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山口百恵と桜田淳子、萩本欽一が40年ぶりに激白

山口百恵と桜田淳子

山口百恵と桜田淳子、そして萩本欽一と名前が並べば、40代以上の人ならすぐに『スター誕生!』という番組名を思い浮かべるでしょう。今週発売の『アサヒ芸能』(2013年1月3.10日)では、その萩本欽一が40年前を思い出し、山口百恵と桜田淳子について語っています。「百恵と淳子の交差線、第1回 萩本欽一が『誕生!』の瞬間を初激白」というタイトルです。

『スター誕生!』については、以前『スター誕生!』と桜田淳子の40年という記事を書きました。番組についてはこちらをご覧ください。

『スター誕生!』の立ち上げにかかわり、審査員として番組を支えた作詞家の大御所・阿久悠さんは、収録で初めて桜田淳子を見たときのことを、自著『夢を食った男たち』(文藝春秋)で、こう記しています。
「神がかり的なことを言うようだが、至極平凡な少年少女の輪の中で一人だけ、浮き上がって見える、あるいは、淡い蛍光色に光るように思える少女がいた。演出を心得ているのか、白いベレー風の帽子をかぶっていて目立ったが、大人の興奮が白い帽子で誘われるものではなく、彼女自身が発散している、彼女自身も気づかぬ何かが立ちのぼっているとしか言いようがなかった。/それが桜田淳子だった」
阿久悠さんは、『スター誕生!』から文字通り初めてスターとして芸能界に君臨した森昌子については、歌を聴いてからはじめて評価が変わったが、桜田淳子の時は一目でスターの佇まいを感じたというのです。

萩本欽一は同誌で、それを裏づける話をしています。
「スタッフが入れ替わり立ち替わりのぞきに来るんだけど、誰が見ても淳子ちゃんだけに目がいく。これはもう、ほっといたって大スターになると予感させたよね。あのいかつい阿久悠さんも、彼女がいるとニコニコしてたくらい」
桜田淳子は、同番組の第4回決戦大会で、番組史上最高の25社から獲得の意向を示すプラカードが上がり最優秀賞(グランドチャンピオン)を受賞。最高のスタートをきりました。

憧れのタレントが森田健作だからサンミュージックに所属。デビュー後はアイドル歌手としての王道を歩み、80年代は女優にシフトして実績を重ねました。

一方の山口百恵は、桜田淳子に遅れること3ヶ月。1972年12月の『スター誕生!』第5回決戦大会で、桜田淳子と同じ牧葉ユミの持ち歌のひとつである『回転木馬』を歌って20社から指名を受けました。

が、番組中最優秀の合格者であるグランドチャンピオンは、韓国のシルビア・リーに取られてしまい、森昌子や桜田淳子のように「番組のチャンピオン」ではなく、画竜点睛を欠いた「合格」でした。

何しろ「登場におけるインパクトは、とても桜田淳子の比ではなく、後の百恵神話を予測させるものはほとんどなかった」(『夢を食った男たち』)と書かれているくらいですから、審査員も芸能プロダクションやレコード会社のスカウトマンたちも、山口百恵が番組タイトル通りの太鼓判を押せるような逸材には見えなかったのでしょう。

歌謡史上にしっかりと名前を刻みながら、意外にも大きな賞とは無縁だった山口百恵の芸能生活を象徴するようなスタートでした。

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ただその中で稀代の名プロデューサー、酒井政利氏だけはこう言って山口百恵を評価しました。

「この子は人気者にはなれなくても、暗闇に一筋の光を投げかける歌手になります」(三田完『プレイバック』三天書房)。

オイルショックの暗い世相の中でニッコリ笑うアイドルの明るさは空しい。不幸な出自ながらもたくましく生きる山口百恵の清潔さや意志の強さを見抜いた酒井政利氏の慧眼でした。

山口百恵について、萩本欽一はこう振り返っています。
 萩本によれば、予選で1番に輝いていたのが淳子、2番目は会場の得票だけで合格ラインに達した石野真子、そして最も輝いていなかったのが百恵だった。
 それでも、今の言葉で言う「プレていない」姿勢は感じた。萩本は番組スタッフに「あの子は何か背負っているものがあるの?」と開いた。
「母親と妹の3人で暮らして、新開配達で家計を助けています」
 萩本は、同情とは別の部分で、その執念を理解した。立っているだけで哀愁を感じさせ、この子が有名になることで幸せになるなら後押ししたいと思った。
「それは百恵ちゃんと清水由貴子(09年に自殺)の2人だけだったね」
山口百恵は厳しい歌のレッスンも、何かを受賞しても、実の父親と親権を巡る裁判沙汰になっても、決して泣くことはなかったのですが、萩本欽一が『スター誕生!』の降板のとき、初めて人前で涙を流したことも同誌に書かれています。このシーンがYOUTUBEにアップされているのを私は見たことがあります。

山口百恵と桜田淳子がデビューしたのはもう40年前ですから、今の若い人には何のことやら、という話かもしれませんが、当時を思い出してみたい人にはお勧めの記事です。

冒頭に書いたように「第1回」ということはこれから何回か続くのでしょうから、いろいろなエピソードが出てくることが期待できます。

週刊アサヒ芸能2013年1月10日号 [雑誌][2012.12.25]

週刊アサヒ芸能2013年1月10日号 [雑誌][2012.12.25]

  • 作者: 徳間書店
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2012
  • メディア: 雑誌


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コメント 16

pandan

山口百恵さんは結婚してからも
TVに出ることはなかったし、
強い信念を感じますね。
by pandan (2012-12-26 04:54) 

utamaroco

今の芸能界って夢がない。
by utamaroco (2012-12-26 05:05) 

サンダーソニア

中三トリオのなかでは百恵さんが好きでした。

by サンダーソニア (2012-12-26 09:43) 

昆野誠吾

私は今年38歳、二人のことは名前と有名であること位しか
知りませんが、父母は「ももえちゃん」「じゅんこちゃん」と
呼んで歌を聴いていたように記憶しています。
by 昆野誠吾 (2012-12-26 13:38) 

alba0101

ご訪問&コメントありがとうございます^^

私も初めて見たときから..
山口百恵さんに魅了されていました(^^)
by alba0101 (2012-12-26 15:53) 

chima

私は中三トリオといわれる三人の
区別がついていなかったかも…
by chima (2012-12-26 16:34) 

うーさん

当時はほとんどテレビも見ていませんでしたが、娯楽と堕落の境目くらいだったでしょうか。今は、商業主義に毒された、と明らかに思うような番組ばかりが目に付きますが。それにしても彼女たちはスターだったのでしょうかね。
by うーさん (2012-12-26 17:11) 

johncomeback

中三トリオと同い年ですが、この頃はキャンディーズのファンでした。
by johncomeback (2012-12-26 17:18) 

ゆりあ

花の中三トリオ大好きで、3人が主演した映画も見に行ったことがあります^^
デビュー時の桜田淳子さんの華やかさはすごかったですよね^^
by ゆりあ (2012-12-26 19:57) 

uryyyyyy

いっぷく さん、こんばんは。

山口百恵、伝説ですね~
生の映像はほとんど見たことないのですけど・・・
でも、現在の芸能人と比べても
やっぱり何か違うものあるという感じはします。
by uryyyyyy (2012-12-26 21:15) 

なんだかなぁ〜。横 濱男です。

山口百恵。
 不思議な魅力のある歌手でしたね。
by なんだかなぁ〜。横 濱男です。 (2012-12-26 21:21) 

カリメロ

私が女性だからなんでしょうか!?
百恵ちゃんの歌は大好きでしたが、伝説とまで言われる魅力がいまだに分かりません^^;
やっぱり淳子ちゃんに魅力を感じ、特に女優になってからの彼女は輝きを増していたと思います!
あっ結局、好き、嫌いの問題ですかね(笑)
by カリメロ (2012-12-26 22:47) 

あるまーき

百恵ちゃんのファンです!!
とはいえ、あの引退コンサートがあった、1980年10月って、まだ自分は2歳7ヶ月、当然、何の記憶もないのですが。
仕事で行き詰まったときとか、そのコンサートのDVDを必ず見ますね。
by あるまーき (2012-12-26 23:02) 

こうすけ

こんばんわ!当時、中三トリオ時代は百恵ちゃんは何か一歩遅れている感じでしたが、完全に引退したのに、今でもスーパースターなんですよね~
by こうすけ (2012-12-26 23:44) 

su-nya

桜田淳子と山口百恵。
中森明菜と松田聖子。
加護ちゃんと辻ちゃん。

その後の人生の明暗に、なんだか悲哀と皮肉を感じます。
by su-nya (2012-12-28 06:08) 

いっぷく

みなさん、コメントありがとうございました。
みなさんのブログにお邪魔した際にまた書かせていただきます。
su-nyaさん、私もそう思います。

by いっぷく (2012-12-30 05:44) 

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