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田中角栄の子供が何人か話題になっているのはブームの証拠か

田中角栄

田中角栄の子供が何人かが話題になっています。昨今、田中角栄ブームだそうですね。今年に入ってから「角栄本」が3冊も上梓されています。中には、現役政治家時代、別派閥に入って批判していた石原慎太郎氏まで上梓しています。注目される人は私生活に関心を持たれるのは世の常ですね。(田中角栄のみ敬称略、上画像は「Weblio辞書」より)



田中角栄の息子の田中京氏が先月、『日刊ゲンダイ』で連載していた「父・角栄をおもえば」が好評ということで、私も読んでいました。

内容は、正妻ではない辻和子さんの子どもとして生まれた京氏の、父・田中角栄に対する思い出、政治家・田中角栄として印象に残った言葉や出来事、とくに、田中政権のハイライトである、毛沢東、周恩来と渡り合った日中国交正常化時における、「家族」として見た田中角栄のエピソードが詳細に語られていて興味深く読めました。

田中京氏の「父・角栄をおもえば」は、ネットでは有料コンテンツとして読むことができます。

ところで、田中京氏は、今夏の参議院選に、自由民主党からの出馬を模索しているそうですが、すでに田中真紀子氏が同党を離れているにもかかわらず、かつての田中派の人たちは、表立って動くことをためらっているようです。

やはり、正妻の子供ではない、ということがネックになっているのかもしれません。

しかし、田中角栄はきちんと認知し入籍もし、子供は一人を除いて田中姓を名乗っているのですから、周囲がそんな差別をする必要はないと思います。

ネットでは、田中角栄の子供は何人? という話題が昨年の暮ぐらいからたくさん検索されています。

田中角栄ブームが到来した。

では田中角栄は何をした人か、

家族はどうなっているのか

となっていく、関心の方向性は、芸能人も政治家も同じですね。

田中角栄再評価ブームは、それだけ浸透しているということかもしれません。

田中角栄の子供は7人、で正解ではないかと思います。

長女は籍に入れましたが正妻の連れ子
次女は田中真紀子氏
長男は早くに亡くしています。田中角栄が京氏を跡継ぎにしたがったのはこのことがあったからでしょう。

京氏の母親、辻和子さんとは二男一女。娘さんが早逝しています。

そして、“越山会の女王”といわれた秘書・佐藤昭子さんの娘のあつ子さん。この方だけは「田中」ではないようです。

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ではなぜ田中角栄再評価なのか


それにしても、田中角栄関連の書籍が、ここのところ次々でています。

採算なしに刊行はしないでしょうから、出せば売れるのでしょう。

今年に入って上梓された「角栄本」は、1月だけで

『天才』(石原慎太郎著、幻冬舎)
『田中角栄の青春』(栗原直樹著、青志社)
『角言: 田中角栄を刻む62のメッセージ』(石田伸也著、徳間書店)

3冊もあります。

田中角栄は、「田中金脈問題」で首相を辞職。ロッキード事件で逮捕収監され自由民主党を離党するなど、いわゆる利益誘導型の政治家として評価が定まっていたはずですが、その一方で、タカ派ではなく、また情で心を動かす政治家としての評価は変わらないままでした。

それが懐かしがられているだけでなく、もう一歩進んで、かつての格差是正を目指した経済政策のために、田中角栄のような利益誘導型ぐらいの政治家でないとだめなんだ、という見方もあるようです。

田中角栄ブームについて、佐高信氏が、こうコメントしています。
「なぜ今、田中か。自民党が変わったからですよ。暮らし優先のハト派の宏池会や田中派の政治から、イデオロギー優先でタカ派の清和会の政治になった。異論を許さない安倍晋三政権の強権政治の反動として、『兄弟10人いれば1人ぐらい共産党はいる。おやじが死ねばみんな集まるんだ』が口癖で、人間的に幅のある田中が“呼び戻されている”のだと思う」http://mainichi.jp/articles/20160307/dde/012/010/003000c

早野透氏は、角栄流「ソフト政治」と安倍流「対決型政治」という比較をしています。
実態をいえば、自民党は「建前改憲、実質護憲」で、安全保障投資はほどほどにして、それよりも経済発展に資源を集中してきた。「安保費の節約」が角栄にとっての9条のありがたみであり、角栄の平和思想の根底にある。「戦争はもうこりごりだ。もっと平和で豊かな生活をしたい」という戦後の国民思想は、まさにそれだったのである。http://www.nippon.com/ja/currents/d00115/

要するに、安倍晋三総理の現政権が「あんまり」なので、金権でも護憲の田中角栄のほうが良かった、という国民の悲鳴ということらしい。

まあ、現役ではなく、過去の人になると、当時のことは忘れてきれいな評価になりますよね。

田中角栄の目指したとされる「格差是正」も、スーパー政治家の度量頼みではなく、制度として実現させていかなければならないでしょう。

ただ、このトレンドが、しばらく続いた清和会政治に対するひとつの反映であることは確かでしょうし、それは大変興味深いことだと思います。

天才

天才

  • 作者: 石原 慎太郎
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2016/01/22
  • メディア: 単行本

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