきでしょう。

そうかと思うと、一見、わかっているようで、肝心なところがわかっていないこんな書き込みも。

石原慎太郎と田中角栄がどういう関係かがわっかていないのがナカイさん
あの石原が田中を「天才」とよぶのだから、それは皮肉、ただのほめ殺し。

う~ん。これも違うでしょう。

石原慎太郎はこう述べています。
安倍首相は良くやっていると思うが、それでも角さんとはスケール感が全然違う。憲法改正にしても、角さんがいたら、もっと違うことをしていたと思うね。野党も懐柔して、「君たち、これはどう思うんだ」って意見を聞きながら、同時にレトリックで追い込んでいって、有無を言わさない形で十分持っていったと思う。(NEWSポストセブン2016年2月5日更新)

この発言は「褒め殺し」などではなく、明らかに、田中角栄のほうが安倍晋三総理よりも政治家として上だと具体的に述べているわけです。

だったら、なんでアンタが現役議員の時に、そう言わなかったの? それとも今になってそう思うようになったの? と中居正広は聞いているわけです。

中居正広が、そこから質していくのは、石原慎太郎の発言や書物をたどれば、あったりまえのことなのです。

きっと石原慎太郎は、自分の変節を「ジャニタレなんかに」つっこまれたから、バツが悪くて腹をたてたのでしょう。

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石橋貴明の薫陶を受けた


2011年の東日本大震災以後、ジャニーズタレントのキャスターやMCへの進出が目立ちます。

15年前に、中居正広がスポーツ番組に進出した時は、ジャニタレだからといって、でしゃばり過ぎと言われたものですが、今や、櫻井翔、国分太一、井ノ原快彦、亀梨和也、小山慶一郎、横山裕……あとは失念しましたが、後輩キャスター、MCも続いています。

しかし、彼らは中居正広ほどの仕切りのテクニックには達していない、だろうと私は思います。

『中居正広のSome girl' SMAP』(ニッポン放送)を聴いているとわかります。

石橋貴明の薫陶を受けたらしいのですが、私は石橋貴明の仕切り方はわからないので、比較はできません。

ただ、私が気づいたパターンでは、「素人いじり」と「意外性のある落ち」が巧いと思いました。

たとえば「素人いじり」は、大木こだま・ひびきの漫才のパターンです。

こだまがおかしなことを言い、最初は「ンなあほな」と距離を置いていたひびきが、次第に話を合わせると、こだまは一転して「そんな奴おれへんやろ~」「そら、アホやで~」「そらそんでええやろ~」などと、今度はハシゴを外すようなことを言いますが、中居正広が番組でゲストを読んで、何かPRさせるときは、この手法を使いますね。

中居正広は、一説には年収6億円なんていわれたこともあります。

中居正広というタレントがそれにふさわしいかどうかはわかりませんが、少なくとも今回のことを見ても、決してMCとして“使えない人材”ではないと思います。

まあ、いずれしてにも、今回書き込んだ人たち。

ジャニタレだから、とアタマから小馬鹿にする前に、まず発言の中身をきちんと見るべきです。

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天才

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  • 作者: 石原 慎太郎
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2016/01/22
  • メディア: 単行本

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