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ハイヒール・リンゴ、仏壇と墓「私たちの世代で何とかしないと」

お盆

今日の月遅れお盆の中日はあいにくの天気で、予定していた多摩川の花火大会が中止(順延なし)になってしまいました。ということで、お盆に関連した話題として、昨日も予告していた、ハイヒール・リンゴ(昨日はモモコと間違えました)の話をご紹介します。



お盆なので、昨日に続いて取り沙汰されている「墓」と「仏壇」の話です。

「そもそもいるんかな~」ハイヒール・リンゴ、お盆に仏壇と墓の問題考える

ハイヒール・リンゴが、離檀墓じまいについて語っています。

一応、補っておきますと、「離檀」というのはお寺の檀家をやめること、つまり位牌や過去帳を返すことです。

「墓じまい」というのは墓を潰すことです。

ハイヒール・リンゴによると、先祖や、親類のお墓が「なんだかんだでものすごくある」から子孫は大変だ。

次世代に受け渡す前に、「私たちの世代で何とかしておかないと」というのです。

ちなみに、リンゴに実子はいません。

夫の連れ子の将来を案じているのです。

それについての私の意見です。

まず、仏壇は小さなものでも構わないし、処分するにしても、離壇して位牌や過去帳を返してしまえば済む話ですから、そんなに慌てず、祭祀継承者が重荷と感じたときに判断すればいいと思います。

つまり、子孫に委ねても、絶対に許されないほどの重いものではないと思います。

問題は、墓です。

墓守りをするにしろ、墓じまいをするにしろ、祭祀継承者には相当なプレッシャーとコストがかかります。

ですから私は、ハイヒール・リンゴの言うとおり、子孫任せにせず、負の遺産と負担に思ったら、その人が自分の代で処分する勇気があってもいいのではないかと思います。

たぶん、旧い血縁のしがらみがある地方の方、親類に恵まれた苦労知らずな方々は、私の心境を絶対に理解できないでしょうね。

でも、世の中、そういう方々ばかりではないのです。

以前このブログで、「墓」について書いた時、散骨を希望される方が意外に多かったのです。

家庭を持たない、子供を持たない、子供はいても負担は残さない。

そのような人生観を持たれる方もずいぶんいらっしゃいます。

ですから、仏事にしても、「ねばならない」と、まるで道徳的脅迫でもするように、先祖供養を強制するような世の中であってほしくありません。

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私の場合には、親類が無責任(誰も墓守をしない)であるために、仕方なく母が父の先祖の祭祀継承者にさせられているものの、私の子供が障がい者になリ、祭祀継承の負担をかけられないという現実的な問題があります。

それと、私自身に、自分の先祖の祭祀継承者などなりたくない、という感情もあり、今は、福島県にある先祖の墓のある寺とは、離檀の交渉について最終的な詰めを行っています。

今ある先祖の墓は、私の両親が、貧乏なくせに苦労して毎月積み立てて建立し、私の父は長男ではないのですが祖父や祖母の年忌法要も丁重に行ったのに、墓を作って2年後に死んでしまいました。

もうひとりの建立者である母は、その後祭祀継承者となり引き続き年忌法要も行っていましたが、4度もがんになりました。

祖父の50回忌の弔いあげを私と母で行ったその年には、ここにも書けない身内の離反があり、翌年には私の妹の夫が不治の病になリ苦しんで死んでしまい、妹も心身ともに病んでしまいました。

そして私はその3年後に、火災で妻子が障がい者となり、人生詰んでしまいました。

不幸と年忌法要の重なりに合理的な因果関係はなくても、とにかく、真面目に祭祀継承していた私たち一家は、みんな命を脅かされたり、人生にとどめを刺されたりする不幸に陥っています。

なのに、先祖供養を何もしない親類は、今も楽しくのうのうとしています。

だからもう、先祖供養はたくさんなんですね。

旧弊な考えに囚われた人が、よく「バチが当たる」などといいますね。

私は唯物論者ですが、その世界観にあってもおかしな話です。

子孫の繁栄を願うのならともかく、足を引っ張る、というより息の根を止めようとするような先祖など、ろくなものではないでしょう。

まあ、私の身の上話はともかくとして、仏のことをきちんとすればその家が繁栄し、粗末にするとバチが当たる、なんていうのは何の根拠もないくだらない迷信です。少なくとも我が家は堂々たる例外です。

過去、現在、未来なんて言いますが、しょせん過去というのは、過ぎたことを語るための文芸的な表現であり、私たちには、物理的には「今」しかありません。

今いない人に(そもそもその人が望んでいるかどうかもわからないのに)勝手に義理立てするよりも、「今」の人がいかに自分の能力や価値観を全面開花できる、自由な人生を歩めるかが大切であると私は思いますので、負担になったら、お寺にお返ししたり永代供養したりする決断は、私は決して間違っていないと思います。

墓と仏壇の意義

墓と仏壇の意義

  • 作者: 八田 幸雄
  • 出版社/メーカー: 東方出版
  • 発売日: 2017/08/05
  • メディア: 単行本

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