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ザ・スリー・ディグリーズ、思春期の憧憬3人コーラスを思い出す

ザ・スリー・ディグリーズ、思春期の憧憬3人コーラスを思い出す

ザ・スリー・ディグリーズが55周年だそうです。Facebookの投稿でも「懐かしい」という文脈で取り沙汰されることがあります。懐かしいどころか、12月に日本公演があったばかりなんですけど、要するに今のメンバーではなく、1970年代のフィリー・ソウルの真骨頂と言われた頃のインパクトを思い出しているのだと思います。




投稿されていたのは、たとえばこんな感じですけどね。

ザ・スリー・ディグリーズ

このメンバーは、まさに私の思春期における洋楽最高峰でした。

When Will I See You Again(天使のささやき、1974年)


1974年東京音楽祭世界大会で金賞。切なく甘い歌詞がよいですね。

メンバーは変わりましたが、トレードマークのスリットではないこの熱唱もすばらしいですね。

Woman in Love(1978年)


私の中高生の頃というと、話題になったのは第一にカーペンターズで、もちろん私もすばらしいシンガーだと思いますが、ザ・スリー・ディグリーズの日本における人気は、後に出てくる3人コーラス・グループのヒントになったんじゃないかと思います。

余談ですが、女優の石田えりが出てきたとき、誰かと似てるなあと思ったのですが、メンバーだったファイエットピンクニーに似てるんですね。

顔だけでなく、ヘアスタイルも、そして何よりどこか笑顔も控えめなところが幸薄そうで、そうしたら、石田えりは後に養護施設で育ったことをカミングアウトして、ピンクニーは61歳で亡くなってしまって(涙)

不幸の人相ってあるんでしょうか。

スリー・ディグリーズは、メンバーがのべ15名入れ替わって55周年を迎えるわけですが、『おかあさんといっしょ』の歌のおにいさん、おねえさんの交代とは少し趣が違うようで、メンバーも大河ドラマ化していて、でもそれはまたいいですね。

何しろ、思春期の憧れだったバレリー・ホリデイが、今メンバーでいるのがスバラシイことです。

バレリー・ホリデイ
レコードジャケットより

バレリー・ホリデイ
http://amass.jp より

ホリデイのFacebookページはよくチェックしているのですが、来日時の画像もアップされていますね。

これからもご活躍を期待しています。

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自分の「つもり」だけでなく他者の価値観を思いやれるか


今日の毎日新聞では、浜田雅功の「黒塗り」について取り沙汰されていました。



浜田雅功の、どこが「賢」くなかったのか。

それは要するに、「人種的格付け」のような差別の意図や自覚の有無にかかわらず、他文化や人種・民族に対する理解や敬いの気持ちが伝わってこなかったからです。

安易なお笑い目的で、肌の色を利用したことです。

帯谷孝史の鼻とか、池乃めだかの身長を笑いものにする、吉本新喜劇のノリだったのでしょう。

私は、思春期に母子家庭になったのですが、その頃、世間は片親を低く見ることになっていて、学校で物がなくなると、「あそこのウチはお父さんがいないから」という理由で疑う人間がいたのです。

人間、誰しも欠点があると思いますが、片親の子弟の欠点に限っては、全部「母子(父子)家庭だから」という理由に決めつけられるのです。

そういう経験をすると、全く差別や偏見とは関係ない文脈でも、「片親」とか「母子家庭」とか「お父さんがいない」という言葉が出ただけで、ドキッとするんですね。

ズバリ、正面から「お前、親父いないんだろ」などといわれようものなら、その瞬間、サーッと力が抜けて、“精神的な貧血”(←医学用語ではなく私の造語)状態になったものです。

たかが「片親」ですらそうなんですから、「肌の色」の評価に対する当事者の思いは、もう私の拙い筆力では表現できない歴史的重さがあるんじゃないでしょうか。

日本人はそういう面で、鈍感で苦労知らずですね。

そういう立場じゃないと、わからないんでしょうけどね。

他者の心の痛みを「俺はそのつもりじゃなかった」で押し切ってしまう。

想像力の欠如というのはなんとも哀しい。

私は最近思うのですが、人生はそれほど長い期間ではないのだから、苦労や不幸のない方がいいに決まっていると思います。

でも、不幸な「ほしのもと」だったり、ひどい目にあったり、不運だったりすると、苦労知らずの人にはわからないことを知ったり気づいたりする場合もあるんで、なかなか人生というのは奥が深いものですね。

スリー・ディグリーズ ベスト DQCP-1514 - スリー・ディグリーズ
スリー・ディグリーズ ベスト DQCP-1514 - スリー・ディグリーズ
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ゆりあ

スリー・ディグリーズ懐かしいですね^^
私も、ちょうど中学三年の春に父親を亡くし母子家庭になりました。
いっぷくさんのように、世の中の偏見から嫌な思いもしましたが男である兄の方が私よりひどい目に遭っていたようです。
事故を起こしたというだけで、1カ月以上ものバイト代を払ってもらえなかったりとか…
年を取ると、友人でも片親の人なんていっぱいいるし両親亡くされてる方も多いから、あの頃の事は単なる思い出になりました。
by ゆりあ (2018-02-01 23:40) 

ナベちはる

結成して50年以上、メンバーは変わってもいろいろな人に愛され続けているのですね☆彡
by ナベちはる (2018-02-02 00:19) 

nikki

アメリカンポリスがテーマでエディーマーフィーになったという流れが批判してない人たちのみかたです。

肌の色を笑ったわけではないようですが、難しいですね。
もともと差別する意図があれば、放送してないはずです。
by nikki (2018-02-02 00:23) 

末尾ルコ(アルベール)

わたしは中二くらいからコアなロックファンになっていくのですが、それ以前はいわゆる「洋楽ファン」の時期がありまして、ザ・スリー・ディグリーズももちろん聴いておりました。ただ、レコードはまだ「親に買ってもらう」という時期でして、しかも「LP、買って」とはなかなか言えませんで、買うのはシングル盤。映画音楽のシングル盤などをちょいちょい買ってもらってました。
洋楽の情報はやはりラジオからで、中学くらいからは渋谷陽一のロック番組を聴き始めるのですが、それ以前は確かせんだみつおがDJの国内洋楽チャート番組がありました。高知では日曜の午後に放送してましたが、貪欲に情報を摂取しておりました。その後ロック雑誌も定期的に買うようになります。
『東京音楽祭』についてはわたしもいずれ書こうと思ってるのですが、今となっては貴重なイベントだったと思います。ふと気づいたんですが、ポピュラー音楽賞関係のイベントは映画関係と比べるとなかなか発展しませんね。映画はアカデミー賞を筆頭に世界三大映画祭が大変な権威を持っており、国内でも最初は馬鹿にされていた日本アカデミー賞が、今では俳優の勲章として真っ先に紹介されています。ポピュラー音楽は国内の賞の権威がかつてと比べるとがた落ちですし、世界的にもグラミー賞が注目を浴びるくらいで、他はあまりないですね。結局『東京音楽祭』もすぐに終わりましたし。この辺りも興味深いところです。
ちなみにわたしの洋楽初期は、まず映画音楽、そしてオリビア・ニュートン・ジョンでした。オリビア・ニュートン・ジョンの単独コンサートを民放地上波で放送していましたから、日本では絶大な人気でした。映画『グリース』などで国際的なスターになってからは、逆に興味がなくなりました。歌のクオリティも、日本で人気があった時期の方がよかったと思います。

自分の「つもり」だけでなく他者の価値観を思いやれるか・・・浜田「黒塗り」だけでなく、「日本人と人種差別」の件はいずれわたしもじっくり取り上げたいと思っていますが、そもそもわたしは「差別の意図がなかった」という点にも疑問を持っています。「顔を黒く塗って笑いを取ろうとした」時点で、十分差別となり得るくらい、多少なりとも国際感覚を持っていれば自明の事実だと思います。「エディ・マーフィの物真似であって、黒人一般を対象とする意図はなかった」という言い訳も通用しないと考えます。「顔を黒く塗った」時点で「黒人一般の方たちの気分を害する可能性が十分にある」ということは当然分かっているべきでしょう。「顔を白く塗ったら差別になるのか」なんていう意見もまったく見当外れで、客観的歴史として、「優越者としての白人」「劣等者としての黒人」という意識が、もちろんほとんど白人の側からですが、存在したことは誰も否定できない以上、「白く塗る」のと「黒く塗る」のではまったく異なる意味が生じています。それと、フィフィなる人物が「浜田の黒塗りを見て差別だと感じる人の方が差別意識を持っている」なんていう無知と認識不足丸出しの意見を述べ、その受け売りコメントがYahooなどでは炸裂していましたが、日本には「黒人迫害」の歴史はないけれど、「黒人差別意識」はもともと根強いものがありました。フィフィのような中途半端なタレントの「意見」が影響力を持つようでは困ります。

現在リビングの暖房はエアコンとハロゲンストーブを使っておりまして、去年ハロゲンストーブを加えた途端に冬場の電気料がぐうう~~~っと上がりました。使い分けたら安くなるかと思っていたのですが、まったくの見込み違いでした。もっとも、母がいるので、「できるだけ冬は暖かく」という点は致し方ないところではあります。
電気料金を早めに尋ねるのも特に冬場に金額が跳ね上がるからでありまして、案の定今回は早くも昨冬の最高記録を更新しました(とほほ)。2月はまだ大寒波が続くと予想されており、更に記録を更新するのはまず間違いなさそうで、資金繰りが大変です。この件についてはさらにお話したいのですが、また部屋が寒くなってきたので本日はここまでとさえていただきます。 RUKO

by 末尾ルコ(アルベール) (2018-02-02 01:46) 

pn

物まね王座でのビジーフォーの物まねしか知らない(^_^;)
思えばあれも黒塗りだったような気もしますしシャネルズも黒塗り。どこまでが敬意でどこからが侮辱なのか結構難しい問題なのかもしれませんが差別は反対です。俺も片親で疑われたっけなぁ(遠い目)・・・
by pn (2018-02-02 05:56) 

ヤマカゼ

スリー・ディグリーズとはずいぶん息の長いシンガーですね。
by ヤマカゼ (2018-02-02 06:42) 

Rinko

“精神的な貧血”、言い当て妙ですねー。
相手の身になって考える・言葉を発する事を常に意識して行っていきたいものです。

by Rinko (2018-02-02 08:40) 

チャー

ザ・スリー・ディグリーズ
ブログ掲載のyoutube拝見しました
綺麗なコーラとハーモニーです 何となく聴いたことがありました
天使のささやきの伴奏 少しカーペンターズの曲に少し似ていました(^^)
55周年 素晴らしい
by チャー (2018-02-02 10:54) 

makkun

スリー・ディグリーズの「天使のささやき」が好きで
良く聴いてました・・・
あぁ~! 懐かしい~(*^~^*)ゝ
浜田雅功の顔面黒塗りは
自分の意思では無かったとしても
恥ずかしミスリードだった事には間違いないと思うので
「笑いを取れればなんでも・」と言う業界に
猛省を促したいです。

by makkun (2018-02-02 11:00) 

えくりぷす

バレリー・ホリデイ、向かって左にいる方ですね。
(レコードジャケットよりの写真を除く)
明るくて可愛くて、いっぷくさんが憧れていたのがわかる気がします。
浜田雅功の顔面黒塗りについては、彼のすぐに他人の頭を叩くスタイルと共通する傲岸さを感じました。
by えくりぷす (2018-02-02 12:08) 

芝浦鉄親父

スリー・ディグリーズ、大好きです。今でもベストアルバムをよき聴いています。
“The Sound of Philadelphia”、“When will see you again”、 “Midnight Train”などなど、私が高校生だった頃に聴いてから45年近く経ちましたが、これらの曲は全く輝きを失っていません。。。
by 芝浦鉄親父 (2018-02-02 12:52) 

Take-Zee

こんにちは!
いっぷくさんの記事は懐かしい人たちが
出て来て楽しみです。
あらためて・・そう思います!!

by Take-Zee (2018-02-02 14:01) 

hana2018

スリー・ディグリーズの「天使のささやき」、偶々YouTubeで聴いたものが日本語ヴァージョンでしたが、たぶん練習時間などなかったであろうに・・・全く違和感のない素晴らしいハーモニー。
歌手と言いながら、また日本にウン十年住んでいても、まだ片言の日本語しか話せないA・チャンに聴かせてやりたいです。
石田えりがザ・スリー・ディグリーズのひとりに似ているってよく気づかれましたね。
彼女のデビュー作と言っていい、我が街が舞台の映画「遠雷」。チョッと可愛くて男好きのする奔放な性格の女の子、こういう子っている、いるって身近に感じるキャラであります。それがまさにイメージ通りであった事、大胆なシーンも自然にこなしていたのが思い出されます。
あれ以来、ずっと好きな女優さんの一人で・・・「釣りバカ日誌」シリーズ、久々の石井裕也監督作品「バンクーバーの朝日」で登場したのは嬉しかったです。
by hana2018 (2018-02-02 15:31) 

ヨッシーパパ

スリー・ディグリーズ、良いですね。
シュープリームスも思い出しました。
ソロでしたが、スージー・クアトロが好きでした。
オリビア・ニュートンジョンも。
時代が、ごちゃごちゃかも知れませんが・・・。m(_ _)m
by ヨッシーパパ (2018-02-02 19:36) 

kiki

ザ・スリー・ディグリーズが55周年ですか。
懐かしいです。
『天使のささやき』1974年24歳でした(笑)

by kiki (2018-02-02 22:33) 

そらへい

単に浜田はエディーマーフィーに扮しただけだったのです。
それをお笑いにする文化が日本にあったと言うことです
そして番組も単にエディマーフィーに扮しただけでなく
明らかにお笑いのネタにしようという意図があったのです。
私はあの番組が人気あるというので少し見ましたが
これのどこがおかしいのかわからないことがたくさんありましたね。出演者が先に笑ってしまうのですからね。
視聴者を無理やり笑わせているようなものです。
by そらへい (2018-02-03 21:07) 

うつ夫

歌唱力が素晴らしいですね。
by うつ夫 (2018-02-06 23:47) 

伊閣蝶

日本人は単一民族、といった事実に反する風説を述べた宰相がいたように、日本人は差別に対してかなり鈍感で、しかもたちが悪いことに、自分たちに差別意識はない、と思い込む人がほとんどです。
しかし、実態は今回の肌の色に始まって、異人種に対する差別意識は世界的にみてもかなり強いのではないか。
欧米白人に対する卑屈なまでの態度は、正にその裏返しなのでしょう。

by 伊閣蝶 (2018-02-08 13:20) 

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