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ハンバーグはTPPでどう変わるのか

ハンバーグといえば、外食産業ではかなりポピュラーなメニューです。が、実際にその形や味はお店によってずいぶん違います。

私自身は、横浜に何店かあるハングリータイガーをよく利用します。たどんのようなハンバーグで、ナイフとフォークを使います。

ソネブロのwattanaさんの記事で教えていただいたところによると、炭焼きレストラン「さわやか 磐田本店」というところの「げんこつハンバーグ」の元祖らしいです。

ハングリータイガーのハンバーグ
こんな感じです。ハンバーグは店員が2つに割った後です

まあとにかく、厚みのあって食べ応えのあるハンバーグがすきなのですが、家族は必ずしもそうではなく、薄くて箸で食べられるあっさり味のハンバーグの方が好きなようです。

ということで、妻と長男と全国展開しているハンバーグレストラン「びっくりドンキー」に行きました。

びっくりドンキー、東六郷店
場所は東京の東六郷店です

ランチタイムメニュー
テーブルにはメニューが立ててありましたが、行ったのはランチタイムなので、ランチメニューにしました。ハンバーグ150gにご飯と味噌汁が付いて約700円です

ハンバーグ定食
私はエッグバーグ定食、妻はおろしバーグ定食、長男だけは正確にはランチメニューではなくエビフライ付きハンバーグにご飯と味噌汁でした

肉と豚との合びきハンバーグ
肉と豚との合びきだそうですが、豆腐ハンバーグも同じ値段なので、牛肉はほとんど入っていないのではないでしょうか

ハングリータイガーも、びっくりドンキーも、牛肉の産地はオーストラリア・ニュージーランドといいます。BSE発生リスクがもっとも低いという理由が公式サイトには書かれていますが、食べ物ブログをいくつか拝見すると、ハンバーグは国産よりもオーストラリアの方がいい、という方も少なくないようですね。

ところが、最近話題になっているのは、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)によって、外食産業の牛肉がアメリカ産のものに変わってしまうのではないかということです。

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TPPといえば、今回の総選挙の争点になるべき問題でした。しかし、争点化すると大見得を切って鳩山由紀夫元首相を引退に追い込む口実に使った民主党が、姑息にも実際の選挙戦では曖昧な表現に後退したため、有権者が投票するための検討材料にはなりませんでした。

TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)については、たとえば総選挙翌日の「WEDGE」で、渡邊頼純氏(慶應義塾大学総合政策学部教授)が賛成の立場から、安倍晋三総裁に向けて「(TPP交渉参加の)ご決断を」と促す寄稿を行っています。
80年代前半に牛肉とかんきつ類の数量規制を止めて関税化に移行した時も日本の牛肉が全てアメリカ産の牛肉にとって代わられ、ミカン農家が全滅すると「危機」が声高に叫ばれた。しかし、今日の状況はどうだろう。牛肉の消費は拡大したものの高級和牛と安価な輸入牛肉との「棲み分け」が進み、料理の用途や懐具合に応じて消費者は選択している。http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20121217-00000302-wedge-pol
TPPについては、反原発や反消費税など、他のテーマで同じ意見である人の中でも意見が分かれるので、あえてここでは結論は出しませんが、少なくとも渡邊頼純氏の「棲み分け」論については、ちょっと乱暴なまとめ方ではないかなという気が個人的にしています。

精肉の購買や、レストランのメニューで自主的な選択が保証されている場合ならともかく、末端の消費者というのは、渡邊頼純氏のいうような「棲み分け」を自分の意思でできない場合もあります。というより、できない場合の方が多いでしょう。

たとえば、○○レストランの和牛ハンバーグが好きでこれまで食べてきたが、業者が和牛をやめてアメリカ牛に変える、なんていうことになったらどうでしょうか。

消費者はアメリカ牛でもがまんするか、その店のハンバーグ自体を諦めるか、どちらかしかありません。自分は和牛ハンバーグを食べたいから、自分にだけは特別に和牛にしてくれ、というわけにはいかないでしょう。

精肉店がアメリカ牛しか卸さないとか、和牛は3倍の値付けをする、なんてことになったら、やはり消費者は、牛肉を諦めるか、食べる回数を減らすかしかないわけです。

消費者というのは、国策に対して基本的には受身の立場なんです。

自主的に選ぶのではなく、我慢するか拒否するか、といった消極的な対応しかとれないのです。「棲み分け」は消費者の求める結果としてではなく、社会の仕組みに従う中で生じる現象なのです。

渡邊頼純氏はこのへんの説明が曖昧です。「棲み分け」という現象だけを語っていて、国民の生活にとってどうなのかという視点が欠落しています。

また、TPPは農産物だけの問題ではありませんから、TPPについて議論を促すのであれば、農産物以外の事情についても考えなければならないでしょう。

いずれにしても、私は外食ハンバーグ、今のままでいいと思っています。

◆びっくりドンキー 東六郷店
東京都大田区東六郷2丁目19-8セントラルコート2F
03-3737-1122
11:00~翌2:00


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コメント 22

utamaroco

あら、いいじゃない。ドンキー。
薄いハンバーグも適当に塩辛く味付いてるし。
by utamaroco (2012-12-19 04:46) 

pandan

びっくりドンキーこちらにもあります。
TPPどうなるのでしょうね。
by pandan (2012-12-19 06:10) 

旅爺さん

たしかにお店によって作りも味も違いますが・・・
何処の国の肉かは判別できない爺です。
by 旅爺さん (2012-12-19 06:34) 

chima

TPPはよくわからないんですよね
どっちがいいのかなぁ
by chima (2012-12-19 07:54) 

wattana

いっぷくさん、おはようございます。
牛肉の平成23年度自給率は、重量ベースで40%です(カロリーベースは11%→給餌している餌がほとんど輸入品だから)。では、食べている牛肉の6割が輸入品だと自覚している消費者はどのくらいいるのでしょうか? スーパーマーケットの精肉売場で牛肉を買うときは、産地表示があるので、国産牛肉または輸入牛肉かをわかった上で買っていると思います。でも、外食・中食の場合、いっぷくさんがご指摘されたように、使用されている牛肉が国産牛肉なのか輸入牛肉なのかをその都度確認している消費者は少ないと思います。
10年ほど前に社会人1年生10数名に、「あなたは輸入牛肉を食べていますか?」という質問をしたところ、「食べていない」と答えた人が多かったと記憶しています。牛丼、ハンバーガー、焼肉店チェーン、ファミレスのハンバーグ、冷凍食品のハンバーグ、レトルト食品のビーフカレーなど具体的な例を示して、輸入牛肉が原料として使用されている外食店の料理、加工食品のことを話したら、驚いていました。
このように輸入牛肉と国産牛肉を明確に区分して食べている消費者は少ないと思います。棲み分けができているなどと数字だけを見て結論を出す学者には、「食」の現場を知らない人が多いと思います。(「食」の現場を知らなくても、「食」に関するコメントを書いてお金をもらえるとは、学者っていい仕事ですね)
by wattana (2012-12-19 09:09) 

川島

おはようございます^^
以前、近くの飲食店で豆腐ハンバーグがあり
名前が「カロリー半バーグ」でしたw
by 川島 (2012-12-19 09:21) 

kinkin

最初のハンバーグの写真は、ハングリータイガーのですかね
木のプレートの下に紙ナプキンを挟みそれを顔の高さまで
持ち上げる、店員さんがハンバーグを半分にカットしてソースを
かけるとソースがジュージュー飛び散るんでナプキンで受けるん
ですよね^^;
横浜在住の時は良く行きました。(それも横浜新道から見える店)
by kinkin (2012-12-19 09:40) 

モリガメ

TPPはもちろん農業保護のために反対です。それはともかく、BSE疑惑牛の押しつけ事件以来、アメリカ産牛肉は食べないようにしています。混ぜ物に入っている牛肉は避けようがないし、アメリカに行った時うっかり食べてしまいました。美味しかったです。
真っ先に輸入を再開した吉野家の牛丼は止めて、すき屋や松屋にしてます。牛肉はオージービーフのあるジャスコとかで買ってます。
のど元過ぎても忘れないよーだ。

by モリガメ (2012-12-19 10:25) 

alba0101

ご訪問&コメントありがとうございます^^

仰られる通り...
国策に対して受け身に成らざるを得ないですよね..
結局慣されて諦めてしまいます..(ーー;)
by alba0101 (2012-12-19 11:56) 

銀狼

びっくりドンキーは我が札幌に本社を置く企業です。
リーズナブルな価格でハンバーグが楽しめるので、
私も高校生の頃から、よく通っておりました^^

by 銀狼 (2012-12-19 13:19) 

ゆりあ

ハンバーグに関しては、外食は避けているんですよね^^;
一回、鉄板焼きのお店で生焼けのハンバーグを食べて体調崩して以来外食でハンバーグが食べられなくなってしまいました。
本当は大好きなんだけど、トラウマになってしまって・・・
大学教授の方は、きっとご自分で買い物や料理をされないから末端の消費者の立場はわからないのでしょうね。
ましてや、それを政治家の先生に求めるのは到底無理な話なんだな~と思います。
by ゆりあ (2012-12-19 17:10) 

リキマルコ

びっくりドンキーはもう何年も行ってませんが、いろいろなハンバーグが楽しめそうですね~(*^^*)
お肉が変わって味も変わってしまったらたぶん私は行かないなぁ~。

ポテトの目や口は海苔を張りつけてま~す(^▽^)
by リキマルコ (2012-12-19 17:59) 

yutakami

アメリカは、5月の首脳会談の際にも「保険、自動車、牛肉」の輸入を増やすよう、希望を述べています。あれだけ、テレビCMをやる生損保に加えて、今度は民営健康保険を売り、さらに牛肉を売りたい、というのが三大柱のようです。ま、自動車はたとえば半値にならないと、「アメ車のイメージ」は克服できないでしょうが・・・。
妄言多謝。
by yutakami (2012-12-19 18:27) 

ダミアン88

僕も今、この現状でのTPP全面受け入れは反対です。長い目で日本の生産力と競争力を回復させないと厳しいかと・・・・(悩)
by ダミアン88 (2012-12-19 18:42) 

reicoo

ハンバーグ、子どもも大人も好きなメニューですよね。
なんだか長男クンのが一番カロリー高そうですが
気のせいでしょうか?
by reicoo (2012-12-19 18:57) 

うーさん

BSE問題で牛肉を口にすることがなくなった我が家。その後、貧乏人の私は肉を食いたいと思うときはステーキは食べられないと、ハンバーグを選択しかけましたが、ハンバーグの基本はクズ肉。BSEを含めて、より、リスクの大きい選択になってしまうので、結局、もっと安い、オーストラリア産牛肉の牛丼ということになってしまいました。
放射能汚染の食品ではありませんが、残念ながら、発覚した時は手遅れという事が、結構あるので、自己防衛として可能性のある食品には手が出せません。TPPはそのリスクをより高めることになります。そういうことの対応、対処が先だと思いますが、行政は事故、トラブルが起きてからでないと動きません。
好きな食べ物を安心して食べられる世の中だと思ってましたが、社会は前進ばかりではないという事ですね。
by うーさん (2012-12-19 19:46) 

昆野誠吾

びっくりドンキー、たまにハンバーグを食べます♪

食品については基本的に国産かどうか気にしていません。
肉が国産であっても他の食材や調味料、原料に
どこからどんなものが使われているかわからないし
国産にしたって何をもって安全と判断するのか不明ですし。
どちらにしても、生産者・販売者の言うことを信用するか
しないかの差であって、信用したところで言っていることが
「確実」かどうかなんて知る由も無いからです。
あらゆる情報からリスクを減らす努力はするべきでしょうが
どこまで追求するか個々人の判断でしょうか^^;
マスコミや自称専門家の意見で躍らせられるのは御免です。
TPPはメリット・デメリットのバランスがとても難しいように
思えます。どの産業の立場で考えるか。注目ですね。
by 昆野誠吾 (2012-12-19 19:46) 

uryyyyyy

いっぷく さん、こんばんは。

TPP、日本にはデメリットの方が多いのですよね。
そういえば、最近外食してませんわ。
美味しいもの食べたいな。

by uryyyyyy (2012-12-19 23:12) 

しし座流星群さめ吉

 なかなか難しいところですね。
メリットもあるけど、デメリットもありますからね。
その見極めが大変ですね。

by しし座流星群さめ吉 (2012-12-19 23:40) 

美美

ご訪問ありがとうございます(^^
by 美美 (2012-12-19 23:42) 

k_iga

「ハングリータイガー」は昔、横浜西口が閉店してガッカリでしたが
モアーズにもあるんですね。
「びっくりドンキー」は先日、鶴見で初めて行きましたっけ。
by k_iga (2012-12-20 07:03) 

Antonetta

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