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暴力団排除条例は警察庁長官勇退でいったいどうなるのか

戦後史上、警察と暴力団の関係は一筋縄ではいかないという見地から、暴力団排除条例について懐疑的なことを書いてきたが、それ見たことか、というニュースが報じられた。

暴力団排除に熱心な安藤警察庁長官が、「霞ヶ関のルール」で現場から離れるというではないか。

『日刊ゲンダイ』(10月17日付)によると、任期満了で警察庁の安藤隆春長官が勇退。後任に片桐裕次長が昇格する人事が14日の閣議で了承されたことが報じられている。

霞が関的には「順当な人事」らしいが、安藤長官といえば、「弘道会の弱体化なくして山口組の弱体化はなく、山口組の弱体化なくして暴力団の弱体化はない」と、昨今の暴力団追放ムードをリードしてきたはず。

同紙でも、「これまでタブーだった暴力団と芸能界、スポーツ界との癒着にも切り込み、紳助事件もその余没ではじけたことは言うまでもない」と指摘している。

なのに、条例が施行され、これからというときに責任者のポストを離れるというのはいかがなものか。

ノンフィクション作家の溝口敦氏もこうコメントしている。

「すべてが中途半端な形でとっ散らかして辞めるような印象ですね。山口組、弘道会を弱体化させたというが、彼らは分裂しているわけでもないし、先日、山口組の司忍組長は新聞のインタビューで暴排法を痛烈批判し、『地下に潜るだけ』『まったく心配していない』と語っていた。暴排法というのは、これまで警察VSヤクザの闘いだったのを社会VSヤクザという構図にしたものです。果たして、これで暴力団を撲滅できるのか、と思っていたら、さっさと任期で辞めてしまう。後任も苦労すると思いますよ」

何だ、やはり暴力団撲滅なんて本気ではなかったんだ、と失望せざるを得ないではないか。

司忍組長は産経新聞のインタビューで、今回の暴力団排除条例をこう語っている。

「山口組というのは窮地に立てば立つほどさらに進化してきた。昭和39年のときもわれわれの業界は終わりだといわれていた。ところがそれから1万人、2万人と増えた。弾圧といえば語弊があるが、厳しい取り締まりになればなるほど、裏に潜っていき、進化していく方法を知っている。」

司忍組長は、ヤクザ撲滅の本気度を見透かしていたのかもしれない。

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