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加山雄三の「お嫁においで」

加山雄三は70歳すぎてまだ現役である。今年に入って、「アトリエde加山」(BSフジ)と「若大将のゆうゆう散歩」(テレビ朝日)のレギュラー番組が始まった。

私が加山雄三を最初に知ったのは、「君といつまでも」という歌を歌っていたときだが、今回は「夏の歌の戦後史」というテーマなので、「お嫁においで」という歌を挙げておきたい。

加山雄三というと、若大将というイメージがある。同じ湘南を愛する慶応出身者でも、石原裕次郎とは明らかにキャラが違う。出発点となった映画会社の違いもあるのかもしれない。

父親も母親も往年の名優。学校時代も優秀な成績で、作家も歌手もこなすシンガーソングライターの草分け。俳優としては60年代の東宝の看板。

あまりにも華やかなイメージを積み上げてきたが、苦労知らずのボンボンというわけではない。過去に、大きな借金を背負ったり、けがをしたりもした。

最近では、モズライトギターの権利を巡って、旧モズライト社社長夫人から不正競争防止法遵反で警視庁に刑事告訴という話もあり、一部マスコミからは「サギ大将」とまで侮辱されたが、加山雄三が起訴されたという話は聞かない。

「モズライト社はもうない。俺のモズライトモデルは違う名前と違うメーカーで企画したもので、(ピックアップの)コイルの巻き方を工夫して音を似せたけど、根本的に変えてある。実はモズレーさんには奥さんが4人いたらしくてね。その4番目の奥さんが金になるからと(警察に)駆け込んだらしい。俺の名前があるから、記事にすれば話題になるってことだよ」(「東京スポーツ」3月17日付)

といっても、加山雄三が逆に、相手を虚偽申告や、マスコミを名誉毀損で訴えることはしない。少なくともマスコミ相手の方は勝てるはずだが、加山雄三は番組のタイトル通り「ゆうゆう」、つまり泰然自若な若大将のままでいたいのだ。



「お嫁においで」は加山雄三8枚日のシングルである。慶応義塾大学法学部卒業の翌々月、60年5月に東宝と専属契約。三船敏郎主演の映画『男対男』(8月14日封切り)で俳優デビューした。

歌の方は同年7月に「夜の太陽」をリリースしている。65年12月には「君といつまでも」が大ヒットし、レコード大賞特別賞を受賞。すでに若大将シリーズという看板作品もあり、歌う俳優としてのポジションも定着した絶頂期だった。

この歌も、60年代だけあって流行していたハワイアン音楽のひとつである。イントロから荒れるウクレレの音色が眩しい太陽を連想する。

作詞は岩谷時子。越路吹雪のマネージャーを務め、数多くのヒット曲を生み出してきた作詞家として知られるが、当時の本職は東宝の文芸部員である。私は青春ドラマの作詞家というイメージが強い、

作曲の弾厚作というのは加山雄三のペンネームである。01年には井上陽水がカヴァーしているが、若い人の中には井上陽水が元祖と思っている人もいるのではないだろうか。

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よいこ

ちい散歩のあと番組だそうですが、見る機会がなく残念です゜
by よいこ (2012-07-09 12:14) 

Bennett

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