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障がい者の「IQと生活自立能力」IQ18、語彙10の男性から考える

障がい者の「IQと生活自立能力」IQ18、語彙10の男性から考える

8月22日に『クローズアップ現代+』で放送された「次郎という仕事」のダイジェスト動画がFacebookでシェアされていました。たまたまこの日は同番組を見ていなかったのですが、動画はすでに私が確認した時点で819574回再生されていて、オンエア後も注目度の高いテーマだったようです。



『クローズアップ現代+』で放送された「次郎という仕事」とは、IQ18、語彙も10程度しかない重度知的障害の男性が、バスに乗り、買い物をして、道行く人に挨拶をして、と要するに「普通に暮らしている」動画がダイジェストで配信されています。



『クローズアップ現代+』は、相模原の事件以来、障がい者を特集する機会が多くなっているように思います。

その背後には、あの凶悪な相模原事件の容疑者に「心情的に同調する」向きが、一部の人々の中にあること。

つまり、「障害者は不幸を作ることしかできない」「経済効率や生産性において“お荷物である”」という容疑者のいい分を否定しないことに、番組が懸念を示しているからにほかなりません。

障がい者の親である私に言わせれば、そんなものは苦労知らずで、かつ物知らずで、かつコンプレックスだらけの人間が、肉体的精神的弱者を貶めることで自分を「よりまし」と正当化する不毛なジコマンであるし、「経済効率や生産性において“お荷物である”」という合理的な根拠もどこにもありません。

それどころか、バリアフリー法などが、社会発展の突破口と、内需拡大を生み出している事実をどう見るのか。

それはともかくとして、その男性ですが、IQ18、語彙も10程度ですから、ひとりで表に出て介助無しで暮らせるの? と思われるようなレベルです。

たとえば私の長男も、事故で頭の中の既知がすべてすっとんだため、自力歩行を回復はしたものの、受傷後1年目ぐらいは、散歩に連れ出しても赤信号で止まるという認識がなく、こちらは交差点では体を張って長男を食い止めていた悲しい時期を経験しています。

この男性は、たとえば小銭のお釣りも理解出来、店員に魚をさばいてもらうのに、店員の質問に首を振ったり、魚に手刀を切って切り身にするよう依頼したりしているのです。

つまり、言葉はなくても「会話」をしているのです。

おそらくは、この男性の保護者は、自宅やデイサービスに男性を閉じ込めずに表に出して、買い物などの「数稽古」を何度も経験させて、その能力を身につけさせたのではないかと思います。

それによって、文法や個々の単語では理解できなくても、全体から感覚として「会話」を成立できるようになったのではないかと思います。

もちろん、そこには、店員との信頼関係(理解と支援)が必要です。

店員が理解しようとしなかったり、騙そうとしたり意地悪をしたりという魂胆があったら成り立ちませんから。

この男性からは、私はいくつかのことがわかりました。

1.IQと生活自立能力は必ずしもリンクしない(IQが低くても絶望する必要はない)
2.知的障害だからと諦めずに社会経験の「数稽古」を積み重ねることで可能性が広がる
3.周囲の人との信頼関係が大切


よく、子供のIQが思ったより低かったと、がっかりしている親御さんの投稿を、Facebookの障がい者グループで見かけることがあります。

が、今回の男性の例は、「試験頭」と「生活自立頭」は別のものだと割り切り、気落ちせず療育を続ければ良い、という前向きな気持になれました。

そして、この男性のような介助なしで生活しようとしている障がい者には、周囲の人がそれを円滑に行えるための協力を惜しまないでほしいと思います。

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スイートポテトの食べ方に一石を投じる商品


今日ひさしぶりに打ち明けるおやつは、『スナックサンド スイートポテト』(フジパン)です。

スナックサンド スイートポテト

食パンにさつまいもあんを挟んだパンです。

スナックサンド スイートポテト

『スナックサンド』シリーズの期間限定商品です。

スナックサンド スイートポテト

「実りの収穫フェア」ということで、この『スナックサンド スイートポテト』には、徳島県産鳴門金時が使用されています。

期間限定商品はあと2種類、『スナックサンド りんごカスタード』と『スナックサンド 和栗ショコラ』があります。

それぞれ、国産ふじりんごと、国産和栗を使用しているそうです。

いずれも国産にこだわっているわけですね。

さつまいもを、それ単独やサラダとして食べるのではなく、パンに挟む具材にするというのが新機軸。

今回食べてみた『スナックサンド スイートポテト』は、切った感じではさつまいもあんが少なく見えますが、食べてみると食パンとのバランスがちょうどよい感じです。

なめらかなさつまいもあんは、ほっくりしたさつまいものくどくない甘さです。

小腹がすいたときのおやつにおすすめです。

あとの2種類も発売されている期間内に試してみたいと思います。

いかがですか、さつまいも餡。

精神障害者の自立をどう支えるか―精神障害者の理解と居宅生活支援(ホームヘルプ)

精神障害者の自立をどう支えるか―精神障害者の理解と居宅生活支援(ホームヘルプ)

  • 作者: 精神保健福祉普及啓発研究会
  • 出版社/メーカー: へるす出版
  • 発売日: 2006/08/01
  • メディア: 単行本

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なかちゃん

仰るとおり、自分よりも少しばかり能力の低い人をバカにすることで自分は優位だと考えている大馬鹿者の考えですね。
そんなのは普通に悪と考えられてるイジメと同程度です。
自分に自信が無いからですね。
もっと大袈裟に言えば、昔話の魔女狩りみたいなバカタレだと思います。
上手く説明できないけれど、そういうことを普通に正しいみたいに考えている奴、ヘドが出ます。
ボクの目の前に出てきたら、論破する自信はあります。
世の中で一番性質(たち)と頭の悪い奴だと思います(^^)

by なかちゃん (2017-08-24 19:53) 

末尾ルコ(アルベール)

ネット民を中心とした「一部大衆」の思考、言論の酷さはどんどん深刻さを増している感じがあります。名もない「一部大衆」だけでなく、ある程度名の売れた「ネット著名人」の思慮の浅さ、想像力の貧困さ、そして「PVさえ集まればどんな手段をとっても構わない」と言わんばかりの愚劣な言葉使いや文章展開など、本当にこれはどうにかしないとと、いろいろ思案中です。

>全体から感覚として「会話」を成立できるようになったのではないか

>店員との信頼関係(理解と支援)が必要です。

これらは本当に重要なお話ですね。効率や利便性のみを神のように奉る人たちからは決して出てこない大切な発想だと思います。

>IQと生活自立能力は必ずしもリンクしない

本当にその通りだと思います。人間の「総合力」というものは決して数値化できないというのがわたしの持論の一つです。ごくごく狭い各論の目安として数値は役立つこともあるでしょうが、あくまで「各論」です。IQで人間の総合力は測れない・・・多くの人たちに共有していただきたい思考です。

『スナックサンド スイートポテト』・・・今日なんかも残暑が本当にきつくって、午後には体が怠くなり、何か食べないとどうにもならない感じで、栄養バー的なものをおやつにしましたが、このようなスナックサンドも午後のスタミナ源としてよさそうですね。期間限定商品の中では、『スナックサンド りんごカスタード』に一番興味があります。それにしても暑い!家の中すべてに冷房を効かすわけにはいかず、少し動くだけでも汗が噴き出て、もうヘロヘロです(笑)。

インディ団体は200名も入ってないのですね!う~ん。そもそもインディ、多過ぎますものね。しかしよくやってますね。そうなると、出前プロレスなど、多様な要望に沿ったビジネス展開を考えねばならないというわけですね。お祭りが大日本プロレスを呼んじゃったりするのですね。

>そう単純なものでもない、という思慮もあったのではないか

それはわたしも同感で、特に昭和プロレスは「思わぬ展開」がゴロゴロしていたからこそおもしろかったのだと思います。その意味で言っても、この前にお話しくださったG1の展開からずっと繋がっている現在のプロレスが物足らない部分というのが見えやすくなってきますね。昭和プロレスに充満していた「筋書きでは割り切れない」要素がほとんど無くなってしまっています。
昭和のプロレスは、フィニッシュのレフェリーのカウントも非常に不透明なもの(スリーカウントがやたらと速かったり、遅かったりなど)が多く、「あのカウントには、ああいう意図があったんじゃないか」などと想像を膨らませる楽しみがありましたし、不透明なカウントが出てくること自体、「アドリブ」感を強く感じました。例えばラッシャー木村の「こんばんは」なども、歴史に残る「アドリブ」だとも言えますよね(笑)。まあWWEなんかは徹頭徹尾台本通り進んでいくもので、あれと日本の昭和プロレスを同一視するわけにはいきません。この前もYouTubeでちらっとWWEの動画を観てみましたが、試合前後のトークと芝居の長いこと。試合はそのおまけのようなほとんどコミックショウで、ああいうのが世界的に大人気で、PPVなどでお金を払って観ている大勢の人がいるというのは困りものです。

「ケイコ」と言いますか、実はわたし、ヨーコもケイコもそれぞれの顔だちなどははっきり覚えておらず、子どもの頃の印象として、「カッコいいのはエースのヨーコだけれど、女性としていい感じなのはケイコ」という記憶があったんです。その記憶を頼りに(笑)、ちょこっと検索で調べてみると、(やはり!)という感じで、一人の女性としては、ヨーコよりケイコの方が好みだったことを確認し(笑)、あのような文となったわけでございます。しかしあらためて見てみると、首に巻かれたスカーフなど、子ども心をくすぐる要素がしっかりありました。思えばあの頃は、女子スポーツ自体が日本ではあまりなかったですから、ヨーコやケイコは光ってましたよね。しかもあんな「アメリカン!(笑)」な雰囲気を漂わせた女性自体、他にほとんど見かけませんでしたから。
ハンク・ジェームス・・・(笑)。そもそもぼぼ・ブラジルの弟が「ハンク・ジェームス」という名ではいけなかったのかもしれません(笑)。ブラジルはレスラーとしても超一流でしたが、まずその名前の超インパクトですよね。「ハンク・アステカ」とか「ハンク・フォッサマグナ」とか、そんなインパクトが欲しかったです(笑)。

>実際に行ってみると、住宅街やビルの合間の数坪なんてことはめずらしくないですね。

確かにそういう場所はありますね。でもその「不意打ち」感が案外思い出になったりします。いずれにしても東京は、土地そのものから物凄い力を感じます。京都の土地からも独特の力を感じるのですが、「現代そのもの」の東京とはやはりかなり違います。東京は、「歴史+今現在圧倒的に動いている躍動感」ですよね。それでいて場所によっては静謐も感じられるという。高知の場合、ちょっと高知市中心街から離れると静謐が多過ぎて、多過ぎると逆に静謐感が薄らぐという感じでしょうか(笑)。 RUKO

by 末尾ルコ(アルベール) (2017-08-24 22:24) 

藤並 香衣

「私がいる間はいいけれど
この子が残されたらどうなるのか」
そんな心配をされている方を見たことがありますが
一人になっても生きる力をつけてあげるのは
とても大切な事ですよね
それを実現するためには優しい社会を
周囲が作る努力もしないといけませんよね
by 藤並 香衣 (2017-08-24 22:37) 

nikki

前向きですね。
考え方ひとつでかなりかわります。
ネガティブ思考はしないようにしないと。

フジパンいろいろ出しますね。

by nikki (2017-08-24 23:06) 

pn

生きる力みたいなものがあるんだろうなきっと。
by pn (2017-08-24 23:28) 

ナベちはる

スイートポテトをサンドして食べる発想、ありませんでした。
by ナベちはる (2017-08-25 00:53) 

yamatonosuke

障害者に暖かい社会になってほしいです。

秋を目前にこれから新商品がたくさん出てきそう〜
by yamatonosuke (2017-08-25 01:53) 

toshi

スイートポテトのサンド、美味しそうですね。
自己正当化のための自己満足には意味がありませんね。
by toshi (2017-08-25 08:11) 

チャー

動画 拝見しました
楽しそうで 温ったかい
もちろん 画像が彼の全てではないと思います
でも心のIQ は満点です(^-^)
世の中 心のIQが恐ろしく低い人 たーくさんいますね
by チャー (2017-08-25 08:31) 

さゆり

色々と考えさせられますね。
周りに支えられながらも楽しく生活している様子が
伝わります。
私はIQよりもEQが大切と感じています。

by さゆり (2017-08-25 09:56) 

旅爺さん

身障者に出会うのは車椅子の人が殆どです。
動画のような人は見た目では分りませんからね。
でも気づいた時はどんなことでも手助けしてあげてます。
by 旅爺さん (2017-08-25 10:25) 

johncomeback

僕のブログによく登場する悪友O君の息子さんは
出生時の体重が約800gという超未熟児で
知的障害となりましたが、養護学校を出て立派に
働いています。でも親としては将来が心配のようです。
by johncomeback (2017-08-25 10:49) 

kou

勤務先に障害を持っているお子さんを育てているお母さんがおりますが、時々日々の様子を話してくれます。ご苦労はあるようですが、ごく普通に生活されている姿を拝見していると微笑ましくなります。
たまに私が釣った魚をお裾分けするのですが、天ぷらをとても美味しそうに食べてくれたと、笑顔で話されるととても嬉しくなります。

障害のある方を普通の支える世の中になりつつあることを願います。
by kou (2017-08-25 11:01) 

まめ

頭が下がる思いをすること多々です。
障碍者?いえ、同じ人間ですから出来ることできないことの
範囲が違うだけですよね。
歳をとることも一部出来ないことが増えてきますし。
by まめ (2017-08-25 12:17) 

Take-Zee

こんにちは!
今日アップのパンも家内が欲しがっています!

by Take-Zee (2017-08-25 12:35) 

えくりぷす

動画を拝見しました。周囲の人たちの方も、次郎君に関わることで得るものがきっと大きいのだな、と思いました。
by えくりぷす (2017-08-25 13:57) 

poko

サツマイモや栗・りんごを使ったパンやお菓子がたくさん出て来てますね。
まだまだ暑いけどこういうのを見ると秋が近いなぁと思います。
by poko (2017-08-25 14:07) 

makkun

動画を観てもう涙が流れて来てしまいましたが
「自ら好んで病気になった訳じゃない!」と
堂々として日々を過ごしている次郎君が
眩しく見えました。
「弱者に優しい日本」・・・
何処へ行ってしまったんだろう・・・
私は自立していく彼・彼女達を見守りながら
援助が必要な時には惜しまずに援助したいと思います。
by makkun (2017-08-25 14:13) 

ヨッシーパパ

個人個人の力では、難しい問題も出てきますから、安心して暮らせるような社会構築が必要なのでしょうね。
by ヨッシーパパ (2017-08-25 18:46) 

HIDEe

知人で障がい者施設の送迎の運転手をしていた人がいたんですが、最近辞めたそうです。
我慢できなくなった、相模原事件の容疑者の気持ちが分かってきたと言ってました。
やはり世間には、こういう人は多いのかなと感じました。
難しい問題ですね。
IQで人の人生や価値観は決められないと感じてます。
あくまで一つの物差しだと思ってますので。
by HIDEe (2017-08-26 03:40) 

いっぷく

みなさん、コメントありがとうございます。
直接Facebookに投稿したわけではないのに「いいね!」を86いただけた(26日10時18分現在)というのは、障がい者の自立の問題はそれだけ注目されていることなんですね。
by いっぷく (2017-08-26 10:18) 

うつ夫

200超えるかもしれませんね。
by うつ夫 (2017-08-28 00:39) 

伊閣蝶

「クローズアップ現代+」はお気に入りの番組ですが、この放送は見逃してしまいました。
記事にアップされている動画を拝見し、感動したところです。
次郎さんもさることながら、周囲の目の自然な温かさが印象に残りました。
違う個性をお互いに認識することによって、コミュニケーションの輪は確実に広がっていくのだと感じております。

by 伊閣蝶 (2017-09-01 16:09) 

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