So-net無料ブログ作成

村野武範さん、ステージ4の中咽頭がんから生還した5つの実践

村野武範

村野武範さんが、ステージ4の中咽頭がんから、IMRT(強度変調放射線治療)で生還したことを芸能マスコミや健康雑誌が話題にしています。しかし、単に高度先進医療があったから助かったで済む話ではなく、そこにたどり着くために、村野武範さん自身の考え方や実践がどうであったかを私たちは参考にさせて頂く必要があるのではないでしょうか。



村野武範さんが一昨年の5月、首の小豆大のしこりに気づき診察を受けたところ「風邪」といわれたが、別の病院で診察を受けたら「ステージ4で余命いくばくもない」中咽頭がんと診断され、IMRT(強度変調放射線治療)いわゆる陽子線治療で復帰した、という話を先日書きました。

村野武範のがん報道で考えた2つの準備と『飛び出せ!青春』

その件で、村野武範さん自身が、インタビューに答えているのは、『日刊ゲンダイ』(2017年10月31日~11月7日)です。

村野武範

同紙Webで読むことも出来ます。

村野武範さん<1>「余命は聞かない方がいい」と告げられた
https://hc.nikkan-gendai.com/articles/216613

村野武範さん<2>治療を受けられると言われ涙が出るほど嬉しかった
https://hc.nikkan-gendai.com/articles/216685

村野武範さん<3>“本当に小さくなってる”治療3週間目に実感
https://hc.nikkan-gendai.com/articles/216761

村野武範さん<4>副作用で口が荒れ…食事は地獄の苦しみ
https://hc.nikkan-gendai.com/articles/217093

インタビューは、「私の体験が、皆さまの参考になればと思っています」で結ばれていますが、たしかに「参考になる」ことが、私には5つありました。

それをインタビューの引用でご紹介します。

1.治療を諦めないこと


IMRT(強度変調放射線治療)いわゆる陽子線治療で生還したことがニュースになっていますが、最初からそこにたどり着けたのではなく、いったんは医師に『どこで何をやっても同じです』と否定されたといいます。

「私はすっかり諦めて“ああ、近々死ぬんだな”と思っていましたが、その日の夜中、女房が寝ている私を起こして言ったんです。『やっぱり東北へ行きましょう』って。“どうせ死ぬならやってみるか”と思い、行くだけ行くことにしました(笑い)」(<1>より)

2.昨今の“抗がん剤否定”を額面通り受け止めないこと


行った先は、福島県郡山市の南東北がん陽子線治療センター。

検査後に、『うちで治療できます』といわれたときは、涙が出るほど嬉しかったそうです。

ただし、ステージ4の大きながんなので、抗がん剤投与から始まりました。

「普通の抗がん剤は、静脈注射で全身に薬が回るんですって。だから健康な臓器も傷めちゃう。でもそこの抗がん剤は、動脈注射でした。左耳の上の辺りからカテーテルで高濃度の抗がん剤を入れるんです。がん細胞にピンポイントに届くから、ほかの臓器を傷めないそうです」(<2>より)

昨今、抗がん剤否定の「療法」にシンパシーを感じる安直な人が増えていますが、抗がん剤は、伊達や酔狂で無原則に投与しているわけではないでしょう。

3.医療保険の“高度先進医療”を契約していた


村野武範さんが受けたIMRT(強度変調放射線治療)は、正常な組織へのダメージを減らしながら深い部分に強く照射できますが、高度先進医療といわれ、健康保険が適用されません。

「費用は280万円ぐらいかかりました。先進医療は保険が利きませんから。でも、たまたま医療保険に先進医療の特約を付けていたんです。それも、70歳になる前に保険屋さんに言われるがままに。追加した掛け金は月々500円ぐらいのものです。そのおかげで自己負担はゼロ。本当ですよ(笑い)」(<2>より)

村野武範さんは、結果的に抗がん剤とIMRT(強度変調放射線治療)だけで治療が終わり、手術をしていません。

つまり、喉のガンで一番心配な、「声を奪われる」リスクがなかったということです。

4.医師との信頼関係を大切にすること


約2カ月の治療中、効果を実感したのは2~3週間目ぐらいからで、舌根にあったがんの黒ずみが小さくなっていたそうです。

振り返れば、一番うれしかったのは、退院の日より「治療できる」と担当医から言ってもらえたときだったと話しています。

「末期がんから生還した例がいくつもある病院だったので、女房も私も『治療できる』≒『治る』という思いでした。そして実際に治りました。再発はもちろん気になりますが、再発に向けての新しい研究も進められている病院なので、とても安心ですし、絶大な信頼を寄せています」(<3>より)

5.セカンドオピニオン、サードオピニオンの重要性


そして、今回の経験で一番言いたいことは、セカンドオピニオン、サードオピニオンの重要性だといいます。

1人の医者の言葉をうのみにしないで自分で調べてみてほしい。今の時代なら可能ですから。うちは女房が命の恩人ですけど(笑い)。一時はステージ4の中咽頭がんで声が失われ、せりふを言うこともできないだろうと覚悟していました。しかし、先進医療のおかげで歌えるようになり、万感の思いを込めて新曲の『ハマナス』をレコーディングしました。私の体験が、皆さまの参考になればと思っています」(<4>より)

スポンサーリンク↓

まとめ


私自身がそうかもしれないのですが、よく医師から聞くことがあります。

「最近の患者やその家族は、いろいろ知識や情報がある。しかし、ややもすれば、確度が未確認の『医療否定論』や、『健康食品』やそれを正当化する「理論」に傾倒しがちだ」と。

抗がん健康食品の本、私もよく読みました。

あれは、元気づけられるんですね。

みーんな、末期から良くなっちゃうから(笑)

ですから、医学的に「偽」であったり、薬事法違反にひっかかったりするものは別として、「大丈夫、きっと治るよ」といってるだけなら、あれはあれで患者や家族の気休めにはなっているんです。

ただ、がん治療の現実は、そんな生易しいものではありません。

村野武範さんが述べた5つの実践、参考にさせていただきたいと思います。

八月の濡れた砂 [DVD] -
八月の濡れた砂 [DVD] -
Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...
スポンサードリンク↓


nice!(253)  コメント(24)  [編集]
共通テーマ:健康

nice! 253

コメント 24

pn

今までかかった医者が高圧的なやつらばっかだったらいざその時になったら信頼関係築けるかなぁ。
俺はもがき苦しみ死んでいきそうだな(^_^;)
by pn (2017-11-17 22:36) 

hana2017

村野さんが闘病されていたのは全く知りませんでした。
彼はドラマの青春もののイメージが強いけれど…、なんと言っても 藤田敏八監督の「八月の濡れた砂」です。
石川セリささやくような歌い方、流れる曲も大好きでした。
by hana2017 (2017-11-17 23:19) 

扶侶夢

頚椎手術、糖尿HbA1c12.0治療入院、前立腺ガンetc. 一時はどうなってしまうか心配な状況だった私の経験から
>3.医療保険の“高度先進医療”を契約していた
>5.セカンドオピニオン、サードオピニオンの重要性
この2点は特に大切なポイントだと思います。
by 扶侶夢 (2017-11-17 23:32) 

末尾ルコ(アルベール)

村野武範さん、ステージ4の中咽頭がんから生還した5つの実践・・・現在わたしの義理の叔父に当たる人が悪性リンパ腫を患っておりまして、その方はわたしと血縁ではありませんが、入院中にお見舞いなどはさせていただきました。癌に限らずどのような病気も結局は「ケースバイケース」だというのがわたしの基本的な考えで、「ある人がある治療でこんな結果だったから、これは誰でもこうである」という考えはなるべくしないように心がけておりますが、その叔父に当たる人はかなり高度な医療体制の施設でほぼ匙を投げられまして、「いつどうなっても」という状態で自宅療養に転じたのですが、その後は予想外に調子がよくなって、現在に至っております。もちろん今後も「いつどうなっても」という状態に変わりはないでしょうが、(人間の体はやはり測り難いな)と再認識しました。
現代医療に関しては、「適切な付き合い方をする」が、これまたわたしの基本的な考えですが、本日のお記事で挙げてくださっておられる「5つのポイント」、とても示唆に富む内容です。特に「1」と「5」の重要性ですね。「1」がどのような病気に対しても、誰もが持つべき基本姿勢であり、「5」はわたしの考える「現代医療と適切に付き合う」にも繋がります。そしてより多くの人たちが、なるべくしっかりした健康・医療知識を持つ努力をすることも大切というのもありますね。そして「確実な効果」は期待できないにしても、「予防」に役立ちそうなことは常に実践するというのも心がけています。癌に限らず、どのような病気に対しても最も適切な予防法は、「毎日の適切な食事と、適度な心身のエクササイズの積み重ね」だというのが基本なのではないかと。それを実践していても、病気になる時はなってしまいますが。ともあれ、どのような療法でも、「重い病気の末期から治った」なんてことは、そうそう起こることではありません。もちろん「諦める」必要はないのですが。

わたしも『紅白歌合戦』をまともに観たのは去年が初めてくらいのものですが、わけの分からないジャニーズのグループが支配しているなあという印象が強かったです。それと特別扱いしている出演者が何組かあり、その点も観ていて気持ちのいいものではなかったです。演歌歌手にとって今でも『紅白』は極めて重要な存在のようで、まあそうした状況もいかがなものかと思いますが、ただ演歌歌手たちが『紅白』出演を目標にして身を粉にして一年間頑張っているのに、どうしても「出してやっている」意識を局側に感じます。スカのような歌をうたっている人たちは、「人気があるから」ということで「お客様扱い」・・・どうにかならないかなという感じです。
顧問弁護士の件もとても興味深いお話ですね。それにしてもジャニーズ、以前はなんだかんだ言って、「基本は歌手」で「たまに俳優」というスタンスだったと思うんですが、今では「司会業」に力が入っているようで、「どんな番組にもジャニーズ」状態には辟易しています。結局、「司会のレベル」に番組を合わさざるを得ませんからね。

ピンクレディーが「4回」ということを考えたら、今の歌手たちの出演回数も実に奇態ですよね。わたしもほとんどの歌手の歌を知りませんし、水森かおりが15回で島津亜矢が4回目というのも驚きです。TOKIOっていうのも、ですね~(笑)。

わたしは比較的早い段階から洋楽ロック系だったので、日本のフォーク、いわゆるニューミュージックの熱心な聴き手ではなかったのですが、それでもユーミン、中島みゆき、井上陽水らを輩出した時代と近年ではずいぶんとレベルが違ってしまった印象です。メロディなどもそうだし、歌詞が酷いのが近年の特徴の一つだと思います。もちろん演歌の世界も、「本当に素晴らしい歌」はごく一部で、他は曲想も歌詞もワンパターンの連発なんですが、少なくとも「歌唱を磨く」という点は大きいですね。ちなみに西野カナの歌なども、ごく一部以外はすべて同じに聞こえます。ロックスは悪くないのでWOWOWでやってたライブを観てみたのですが、20分と持ちませんでした(個人的感想です 笑)。

NWA王者も調べてみると、現在はティム・ストーンという人がチャンピオンですが、52歳。

>猪木時代NWAに挑戦できなかった怨念がいまだに残っているのか、馬場の日本初の戴冠を貶めたいのか

新日本にこのような意図があるとすれば、「あまりにセコい」となりますが、その「セコさ」がプロレス界の楽しさでもありますね(笑)。
新日本は「IWGP USヘビー級王座」なんてのも今年作ってますね(笑)。初代王者がケニー・オメガになってますが、この適当さ加減、わたしの中学生プロレスチャンピオン構想と共通点を感じます(笑)。 RUKO

by 末尾ルコ(アルベール) (2017-11-17 23:41) 

ナベちはる

ステージ4は相当な進行ですが、そこから回復とはすごいですね…
by ナベちはる (2017-11-17 23:47) 

nikki

徹子の部屋に出演されていたのを見ました。
あきらめないことが大切なのですね。
by nikki (2017-11-17 23:51) 

yamatonosuke

もう癌は不治の病ではなくなりましたね。
by yamatonosuke (2017-11-18 01:06) 

足立sunny

喉頭がんといっても個人差があると思いますけれど、ステージ4の喉頭がんを抗がん剤と放射線治療だけで消滅させたという事実は朗報と思います。
任せて信頼するのも大事ですが、人間のすることですからセカンドオピニオンも必要ですね。
by 足立sunny (2017-11-18 01:10) 

土芽

諦めないことは何事にも大切ですね。
by 土芽 (2017-11-18 05:18) 

ヤマカゼ

釣り番組でよく拝見してました。
家族の励ましがなによりですね。
by ヤマカゼ (2017-11-18 07:04) 

エンジェル

大変参考になる記事をありがとうございます。村野武範は好きな俳優さんの一人です。奥様の一言が彼を生還させたのですね。我が家もがん体質の家系なので今後そのような事態になる可能性は大なのです。諦めない姿勢が大切ですね。
by エンジェル (2017-11-18 08:35) 

アールグレイ

癌の宣告、しかもステージ4
それでもあきらめずに、自分に適した治療をしてもらう事の大切さを実感します。
一人の医師の言葉だけでなく、セカンドオピニオンは重要ですね。
陽子線治療の効果、すごいものがありますね。
by アールグレイ (2017-11-18 09:05) 

yakko

おはようございます。
大変 勉強になりました。ありがとうございましたm(._.)m
by yakko (2017-11-18 09:22) 

Take-Zee

こんにちは!
私より5歳上のお兄さんですね。
若いときはドラマに夢中になりましたが
寂しいですね。

by Take-Zee (2017-11-18 09:26) 

チャー

5つの項目 凄くためになりました
高度先進医療 動脈への抗がん剤治療などなど
知らなければいけないことが沢山ありました
by チャー (2017-11-18 09:50) 

JUNKO

参考になるお話でした。
by JUNKO (2017-11-18 12:21) 

たじまーる

村野武範さんの末期ガンからの生還ですが
諦めないことが本当に大切なんだなあと
実感させられました。
同じ末期ガンでも(ガンの種類は異なりますが)
小林麻央さんの時とは違って
良い結果が出て何よりです。
by たじまーる (2017-11-18 15:41) 

johncomeback

セカンドオピオンはホントに大切ですね。
でも僕は性格的に末期癌と宣告されたら直ぐに諦めるだろうなぁ。
by johncomeback (2017-11-18 15:48) 

なかちゃん

陽子線治療や重粒子線治療はホントにスゴイと思います。
ボクも先進医療特約に入っていればよかった。
一度ガンになっちゃうと、もう入れませんからね(^^;
残念です(^^)

by なかちゃん (2017-11-18 16:29) 

えんや

数年前、友人が前立腺ガンで放射線治療を受けることに
なっていた矢先、私はそのこと知り南東北がん陽子線治療センターで陽子線治療というのがあるそうだから電話で確認したらと
勧めたら、、、間もなく「治療を受けることによ」との知らせ、、、。
実際治療を受けられ完治され、今は元気に生活しています。
ただ、費用が重いと言ってました。
是非保険でも受けられるようになると良いですね。
by えんや (2017-11-18 17:49) 

ヨッシーパパ

青春スポ根ドラマに出ていましたね。
完治して良かったですね。
by ヨッシーパパ (2017-11-18 17:56) 

犬眉母

1、2、5は本人の生きるんだ、生きたいという気持ちが
何よりも大事だということですよね。
4については信頼できる医師と巡り会えるかどうかに
よりますね。
これは運かもしれないし、最後まで諦めずに
自分で探したからこその出会いかもしれません。

by 犬眉母 (2017-11-18 19:25) 

そらへい

村野さんの体験による教訓
心にとめておきます。
生きている限り可能性があり
いつお世話になるかわかりませんからね。

by そらへい (2017-11-18 20:48) 

makkun

彼と奥さんがテレビで語ってたのを観ましたが
セカンドオピニオンで対応してくれた医者が
好結果を生んでくれたとか言ってました。
それも奥さんと自分たちでネットで先生を探して
「この先生を紹介して欲しい!」と
主治医に頼んだようです。
「諦めない」と言う事が大事ですね~
by makkun (2017-11-19 11:58) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Copyright © 戦後史の激動 All Rights Reserved.
当サイトのテキスト・画像等すべての転載転用、商用販売を固く禁じます