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『野村克也に挑んだ13人のサムライたち』(双葉社)

『野村克也に挑んだ13人のサムライたち』(双葉社)

『野村克也に挑んだ13人のサムライたち』(双葉社)です。野村克也氏の書籍は、似たような内容がたくさん出ていますが、では側近から見て野村野球とは何だったのか。それを知るべく、ヤクルト、阪神、楽天で行動をともにした橋上秀樹氏の書籍を読みました。



新刊ではないので、簡単なご紹介にとどめますが、野村克也監督のもとで楽天のヘッドコーチをつとめた橋上秀樹・埼玉西武ライオンズ一軍野手総合コーチが、2011年の野球評論家時代に著した『野村克也に挑んだ13人のサムライたち』(双葉社)を読みました。

当時、スポーツ紙で、ともすれば野村克也監督と不仲を伝えられた選手やコーチとの関係について、選手・コーチとして行動をともにした、橋上秀樹氏の視点から「真相」が書かれています。

苫篠賢治、西村龍次、長嶋一成、岡田彰布、今岡誠、池山隆寛、飯田哲也、古田敦也、岩隈久志、山口重幸、一場靖弘、柳田浩一、そして橋上秀樹自身と13人が対象です。

が、本当に分かり合えなかった冷えた関係は、岡田彰布と今岡誠だけだと読めました。

阪神という人気球団で、かつ幹部候補生として最初から扱われてきたので、野村将棋の駒のような役回りができなかったのかもしれません。

しかし、自分をどう使うのか、馬には乗ってみよ人には添うてみよという前向きな気持ちを、とくに今岡誠は持っても良かったのではないか、と思いました。

本書をなぜ読む気になったかというと、先日、巨人三軍と独立リーグのチームの試合をFacebookがライブ配信していて、解説が松本匡史氏だったのです。

松本匡史氏は、せっかく巨人の幹部候補生だったのを退団して、野村楽天のヘッドコーチに就任。

にもかかわらず、1年で放り出されてしまったことを思い出しました。

どうしてなのかその理由が知りたかったのですが、本書によると、野村監督の欲しがっている情報に対して、松本匡史氏が臨機応変に応えることができなかったから、と書かれています。

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野村克也に挑んだ橋上秀樹と挑まなかった(?)松本匡史


せっかく三顧の礼で迎えたのですから、三木谷浩史氏には、一度別のポストにつかせるなどして勉強させ、松本匡史氏にもっとチャンスを与えてもよかったのではないかと思いました。

一方、その松本匡史氏に代わってヘッドコーチに就任したのが、橋上秀樹氏でした。

現役時代の成績も、知名度も、松本匡史氏の方がずっと上でしたが、そのチャンスをものにして参謀役をつとめ上げた橋上秀樹氏は、その後、巨人や楽天、西武などからいずれも重要ポストで声がかかっています。

人間ですから相性もあるでしょう。

が、その上司と自分の立場で何をすべきか、「臨機応変に応え」られるかどうかが人生の明暗を分けるというのは、プロ野球の世界に限らず、私たちにも教訓になることではないかと思います。

その意味で、野村ファン、橋上ファン、松本ファンであるかどうかにかかわらず、一読をおすすめします。

野村克也に挑んだ13人のサムライたち (双葉新書)
野村克也に挑んだ13人のサムライたち (双葉新書)
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