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矢沢永吉とジョニー大倉など仲間割れ列伝

戦後史の激動。今日は「ツートップ仲間割れ列伝」です。

矢沢永吉の“37年ぶりのキャロル復活共演”を、今週売りの「アサヒ芸能」(9月20日号)が話題にしています。9月1日、横浜・日産スタジアムに6万5000人の観客を動員し、元メンバーでリードギター担当の内海利勝とキャロル時代の大ヒット曲「ファンキー・モンキー・ベイビー」など2曲を歌った話です。

しかし、「キャロル復活」というなら、2人だけの「共演」では十分とはいえない。とくに、ジョニー大倉の姿がなかったことは「復活共演」といえるのか、同誌はそこから、矢沢永吉とジョニー大倉の関係に迫っています。
音楽評論家の宝泉薫氏が解説する。 「今では水と油と言われる2人ですが、決定的となった事件は、02年に矢沢がデビュー30周年を記念したビデオを製作したことです。その時、二束三文の金でキャロルの商標を矢沢にだまし取られたとして、ジョニーは週刊誌で激白しています」
 その後、ジョニーは積年の恨みを晴らすかのように、
「キャロルは矢沢だけのものじゃない。メンバー4人のものだ」
 とし、「WHO ISCAROL」という名のライブや、暴露本まで出版して矢沢の独占的な版権管理にかみついたことから、2人の問には決定的な深い溝ができてしまった。
そこで同誌が、今回の「キャロル復活」をジョニー大倉の所属事務所に問い合わせると、「お互いに40周年ということでいいんじゃないですか」と意外にも静かな反応。

「二束三文の金でキャロルの商標を矢沢にだまし取られた」ことで、ジョニー大倉にはクレームをつける法的な根拠がもはやないのかもしれません。もしくは、60も過ぎたので、ケンカに疲れてしまったのか。

いずれにしても、「恐らく、今後二度と2人の競演はないでしょうね」(宝泉薫氏)と見られています。

ロックがビッグビジネスになることを証明した矢沢永吉と、ロックは食えないという持論のジョニー大倉は、商業ロック歌手として根本的に異なる哲学を持っているため、別離は必然的なものだったのかもしれません。

それにしても、矢沢永吉とジョニー大倉は、キャロル時代に一緒だった時間よりも、仲間割れしてからの方が圧倒的に長い。そして、その「長い」時間に、それぞれ独自の芸能キャリアを積み上げました。

ツートップが別の道を歩むパターンは、他にもいろいろありそうです。

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たとえば、先日亡くなった小野ヤスシさんは、いかりや長介さんとの確執からザ・ドリフターズを離脱。ドンキー・カルテットを結成しました。その後、新メンバーでドリフはブレイクします。

ジャイアント馬場さんとアントニオ猪木も、BI砲でタッグを組んでいたときよりも、新日本と全日本にわかれてからの対立が長く、両団体の緊張感が80~90年代のプロレス人気を支えました。

長嶋茂雄氏と王貞治氏は「仲間割れ」はしていませんが、お互い別のユニフォームを着てから両リーグを盛り上げ、とくに「巨人一辺倒」でなくなった現在のプロ野球界は、パ・リーグにおける王ダイエー(ソフトバンク)の隆盛が大きく貢献していると思います。

そのすべてを調べたわけではありませんが、こうしてみると、袂を分かつことは、それまでのつながりが壊れても、また新しいものをお互いが作り上げる契機になっています。

ああ、ツートップといえば、ジャニーズタレントの赤西仁と亀梨和也もそうでした。

赤西仁が抜けて、KAT-TUNはグループの雰囲気がよくなったといわていますが、一方の赤西仁は、アメリカ進出が成功とはいえず、国内での居場所も失われ、新妻・黒木メイサと後輩のツーショット写真が話題になるなど精彩を欠いています。

赤西仁も、矢沢永吉とジョニー大倉のように、袂を分かったことを後々までマスコミに語ってもらえるほど息の長い芸能生活を送れるかどうか、今が勝負どころです。

週刊アサヒ芸能 2012年9月20日号

週刊アサヒ芸能 2012年9月20日号

  • 作者: 徳間書店
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2012
  • メディア: 雑誌


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コメント 9

pandan

確執って一度そうなってしまうと、
もとに戻には難しそうですね。
by pandan (2012-09-15 05:54) 

macinu

なるほど~だからこの前いなかったのか~!
by macinu (2012-09-15 08:46) 

さらまわし

私のブログにご訪問、nice!ありがとうございます。
嬉しかったです!
by さらまわし (2012-09-15 10:12) 

銀狼

馬場さんと猪木に関しては、互いのプライドもあってか
相容れる事こそなかったですが、
坂口征二という存在がいてくれたのは良かったなぁと
思っております。
長嶋さんと王さんは、もう読売とかソフトバンクという
枠に嵌めないで球界を俯瞰的に見て頂く立場に
なって頂きたいと願っているのですが。。。
by 銀狼 (2012-09-16 00:10) 

masakazoo

貧乏な時は、違いに目をつぶれる。
しかし、売れて金が入ってくるとそうではなくなる。

ジョニーと矢沢は、目指す道が違いすぎる。
元は一本の磁石でも、折れてしまっては、くっつかない。
それでいいんじゃないかな。
by masakazoo (2012-09-16 08:47) 

這い上がるママ

チェッカーズの不仲も残念です。
by 這い上がるママ (2012-09-17 00:29) 

hnhk

わたしは、キャロルと言えばジョニー大倉の方に思い入れがあります。
昔読んだ、『韓国・朝鮮人―「在日」の生活の中で』 (講談社文庫)の印象が強いからかもしれません。
by hnhk (2012-09-17 18:11) 

RuddyCat-Lalah

確執のない袂を分けるという場合はあるのでしょうか。
人間関係に稀有な私にはわかりません(´ω`)
by RuddyCat-Lalah (2013-07-04 19:04) 

Melina

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