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障がい者の性、そしてその支援を考える

障がい者の性の目覚め、そしてその支援

障がい者の性の目覚め、そしてその支援について、示唆を与えてくれる読み物をご紹介したいと思います。東京都知的障害者育成会という団体があります。知的障害者の保護者会です。同団体では、『東京手をつなぐ親たち』という機関誌を発行しています。



その第541号を読んでいたら、『障害のある子どもの性と支援』というタイトルの、興味深い記事(著者・東京都心身障害者福祉センターの山本良典氏)がありました。

障がい者の性の目覚め、そしてその支援

内容を簡単にまとめると、27歳の知的障害者男性が、女子大学生の実習生の体に触ろうとするので問題視すると、その障害者の親は、「いやらしい気持ちで触ったわけではありません。障害に理解がないのでは困ります」と逆にクレームをつけたそうです。

しかし、著者は、その親のクレームを否定し、ちゃんと子どもに教え諭そうと述べています。

長くなりますが、該当箇所を引用しておきます。興味のある方は御覧ください。
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作業所に通っている27歳の知的障害のある男性です。彼は女子大学生の実習生に近づいて体に触ろうとします。実習生が「触るのをやめてください」と言ってもなかなかやめてくれないので、職員に相談しました。
 職員は家族に連絡を取りました。すると、母親からクレームです。「うちの子どもはいやらしい気持ちで触ったわけではありません。スキンシップを求めて触っただけです。実習生は卒業したら福祉の仕事をするんでしょ。そういう人が障害に理解がないのでは困ります」というクレームです。このような実習生を受け入れる作業所にも問題があるということで、区の障害福祉課にもクレームが行ったそうです。担当した職員も大変困ってしまい、その母親への対応の仕方について相談を受けました。
 その母親は、障害のある息子さんを27歳になっても小さい子どもと同じように見ていたわけです。
幼児期からの親子関係が大人になったときの対人関係にもち込まれていたのです。母親はべたべた体を触られても、スキンシップだと思っているから何も言いません。でも、社会の女性は母親の代わりをしてくれる人ではありません。27歳の大きな男性が近づいてきて触られたら、女性はびっくりして「やめてください」と言います。そのことを母親は子どもに伝えていませんから、子どもは「お母さんはOK、社会の女性もOK」と思っています。
 母親は社会の女性の代表として、子どもに女性との関わり方を教えないといけません。女性の体のプライベートな部分を触るのはダメということです。
お母さんも子どもが大人になるにつれて、体を触られたら、「いいかげんにしなさい、子どもじゃないんだから。大人が女性の体を触るのはよくないよ」と伝えなければいけないのです。
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著者は、障害者が「地域で暮らすということは、精神年齢ではなく、生活年齢で暮らすということです」と述べ、知的障害者の「精神年齢」を“放置”することを否定しています。

全く同感です。

生活年齢で暮らすということは、地域の「オミソ」的存在ではなく、人格的には自律したひとりの地域住民として暮らすということです。

残念ながら、一部障害者の保護者の中には、ここがわかっていない人がいます。

私も中途障害者の親になりましたが、なかなかこの点で、障害者の保護者を理解できないことがあります。

障害自体は、病気やケガと違い、治療や自然的経過や「スパルタ教育」で「治る」ものではありません。

しかし、だからといって、地域の一員であることを教え諭さなくていいということではないのです。

障害者(とその家族)というのは、得てして「自分」や自分が知る範囲だけで判断しがちなのですが、社会の中の一員であることを踏まえた上での「理解と支援」を求めていただきたいと私は思うのです。

そして、もし、障がい者をめぐってこのようなケースに出くわしたら、その障害者の親でなくても教え諭す勇気を持ちたいものです。

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クリームとジャムの相性がよいシューロール


おいしいシューロール桜薫るあまおういちご

今日、ここでだけ告白するおやつは、『おいしいシューロール桜薫るあまおういちご』(Pasco=敷島製パン)です。

おいしいシューロール桜薫るあまおういちご

袋をあけると、甘い苺の香りがします。

イチゴジャムとクリームが入っているロールパンです。

おいしいシューロール桜薫るあまおういちご

パンは、上の部分がカサカサした感じの軽い食感の生地になっていますが、そのほかは普通のパンと変わりありません。

中のあまおうジャムは、イチゴジャムとの違いがわかりませんでした。

桜風味のクリームは、ホイップクリームではないので、ねっとりした重めのクリームです。

桜色ではあるのですが、桜の風味についてはあまり感じませんでした。

でもクリームとジャムの相性がよいので、私は高評価を与えたいと思います。

ジャムパン、お好きですか?

お好きな方にはおすすめです。

性と生の支援: 性の悩みやとまどいに向き合う (発達障害の子の子育て相談)

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  • 作者: “人間と性”教育研究協議会障害児者サークル
  • 出版社/メーカー: 本の種出版
  • 発売日: 2016/09/22
  • メディア: 単行本

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nice!(266)  コメント(20)  [編集]
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コメント 20

えんや

そんな問題があるんですね。
殆ど無関心でした、勉強になりました。

by えんや (2017-03-17 21:12) 

そら

美味しそうなシューロールですね
食べたいんですが、甘い物控えてます、検査結果悪かったので(^^;
by そら (2017-03-17 21:49) 

poko

ジャムパンはたまーーーに食べたくなります。
これは桜風味あまおうジャムというのに惹かれますね。
by poko (2017-03-17 22:23) 

末尾ルコ(アルベール)

わたしも山本良典氏の意見に賛成です。生地に出てくる「男性の親」の方はまったく「実習生の女性」の感情に対する想像力がありませんね。一般的に女子大学生が27歳の男性に身体を触れれるということに対してどれだけのショックを受けるか、感情を乱されるかということは特別な想像力がなくても普通は推し量れるものですが、「男性の親」の方は世界の中心が「障害を持つ自分の子どもと自分」になってしまい、健全なバランス感覚を失っているのでしょうね。おっしゃるように、「社会の一員」であるために、まず親御さんが「他者に対する想像力」をしっかり働かせるべきでしょうね。

『おいしいシューロール桜薫るあまおういちご』・・・ジャムパンとなると、またしても(笑)牛乳も欲しくなります。わたしもとりたてて「桜の薫り」は必要としていません(笑)。今日のことですが、ちょっと高級感のあるパン屋さんで購入した商品を食べたんですが、(ん?Pascoやフジパンの方が美味しいぞ)と感じました。もちろんそのパン屋さんにも美味しいパンがあるでしょうが(←軽くフォローしている 笑)。

ボビー・ヒーナンも要チェックですね。実はなぜか最近まで、ヒーナン、アーノルド・スコーラン、グラン・ウィザードがごっちゃになってまして、まあ皆マネージャーやっていたということもあるのでしょうが、ようやく区別できるようになりました(笑)。AWAって、子どもの頃は3団体の中ではグッと地味な印象がありました。バーン・ガニアに外見も、不心得子どもだったわたしには銀行の支店長のように見えていたということもあります。しかしガニアもラシクもヴァションもアマレスで素晴らしい実績を持っているって、知ったの去年くらいです(←お粗末なプロレスファンぶりを吐露 笑)。ラシクなんか試合ぶり、アマレスとまったく関係ないのが「大人」ですね~。プロレスファンになった頃にはブルーザーとクラッシャーはとうに最盛期を過ぎていましたが、「別格」レスラーのカテゴリーに入っていました。「暴れ者、アウトロー」というイメージとしては、正にプロレス史上最高でしょうね。 RUKO

by 末尾ルコ(アルベール) (2017-03-17 22:28) 

うつ夫

障害のあるなしにかかわらず、よその子を叱るのは勇気がいりますね。

by うつ夫 (2017-03-17 22:47) 

pn

27歳の親ってーと50~60って所でしょうか?最近のその年代の親って根本的に子離れ出来てない人が多いような気もします。弊社だけか?(笑)
by pn (2017-03-17 22:50) 

粋田化石

その障碍者の親御さんは、長年自分の子供にばかり目が行ってしまっているので世間知らずになったのかもしれませんね。
Pascoは敷島製パンですね。鉄人28号を作った会社と同じ名前だということに先ほど気づきました。
by 粋田化石 (2017-03-17 23:28) 

yamatonosuke

シューロールって食べたことないです。
シュークリームの生地は美味しそう〜。
by yamatonosuke (2017-03-18 00:51) 

ナベちはる

シューロール、一度食べてみたいです。
by ナベちはる (2017-03-18 01:13) 

HIDEe

障がい者も健常者も、あくまで一生物であることを認識する必要はありますね。
それなのに、障がい者の性は見て見ぬふりをされているような気がします。
ジャムパンはあまり食べませんね。
美味しいですけど、途中で私は飽きてしまうので。
でもクリームと一緒なら、また違うかもしてませんね。
by HIDEe (2017-03-18 03:07) 

HOLDON

難問でした。
親の気持ちも半分わかります。
そして実習生も、それも勉強のうち、と思って欲しい気もしました。
腹が立つのは障害者に性暴力をする者。。。
by HOLDON (2017-03-18 08:34) 

犬眉母

「子離れ」というテーマも感じますね。
by 犬眉母 (2017-03-18 14:22) 

makkun

難しい問題ですね~
一瞬「この母親は被害者意識」があって
このような発言・行動をしたのかと思いましたが
専門職の方が暫く寄り添って思考の教育でしょうかね~

意地っ張りで頑固の私ですので
2ケ月後の検査が待ち遠しいですよ~(笑)
by makkun (2017-03-18 16:27) 

きーちゃん2

慄然としました!!私の長男、小学生の頃母親の身体に少し触れただけで、かなり拒否られていましたから…。最近そのことをポツリという事があるんですね。甘えたかった時期なのにそうしてもらえなかったんだと…。だけど、その母親はもういない…。彼が恨みを何処にもぶつけるところがないんです。
by きーちゃん2 (2017-03-18 21:11) 

utamaroco

HOLDONさん

>それも勉強のうち

それは違いますよ!!

実習生で問題が発覚したから良かったんで、これが一般社会で起こると厄介なことになるから、機関誌で注意を呼びかけているんではないでしょうか。

>腹が立つのは障害者に性暴力をする者。。。

教え諭すことと暴力は全く別物です。
それは話のすり替えでは?

障害者の言いなりになることが優しさと誤解しているようですが、それって結局障害者を見下してませんか。

by utamaroco (2017-03-18 23:09) 

いっぷく

みなさん、コメントありがとうございます。

私は、社会復帰を目指す中途障害者の親だからとくに思うのですが、
この記事の著者の「地域で暮らすということは、精神年齢ではなく、生活年齢で暮らすということです」という言葉を重んじています。
障害は病気やケガと違いますが、だからといって「生活年齢で暮らす」ことを全く認識できないと最初から決めつける「諦め」は、いかなる意図や自覚があろうが、障害者を信じず尊厳を踏みにじるものと言わざるをえないと思います。
by いっぷく (2017-03-19 01:47) 

HOLDON

>utamaroco さん、
ご指摘ありがとうございました。
言い訳はいたしません。
反省いたします。
by HOLDON (2017-03-19 06:38) 

なぁ

考えさせられるお話でした。ありがとうございました。
by なぁ (2017-03-19 17:29) 

うっかりくま

連絡を受けた親は子供の代わりにまず謝る。
そして一緒に対応方法を考えてもらうようお願いする。
・・というのが一般的です。私も知的障碍者の母親なのですが、子供が高校の頃、通学バスの補助員のおばさまに触ってしまう子がいて、PTAで問題になりました。幼い時から繰り返しそれはやってはいけないことだと親も補助員もあきらめずに言う事位しか当時は思いつかなかった記憶があります。
ただ、同じ触るのでも気を引くためか、ムラムラするのか、わざと相手が嫌がることをしているのか、習慣やこだわりになってしまっているのかで対処方法が違ってくると思います。「いけないことだ」との認識を親も作業所関係者も共通させた上で、それをやめさせるためには
どう対処したらよいかを一緒に検討していくのが当人にとっても社会にとっても一番良いのです。
クレーム対応も、障碍者の行動を予測して気をそらしたり別のことで発散させたりうまくかわしていくのも
技術のひとつであり、施設職員に求められる能力なのです。天使でも保護すべきかわいそうな人でもなく、生身の、理性で抑えが効かない側面があることを実習で学ぶのはショックだと思いますが、大事な事だと思います。
高齢者施設に勤務して、似たような認知症男性のケースに接し、それを実感しています。言い方によっては逆上されて手に負えなくなることもあるので技術も必要なのです。いけないことは教えつつ、本当に嫌がっていることを伝える、みだりに刺激しない、そんなことをされたらもう会いに来られなくなると悲しそうに伝える、まずジョギングで興奮を鎮める、ハイタッチや握手など非社会的でない方法を教えるなど、いろいろ考えられます。
27歳にもなると親のいう事を聞く年齢でないのは他のお子さんと同じなので、もっと小さい頃から親が気を付けて指導していかないといけないと保護者会では言われていました。自分も偉そうに言えるほどできていないのでとても身につまされ、反省しています。



by うっかりくま (2017-03-20 02:35) 

Rinko

とても考えさせられる問題ですね。
例え精神年齢が低かったとしても、小さな子ども達に対してそうであるようにやって良い事と悪い事は教えていくべきだと思います。

by Rinko (2017-03-21 09:57) 

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