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「成功をつかむ24時間の使い方」と「からくり時計」

「成功をつかむ24時間の使い方」(ぴあ)という本があります。元千葉ロッテマリーンズの小宮山悟氏が、高校時代からプロ野球の現役時代までのユニフォーム生活を記した書籍です。

きょうはこの書籍について書きます。タイトルのからくり時計(川崎アゼリア)とは何の関係もありませんが、小宮山悟氏はロッテが川崎に本拠地がある時に入団しているので、川崎つながりでご紹介します。

「成功をつかむ24時間の使い方」の基本的な立場は、野村克也氏や落合博満氏の書籍と同じです。

ありあまる才能で何かをするというのではなく、自分の持っているものをいかに有効に使って目的に到達するか、という「弱者の戦法」です。

小宮山悟氏は、野球名門とはいいがたい芝浦工業大学柏高校出身。その後、早稲田大学に進みますが、野球に明け暮れていた高校球児であったことから、簡単には合格できず2浪しています。

ロッテに入団したときにはもう24歳。「遠回りしたことは否めません」と告白しています。しかも、プロの中では、「同じチームでプレーした伊良部秀輝投手のように158キロの剛速球を投げることはできません。野茂英雄投手のフォークボールのような魔球を持っているわけでもありません」という並みの投手だった小宮山悟氏は、どうすれば自分がプロの世界で生き残っていけるのか、つまり、自分より才能のある人たちに負けずにやっていけるのかを考えざるを得ないことに気づきました。

その結論は、才能のあるなしに関係なく、誰もが平等にもっている24時間を他の才能ある人よりも有効に使うこと。具体的に言えば、いつも目的達成や自己実現のためにどうすればいいかを考えることです。まえがきから引用します。
野球の才能は乏しかったけれど、ボールを投げることが本当に好きで、「投げることについて考える才能」は、おそらく人より秀でていたと思っています。
 僕のストレートは140キロをやっと超える程度。これは日本プロ野球界ではアベレージ以下。バッターがびっくりするような変化球もない。
 だからこそ、平均以下のボールをどのように使えば、バッターを打ち取ることができるのかを考えました。四六時中、肌身離さずボールを持って、どうすれば変化球が曲がるのか、バッターはどんな球が打ちにくいのかを考え、ボールと向き合いました。(中略)
「毎日を一生懸命に」と、いろいろな人がよく言います。一生懸命やることはもちろん素晴らしい。でも、「この一生懸命って何なのだろう」と考えました。一生懸命やることが非日常であってはならないのです。一生懸命に打ち込むことが日常になれば、毎日血のにじむような努力をしても、それは日常なので、なんてことはない。たまに一生懸命やるから、「非日常の一生懸命」をしたことで、その時点で満足してしまうことになる。
「オレは今日、一生懸命やったんだ」という気持ちになったら、それが堕落の始まり。毎日毎日、とにかく必死になって一生懸命やること。その一生懸命が毎日続けば、一生懸命ではなくなる。「一生懸命を一生懸命だと感じないくらいにならないといけない」と、早稲田大学野球部時代の監督である恩師・石井連蔵さんに言われて、「そうか!と思ったものです。
 努力も同じです。「努力しているぞ」と思っている間はダメ。努力を努力だと感じなくなって、それが日常になって初めて一人前だと考えていました。

才能がないから努力した、という話はよく聞きます。小宮山悟氏はそこからさらに踏み込み、そもそも「一生懸命」や「努力」は普段からやっていれば当たり前になり、ことさらそんな表現はしなくなる、というのです。いわれてみればその通りです。

本文は、つねに、自分のプレーについては「なぜ」と問い、関わった野球人については発言の真意を考える生活が述壊されています。

「なぜ」といっても、打たれたら「あー、なぜあんなところにほうってしまったんだ!」という建設的でない後悔で思考停止するのではなく、ではどうすればよかったのか、という結論を必ず自分に課しています。

けだし、人生が挫折や失敗に満ちている私は、「自分はこんなに努力したのにどうしてダメなんだ!」と他者にも自分自身にも愚痴ることがありましたが、すでにそう言ってること自体が敗北の理由だったということに気づきました。

プロ生活は、5年間でどうするかという計画をイメージし、その積み重ねの結果が44歳までプレーできたといいます。

そうした「24時間考える」生活のおかげで、小宮山悟氏は「140キロをやっと超える程度」でありながらメジャーリーグにも挑戦。帰国後は浪人してロッテに復帰して44歳まで現役を続けました。

メジャー挑戦もさることながら、新陳代謝の激しいプロ球界で、30歳過ぎて野球浪人を経て再び現役のユニフォームを着たり、40歳過ぎても現役を続けたりといったことは“偉業”です。

書かれていることは現役時代の話ですが、一般人にとっても「気づき」をもたらすエッセンスが詰まっています。

いずれにしても、それには時間を意識した生活が必要、ということで、きょうは首都圏無料スポットとして、JR川崎駅(神奈川県川崎市)東口の駅ビル・アゼリアにある「からくり時計」をご紹介します。

川崎駅の改札を降りてアゼリアビルの「サンライト広場」(地下広場)に向かうエスカレータ&階段の上には、「アゼリア宇宙カプセル」と呼ばれる大きなオルゴール時計があります。

いわゆる「からくり時計」の一種です。

10:00、12:00、13:00、14:00、16:00、18:00、20:00と、毎日7度、指揮者の人形が動き始め、カプセルが開いて中に仕掛けてある鼓笛隊の人形達も演奏します。

アゼリア・からくり時計川崎のからくり時計

時間が合えば見るのですが、いつ来ても誰かが見ています。川崎の名物といっていいのかもしれません。

成功をつかむ24時間の使い方

成功をつかむ24時間の使い方

  • 作者: 小宮山 悟
  • 出版社/メーカー: ぴあ
  • 発売日: 2010/03/20
  • メディア: 単行本


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コメント 11

はる

私は、初めての社会人生活を川崎で始めたので、アゼリアの時計は毎日見ていました。懐かしいです。
by はる (2012-11-17 04:00) 

旅爺さん

おはよう御座います。
24時間が全く自由な爺は才能が無いので…涙
せめて畑の野菜でも収穫してこよう・・・トホホ
by 旅爺さん (2012-11-17 05:51) 

pandan

24時間みんな平等に時間はあります、
使い方が大事なんですね。
by pandan (2012-11-17 06:02) 

reicoo

からくり時計、面白そうですね
by reicoo (2012-11-17 07:02) 

川島

一生懸命を日常にすること、とても大切で一番の目標です。
当たり前になれば人生も最高です^^

by 川島 (2012-11-17 08:34) 

ダミアン88

小宮山氏は合理性と熱いハートの両面を持ったピッチャーだったと思います。きっとコーチとしてもいい仕事をされる事と思います。
by ダミアン88 (2012-11-17 08:47) 

アニ

いっぷくさんおはようございます

努力を努力と感じないようにする、重い言葉ですね
でも小宮山選手もそうして、絶えず次の努力を探して
いたんだろうなーと思います。

by アニ (2012-11-17 10:13) 

ryuyokaonhachioj

ようするに、一日24時間の使い方を、無駄なく
計画的に過ご過ごすのかね?

by ryuyokaonhachioj (2012-11-17 10:46) 

ゆりあ

誰しも同じ24時間を持っているけれど、その使い方が大事なのですね^^
自分は、ちょっと無駄に過ごしてる時間が多いな~^^;
改めないといけないですね^^;

からくり時計、わたしの住んでる駅の隣駅の駅ビルにもあるのですが、動き始めると必ず足を止めて見入ってしまいます^^
周囲の人も必ず同じ反応をします^^
動き出すと、何故か見ずにいられないですよね^^
by ゆりあ (2012-11-17 12:49) 

uryyyyyy

いっぷく さん、こんばんは。

何事も覚悟なんだとは思うのですけど
思ってもそこで止まってしまうのですよね。
意志が弱すぎて・・・・・
by uryyyyyy (2012-11-17 23:22) 

唐津っ子

川崎駅には時々行くのですが,
この時計には気が付きませんでした(汗)

遅くなりましたが,奥様とお母様の誕生日おめでとうございました.また,我が家のカミさんのお祝いコメントありがとうございました.
by 唐津っ子 (2012-11-18 00:17) 

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