So-net無料ブログ作成

奥村チヨ引退で新3人娘時代の『日本一の男の中の男』を思い出す

日本一の男の中の男

奥村チヨが今年限りの引退宣言を行って話題になっています。奥村チヨと言っても、たぶん昭和40年代前半以前の世代でないとわからないかもしれません。奥村チヨがナベプロ新3人娘として出演した『日本一の男の中の男』(1967年、東宝)なども振り返ってみましょう。



奥村チヨというと、歌番組が全盛だった1970年代には、毎日のように何かの番組に出演していました。




奥村チヨは、2つの3人娘として売り出されています。

ひとつは、所属事務所の渡辺プロのユニット、ナベプロ新3人娘として、もうひとつは、所属レコード会社の東芝レコード契約歌手のユニット、東芝3人娘としてです。

「3人娘」というのは、芸能界の売り出し方では昔からあるやり方です。

記憶しているものを挙げてみます。

歴代三人娘(知っているもの、覚えているものだけ)

ジャンケン娘(1955年)……美空ひばり・江利チエミ・雪村いづみ
七光会(1955年)……水谷良重、朝丘雪路、東郷たまみ
お姐ちゃんトリオ(1959年)……団令子、中島そのみ、重山規子
NHK三人娘(1959年)……馬渕晴子、冨士眞奈美、小林千登勢
三人娘(1961~1964年)……黒柳徹子、横山道代、水谷良重
スパーク3人娘(1960年代中頃)……中尾ミエ・伊東ゆかり・園まり
渡辺プロ新3人娘(1967年)……木の実ナナ、奥村チヨ、伊東きよ子
日活3人娘(1967年)……浅丘ルリ子、松原智恵子、和泉雅子
東芝3人娘(1968年ごろ)……黛ジュン・奥村チヨ・小川知子
新3人娘(1970年代前半)……小柳ルミ子、南沙織、天地真理
ホリプロ3人娘(1973年)……森昌子、石川さゆり、山口百恵。
花の中三トリオ(1973年)……森昌子、桜田淳子、山口百恵
フレッシュ三人娘(1979年)……榊原郁恵・清水由貴子・高田みづえ
角川三人娘(1982年)……薬師丸ひろ子、原田知世、渡辺典子

「3人娘」という売り方は、メンバー構成を考えると、全員が同格ではなく、デビューの早い人が一人はいり、その人がリーダー格として扇の要になっているユニットのほうが、長続きするようです。

ただ、東芝3人娘は歌謡界では活躍しましたが、ナベプロ新3人娘の方はそれほど浸透しませんでした。

ナベプロ新3人娘
左から伊東きよ子、木の実ナナ、奥村チヨ(『東宝昭和の爆笑喜劇』Vol.8より)

ということで、ナベプロ新3人娘が出演している貴重な映画、『日本一の男の中の男』(1967年、東宝)を振り返ってみます。

スポンサーリンク↓

浅丘ルリ子、奥村チヨ、水谷良重らが出演


『日本一の男の中の男』は、植木等の日本一シリーズのひとつです。

日本一シリーズは、毎回大言壮語でかつ有言実行な主人公(植木等)が、大きな仕事を成し遂げていく、右肩上がりの高度経済成長時代を象徴するような展開です。

本作は、まだ日活に籍が残っていた日活三人娘・浅丘ルリ子の達ての願いで、植木等との共演が実現。

浅丘ルリ子
『日本一の男の中の男』より)

浅丘ルリ子の祖父(東野英治郎)の下着会社の売上を、斬新なアイデアでぐんぐん伸ばし、浅丘ルリ子とも結婚するストーリーです。

その中で、植木等が自社社員を使ってテレビCMを作ることになり、そのCMシーンでナベプロ新3人娘が出てきます。

木の実ナナは闘牛士、伊東きよ子はカウボーイ、そして奥村チヨは踊り子に扮しています。

奥村チヨ

奥村チヨ
『日本一の男の中の男』より)

植木等の上司役で、七光会およびNHK3人娘の水谷良重も出演しています。

3人娘だらけですね。

また、3人娘ではありませんが、メイツガールとして、若き日のトワ・エ・モワの山室英美子(現白鳥英美子)、久美かおり、平山美紀(現平山みき)なども出演しています。

頑張れば必ず報われる
『日本一の男の中の男』より

クレージー映画のストーリーは、裏切られたり、足を引っ張られたりして、いったん失脚しながらも、「辛いなあ、でもそれも人生だ」と、前を向いて進む「悟りの笑い」こそが真骨頂だと思うので、正直、この作品はちょっと順調すぎる点が単調で、すでにシリーズとしては斜陽期に入っていたと思われます。

ただ、3人娘で売り出した人がこれだけ集まる作品だけに、当時は話題になったのだろうと思います。

みなさんは、3人のユニットというと、どんな人を覚えてらっしゃいますか。

【関連記事】
『ハイハイ3人娘』中尾ミエ園まり伊東ゆかり、ユニットの意義
『日本一の男の中の男』メイツガール平山美紀(みき)も蒲田出身

日本一の男の中の男 [DVD] -
日本一の男の中の男 [DVD] -
Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...
スポンサードリンク↓


nice!(259)  コメント(22)  [編集]
共通テーマ:映画

nice! 259

コメント 22

pn

やっぱ中三トリオっすね印象深いのは。
角川なんてもろ時代なんだけどそんな呼ばれ方記憶に無い(*T^T)
野生の証明良かったなぁ♪
by pn (2018-01-09 23:13) 

yokomi

奥村チヨの他、白鳥英美子、平山みきなど懐かしいですね。
by yokomi (2018-01-09 23:20) 

扶侶夢

お姐ちゃんトリオは懐かしいですね。私の(年の離れた)姉は大映の大部屋女優だったので、子どもの頃から芸能界の話はよく耳にしていました。その中で会社は違う東宝でしたが姉がファンだったので「お姐ちゃんトリオ」の出演する映画はよく観に連れて行かれた覚えがあります。
by 扶侶夢 (2018-01-09 23:32) 

ゆりあ

年齢も近いせいか、花の中三トリオですね^^
当時、三人が出演する映画も見に行きました^^
by ゆりあ (2018-01-09 23:40) 

末尾ルコ(アルベール)

奥村チヨ引退で新3人娘時代の『日本一の男の中の男』を思い出す・・・最近『昭和歌謡ベストテン』という番組で、山田姉妹が出ていた回に園まりが出演しておりまして、実は奥村チヨも園まりも名前はもちろん知っておりましたが、リアルタイムであまり観た記憶がなくて、この二人がわたしの中でややかぶっていたのです。園まりも同番組ではかなりお年を召しており、全盛期の姿はやや想像し難かったですが、今夜のお記事で奥村チヨとの違いは(わたしの中で)明確になりました。
はじめのレコードジャケットなんか見ると、とてもセクシーな印象を受けます。顔立ちそのものがちょっと女豹的雰囲気で、唇も実にセクシーですね。70年代にテレビ出演が多かったのであれば、わたしも観ていて不思議はないのですが、「セクシー過ぎて」別世界の女性と無意識に認識していたのかもしれません。なにせ麻丘めぐみや林寛子で満足していたのですから(笑)。
3人娘ですが、こうして見ると、新3人娘は王道感・高級感がありますね。それに比べると、フレッシュ三人娘ってどうなんだろうという感じです。角川三人娘は、薬師丸・原田がいまだに輝いているだけに、渡辺典子の埋没感がひとしおです(笑)。
日本一シリーズは観たことなくて、しかしこうして当時のスター女優・歌手がずらりと出ているというだけでも鑑賞価値十分ですね。3人娘のリストを拝見していて、何人かまったく知らない名前がありますが、伊藤きよ子もその一人です。そう言えばこの前のBSの歌番組で山田姉妹が、トワ・エ・モワの冬季五輪の曲を歌唱しておりました。歌詞もなかなかよかったです。

「意見の表明」がどれだけ何もかもを活性化するか、まだまだお分かりでない方が多いですよね。「意見の表明」は「読む(聴く)人」にとっても刺激的でおもしろく、「表明した人」の知的・人間的向上にも確実につながります。「意見を出し合う」人同士が互いにいろいろな発見をすることもできますからね。わたしが英会話教室に足繁く言っていた頃、フリートーク的時間へもけっこう顔を出していたのですが、ほとんどのネイティブ講師は生徒たちがあまりに「意見がない」ので退屈していました。だから外国人以上にはっきりものを言うわたしは、講師たちに人気がありました(笑)。

So-netブログは確かに無難な内容が多過ぎる感は強いですね。たまに「意見ブログ」みたいなのがあっても偏向し過ぎていたり、明らかに「知識不足」などで書いていたり、広告ばかりで重過ぎてげんなりしたり(笑)。ブログだけではないですが、一度行って(重過ぎる)と感じたサイトは、たいがいもう行かないようにしています。とんでもなく時間のロスをしてしまうことがありますから。それと「意見」と言っても、ネット民のように「自分が誰」か分からないことをいいことに出鱈目書きまくるのも論外で、なかなか「適切に意見を交換する」という習慣が日本には定着しません。「自分の好きなタレント」をちょっと批判されただけで逆ギレする人も多いですものね。
わたしの場合ですと、山田姉妹を筆頭に、応援している人たち、つまりわたし自身が「ファンである」人たちのいうのも多くおりますが、見識・知識のある人の「批判」であれば、(なるほど、こういう意見もあるのか)と問題なく受け入れられます。ただ、「単なる感情のみの罵詈雑言」とか「無知丸出しの出鱈目なんちゃって意見(←ほとんどのネット民の書き込み)」などはダメですけどね。ただ、このあたりの「真っ当な批判」と「その他の愚にもつかない言説」の区別がつかない人が多いので、「お互い意見を出し合う」という文化もなかなか育ってこないのかとも思います。

脳性マヒブラザーズという人たちについては知りませんでした。ありがとうございます。

>客に笑わなければと気を使わせるような「最強」はもうお笑い失格

その通りだと思います。
「差別問題」を考慮すれば、特に「笑」はとても難しい調整が必要となりますね。どこまでをブラックユーモアとして許容できるか、あるいは風刺として許容できるかなど、フランスの『シャルリ・エブド』に対するテロの件もありましたし。
わたしが近年特に(危ないな)と感じているのが、「外国でどうであろうと、ここは日本だから関係ない」と単純に考えている人が多くなっている点です。これも実は、かつて日本の「文化人」たちが、「欧米ではこうなのに、日本は遅れている」的言説を金科玉条のように繰り返した反動だとは思いますし、そのような言い方をやり過ぎた「文化人」たちにも罪はあると思います。しかしそれにしても、最近の「欧米では」と言った途端に、「そんなこと知るか!」という反応が返ってくる人が増えているのがとてもいただけないと思います。いっぷく様がいつもお使いになる「是々非々」というお言葉・・・何ごともそうあるべきだと思うのです。 RUKO

by 末尾ルコ(アルベール) (2018-01-09 23:51) 

nikki

3人娘ってあまり覚えてないな。
by nikki (2018-01-10 00:34) 

ナベちはる

世代的に、サッパリで申し訳ありません(汗)
テレビ番組で「花の中三トリオ」は聞いたことが何度かありますが、それ以外は…
by ナベちはる (2018-01-10 01:26) 

kou

やっぱり年代的に「花の中三トリオ」ですね。この中の1人は同郷ですし。
奥村チヨと言えば日曜日のテレビ番組で、武田鉄矢が彼女のことを「歌うエ〇本」と称してましたが、何となく分かる気がします(^^;)
by kou (2018-01-10 07:43) 

Rinko

黒柳徹子さんもトリオのお一人だったんですね~!
こうしてリストを眺めていると「へ~!この人が~!!」と言う驚きがあちこちにあります^^
by Rinko (2018-01-10 07:44) 

johncomeback

花の中三トリオと同学年です。
奥村チヨがまだ現役だった事に驚きました。
子供ながら「色っぽい」女性だなぁって思っていました。
by johncomeback (2018-01-10 08:54) 

チャー

3人娘 と言われた人って 多いですね
最近は ないですねー
グループが多く アイドル的な方も いませんね
by チャー (2018-01-10 08:54) 

アールグレイ

3人娘、いろんな歌手の方の組み合わせがあったのですね。
山口百恵さんたちが一番印象に残っています^^
by アールグレイ (2018-01-10 09:37) 

hana2018

奥村チヨは「終着駅」のが大ヒット後、歌手から転身した作曲家の浜圭介と結婚をしましたね。
彼は往年の「石狩挽歌」「舟歌」「哀しみ本線日本海」…と言った大ヒットからは遠ざかりましたが、今でもそうした曲たちの印税収入はありますから、結婚生活も安泰でないでしょうか。
by hana2018 (2018-01-10 10:31) 

旅爺さん

奥村チヨの歌は好きでしたがTV画面から消えてるので、
千の風になっちゃったのかと思ってました。
by 旅爺さん (2018-01-10 12:55) 

makkun

奥村チヨの独特な歌唱・声質に
興味を持った時代がありましたが
いつの間にか表舞台から消えて行った・・
年齢的に自分から身を引いたのかと思ってましたが
改めて「引退」と聞くと残念ですね~
図々しくテレビを賑わしてくれても良いのにね~(^^♪
by makkun (2018-01-10 15:13) 

Take-Zee

こんにちは!
奥村チヨさんは左右のお目目の大きさ・形が
ちがっていて・・私にはそれが魅力でした。

by Take-Zee (2018-01-10 16:30) 

omachi

気分転換にご利用下さい。
WEB小説「北円堂の秘密」を知ってますか。
グーグルやスマホでヒットし、小一時間で読めます。
その1からラストまで無料です。
少し難解ですが歴史ミステリーとして面白いです。
北円堂は古都奈良・興福寺の八角円堂です。
読めば歴史探偵の気分を味わえます。
気が向いたらご一読下さいませ。
重複、既読ならご免なさい。

by omachi (2018-01-10 18:36) 

ヨッシーパパ

♫あなたが、噛んだ小指が痛い♫でしたか?
まだ、小学生でしたが、ドキドキして、音楽番組を見ていました。
by ヨッシーパパ (2018-01-10 18:48) 

老年蛇銘多親父(HM-Oyaji)

黛ジュン・奥村チヨ・小川知子、あれは東芝3娘だったのですね。

考えてみれば、もう半世紀前の話で、皆、当時はやりのミニスカート姿で画面に登場していたことが思い出されます。

そして彼女らが当時歌っていた歌、黛ジュン”天使の誘惑"
小川知子”ゆうべの秘密” そして奥村チヨ”恋の奴隷”と、その時の彼女らの年齢からして、かなり色っぽい内容の歌が歌われていたと、そんなことを思い出しました。

by 老年蛇銘多親父(HM-Oyaji) (2018-01-10 19:52) 

そらへい

中学生の頃、ごめんねジローが流行っていましたね。
中学生にはやや刺激的なお色気のある歌手でした。
by そらへい (2018-01-10 21:33) 

poko

奥村チヨは知っていますが花の中三トリオが年代が近いので歌もよく聞いてたし山口百恵のドラマも見てました。
今回のニュースで久しぶりに奥村チヨという名前を聞きましたがまだ引退してなかった事に驚きました。
どこで活躍されてたのかなぁ。
by poko (2018-01-10 23:24) 

えくりぷす

奥村チヨさんは、麻生祐未さんの叔母さんということで知った覚えがあります。どちらも、美しくて色っぽくて可愛い女性ですね。
by えくりぷす (2018-01-12 21:07) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Copyright © 戦後史の激動 All Rights Reserved.
当サイトのテキスト・画像等すべての転載転用、商用販売を固く禁じます