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「若い人」ヒロインの桜田淳子の主題歌がリリースされた日

「若い人」という映画をご存知ですか。新人教師の男性と女生徒の恋を描いた石坂洋次郎の青春小説です。同作はいちばん新しいところで桜田淳子主演で映画化されましたが、彼女が主題歌『若い人のテーマ』も歌い、それがリリースされた日が1977年5月15日でした。

ということで、このブログ「戦後史の激動」、原点に返って今日はこの出来事を振り返ってみます。

「若い人」のストーリーですが、主人公の新任男性教師は、頭がよく美人で、勉強ができるくせにわざとしない女生徒に次第に惹かれていき、同じように、女生徒も教師に惹かれていきます。

しかし、最後に女生徒の方が裏切り恋は結実しません。

高校教師と教え子というと、真田広之と桜井幸子の「高校教師」や、岡崎友紀と石立鉄男の「おくさまは18歳」などがドラマとしてヒットしましたが、

同作はそれらのような「悲劇」とも「喜劇」とも違う、青年教師の青春の蹉跌と、思春期の少女の多感な心理を活写した、何ともほろ苦い青春学園小説です。

映画では、過去に池部良と島崎雪子(52年)、石原裕次郎と吉永小百合(62年)などで演じられていますが、私は子供の頃、石坂浩二と松坂慶子が演じたNHKのテレビドラマでこの作品にハマッた一人です。

若いころの松坂慶子が、ヒロインの江波恵子の知的でとんがった女心を実にうまく演じていて、石坂浩二も男性から見て、モテ男のキャラクターとしては理想的だったので、私は声変わりもしていない子供でありながら感情移入して夢中になってみていましたね。

その作品を、77年に桜田淳子が演じたわけです。

配給会社は、当時彼女がホームグラウンドにしていた松竹ではなく、東宝でした。

東宝といえば、山口百恵のフィールド。東宝とホリプロの社長が2人3脚で育てつつあるモモトモコンビの文藝路線がありましたが、なぜ桜田淳子が「他社出演」したのか。

原作者の石坂洋次郎が、ヒロインのイメージに山口百恵は合わないと首を縦に振らなかったからといわれています。

たしかに、キャラクターを考えれば、10人が10人とも桜田淳子の方を選ぶでしょう。

山口百恵ではダメだが桜田淳子ならOKというところに、当時の2人のアイドルとしてのイメージはハッキリ棲み分けられていたことがわかります。

相手役は“殿下”の小野寺昭。小説や他の映画化ドラマ化作品は教師の視点で書かれていますが、この桜田淳子版映画については、彼女が主役で描かれ、不良少女が男性教師を愛することによって大人に目覚めていくというストーリーになっています。

いずれしてにも、年齢相応の役柄で出演実績を重ねてきた桜田淳子も、いよいよあの女生徒の役を演じる年頃になったのだ、と私は思いました。

気まぐれヴィーナス
【A面タイトル】気まぐれヴィーナス
【B面タイトル】若い人のテーマ
【歌手名】桜田淳子
【作詞者】阿久悠
【作曲・編曲者】A面:森田公一(編曲:船山基紀) B面:森田公一(編曲:青木望)
【レコード会社】ビクター音楽産業
【リリース年月日】1977年5月15日
【ジャケット体裁】表カラータイトル&写真、裏モノクロ歌詞掲載

桜田淳子にとって19枚目のシングルとなるこの歌はオリコン7位。「気まぐれヴィーナス」は『第28回NHK紅白歌合戦』で歌いました。

事情により、今日からコメント欄は閉じることにいたしました。こちらから巡回した際はnice!やコメントなどさせていただきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いします。

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