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松木ひろしさんが手掛けた昭和の人気ドラマを振り返る

松木ひろし訃報

松木ひろし(1928年11月16日~2016年9月19日)さんの訃報が、ドラママニアの間では話題になっています。昭和の映画やドラマで活躍された方なので、若い方には馴染みがないかもしれませんが、現在もDVDやCSで人気の作品を多く手がけている方です。(上の画像はFacebokより)



松木ひろしさんは、60~80年代のドラマ・映画の脚本家として活躍しました。

21世紀になってからは、ほとんど書かれてはいないと思いますが、最近は爆笑問題のラジオ番組で、付き合いの長かった石立鉄男と、その主演ドラマについて語ってファンを喜ばせました。

石立鉄男

松木ひろしさんは、石立鉄男主演のドラマを10作、主役以外のものを入れると私が知っているだけで11作書いています。

石立鉄男主演のドラマについては、私も子供の頃から好きで、何度もロケ地探しもしたので、何度かこのブログでもご紹介しています。

松木ひろしさんが書かれていたのは、ホームコメディーというジャンルです。

松木ひろしさんのコメディーは、メリハリとして泣かせるシーンも多々組み込まれているのですが、あまり湿っぽくなっては元も子もありません。

爆笑問題のラジオ番組で、松木ひろしさんが語ったところによると、涙のシーンもカラッと演じ、実は2枚目なんだけれども3枚目もできる人、というのが自分の路線に求めていたキャラクターで、それが石立鉄男だったと述べています。

ちなみに、1960年代は、そのキャラクターに植木等を抜擢。

ニッポン無責任時代』(1962年7月)、『ニッポン無責任野郎』(1962年12月)などを書いています。

ニッポン無責任時代
『東宝昭和の爆笑喜劇DVDマガジンVol.1』より

ニッポン無責任時代
『東宝昭和の爆笑喜劇DVDマガジンVol.3』より

植木等がその2作によって、スターの座に駆け上りました。

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松木ひろしさんが手掛けた人気ドラマ


では、松木ひろしさんの主な作品ですが、多くの人はまず石立鉄男主演のドラマを挙げるでしょうし、私も異存はないのですが、私がいちぱんに最初にあげたいのは、

『俺はご先祖さま』(1981年12月6日~1982年3月14日、日本テレビ)


俺はご先祖さま
Google検索画面

俺はご先祖さま』というドラマです。

雑誌カメラマン白石伴吉(石坂浩二)の部屋に突如現れた、22世紀から来た伴吉の子孫を名乗るミミ(マリアン)。

ミミは伴吉と暮らすうちに、機械万能の22世紀の人が失っていた、思いやりや愛情を知ります。

そして、伴吉を本気で好きになっていきますが、子孫であるため結婚することはできず、失意のまま22世紀に帰るという結末です。

ホームコメディというよりSFコメディですが、重い結末で、しかもこれほど人間の心の本質に迫った作品はありません。

でも、その切なさや儚さが、何度観ても飽きず、私の中のこれまで観たドラマにランキングを行うなら、ベストテンには間違いなくランクインしているであろう作品です。

水もれ甲介(1974年10月13日~1975年3月30日)


水もれ甲介・タイトル
メインタイトルより

水もれ甲介』は、東京・豊島区の鬼子母神近くにある「三ツ森工業所」という水道工事業者が舞台です。

長男の甲介(石立鉄男)は稼業を手伝っていましたが、父親・保太郎(森繁久彌)になじられて、仕事が嫌になり家出。

しかし、保太郎の臨終間際に、甲介と弟の輝夫(原田大二郎)は、軍隊時代の上官の息子であると告げられることで、甲介は家に帰り、血の繋がらない母親(赤木春恵)や、妹(村地弘美)のために家族としてやり直すという話です。

石立鉄男自身が、『スタジオパーク』というNHKの番組で、いちばん好きな作品だと生前答えていました。

石立鉄男は、本当は長身なのですが、わざとガニ股にして、原田大二郎より背を低く見せた力作です。

パパと呼ばないで(1972年10月4日~1973年9月19日)



チャンネルnecoより

おそらく、石立鉄男主演ドラマというと、この『パパと呼ばないで』が代名詞的存在になるのだと思いますが、石立鉄男自身は実はあまり好きではなかったようです。

なぜなら、安易に感動を演出できる、動物と子役を使うことを、石立鉄男は好まなかったからです。

生前のラジオインタビューによると、自身は仕事の掛け持ちをせず、いつでも収録できるようにして、子役の杉田かおるが学校を休まないことを条件とし、かつ本人は、声を少し高くして、喜劇を演じることにしたそうです。

渥美清が、寅さんで声を高くしていますよね。あれを真似したそうです。

私は、このドラマの舞台となった米店を壊す直前(1996年)に、住人に話を聞きに行きましたが、石立鉄男は本当に24時間その米店に待機して、杉田かおるの下校を待ち、それまでは昼寝していたそうです。

わざわざそんなことを聞きに行くとは、私もかなりマニアですね(笑)

いまさらですが、「昭和は遠くなりにけり」です。

松木ひろしさんの、生前のご遺徳をお偲び申し上げます。


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nice!(297)  コメント(15)  [編集]
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コメント 15

ナベちはる

昭和を代表する方、どんどん亡くなっていますよね…
寿命がある以上は仕方のないことなのですが、寂しいところがあります…
by ナベちはる (2016-09-23 00:09) 

yamatonosuke

石立鉄男さんの軽快な演技大好きでした。あの髪型も始め見たときはビックリしたのを思い出します。
by yamatonosuke (2016-09-23 00:30) 

末尾ルコ(アルベール)

子どもの頃に石立鉄男に与えられたインパクトはなかなかのものでした。子役を使うのを好きではなかったというのは興味深いですね。特に近年の日本の子役の不自然な演技には辟易していたものですから。
ブル中野らのお話、興味深く読ましていただきました。プロレスって、人間関係や団体内でのポジションがリング上に反映されることがかなりあって、ある意味とても深いジャンルですね。  RUKO
by 末尾ルコ(アルベール) (2016-09-23 00:42) 

pandan

『水もれ甲介』〜懐かしいです。
by pandan (2016-09-23 05:40) 

旅爺さん

松木ひろしさんの映画はどれも面白いので大好きでした。
最近は見ませんが石立鉄男さんはどうしてるのかな?。
by 旅爺さん (2016-09-23 05:57) 

pn

ちぃぼう!でしたっけ?高い声で真似したっけなぁ。
by pn (2016-09-23 06:22) 

green_blue_sky

映画はDVDで見ていますが、ドラマは観ました。
懐かしい。
by green_blue_sky (2016-09-23 06:51) 

プー太の父

記事とは無関係な話ですが、石立鉄男は
私の名前と3字まで一緒なんですよ。
ですから好きな俳優さんでしたが
最近見ませんね。いまも元気なんでしょうか?
by プー太の父 (2016-09-23 07:18) 

馬爺

おはようございます。
石立鉄男さんが先にお亡くなりになり又寂しくなりましたね。
by 馬爺 (2016-09-23 07:22) 

ryuyokaonhachioj

ありがとうございます。
カニは少し離れて川があるんで、雨が
良く降るんで、嬉しくて散歩に出たんでしょう。
by ryuyokaonhachioj (2016-09-23 09:14) 

えくりぷす

紹介されているエピソードから、石立鉄男の優しさや役者魂をすごく感じます。
松木さんのもう1つの代表作「池中玄太」についても、いっぷくさんのご感想をお聞きしたいものです。
by えくりぷす (2016-09-23 10:51) 

tachi

名前は知っていますが見たことがありません
機会があれば、名作と言われるものだけでも
見てみたいです
by tachi (2016-09-23 10:52) 

yossy

石立鉄男さんの写真が目をひきますね^^
by yossy (2016-09-23 17:55) 

ちぃ★

松木ひろしさん知らないです。
でもたくさんの作品を世に残した方なんですね。
みなさんの心にはいつまでも残るんでしょうね。
by ちぃ★ (2016-09-23 20:58) 

アフロおやじ

『石立鉄夫さん』懐かしいですねぇ~
石立さんと言えば、私の中では「パパと呼ばないで」で、
当時子役だったチー坊役の杉田かおるさんも可愛かったです。

しかし、石立さん自身が、
あまり好きなドラマではなかったとは全然知りませんでした。
by アフロおやじ (2016-09-24 23:30) 

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