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羽田、シジミ復活で再び漁師町に!?

羽田(東京都大田区)といえば東京都の南端の町。東京国際空港(羽田空港)のお膝元というイメージが強いかもしれませんが、土地の人々が言うには、もともとは漁業と工場の町です。ある書籍によると、日本一犯罪の少ない町ともいいます。その羽田で、漁業の方が復活したというニュースが報じられました。そこで、今週の大田区散歩は羽田に行ってみました。

ニュースによると、隣の神奈川県とを隔てている多摩川でシジミが獲れるようになり、半世紀ぶりにシジミの漁業権を設定するというのです。
 多摩川の河口域で一時姿を消したシジミが復活し、両岸の東京都大田区と川崎市の干潟で多くの人が潮干狩りを楽しんでいる。下水道の整備や住民の清掃活動が実り、シジミの成育環境が改善された。東京都は乱獲を防ぐため、今秋、半世紀ぶりにシジミの漁業権を設定する。(東京新聞 2013年8月3日 朝刊)

今もささやかですが、羽田から船を出してアナゴを釣る人はいます。テレビのグルメ番組では、そのアナゴを使った地元のすし屋が紹介されることもあります。

最近は多摩川もきれいになり、船を出さなくても河口域でシジミも獲れるようになったというのが今回のニュースです。

羽田は多摩川の最下流に面した町ですが、東側は東京湾にも面しているので、淡水と海水が混ざり合う汽水域といわれるところです。

ネットでは「(シジミは)セシウム大丈夫か?」というコメントも書きこまれています。

測定をしていなければ、その心配もわかるのですが、地元の人が放流を続けて潮干狩りができるところまで育ってきたそうですから、少なくとも放射能の影響で大量に繁殖、なんていうSF小説のような揶揄は適切ではないと思います。

潮干狩りの楽しさを味わいたいのか、羽田の多摩川河口域では、熱中症のリスクなど気にせず(?)、シジミ採りに頑張る人々が確かにいました。

今日の大田区散歩コース
羽田訪問先.png
TOKYO大田区GUIDE(大田観光協会)掲載の地図より

国道131号(産業道路)の大師橋から東側に降りると、

大師橋取付陸橋.png

釣り船や屋形船の発着場があります。ここは以前もご紹介しました。

釣り船発着場.png

釣り船発着場2.png

そこを下流に向かって進むと、上を首都高速神奈川1号横羽線が走っているあたりに「羽田の渡し跡」があります。

羽田の渡し跡.png

さらに下流に進むと、川の深さが人が入っても膝下ぐらいのところがあり、そこでシジミ採りが行われていました。

潮干狩り1.png

潮干狩り2.png

今年はかなりの水不足です。それも潮干狩りをしやすくしています。

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さらに下流に進むと、多摩川は、羽田沖で海老取川から京浜港にそそぐ水路と、東京湾に直接流れる水路に分かれます。

羽田沖にはしばしば話題になる鳥居もあります

海老取川をはさんで東側が東京国際空港(羽田空港)になります。といっても、川のすぐ前はかつて空港があったところで、現在のビッグバードはもっとずっと奥の方にあるのですが。

海老取川から東京国際空港(羽田空港)に渡す橋は、近いところに穴守橋、稲荷橋、天空橋と3つも並んでいます。

天空橋は、もとは線路(京急)でしたが、戦後川から東側は駐留軍に撤収されました。講和条約後も、結局そこは復活せず、羽田空港駅が海老取川西側に新たに作られました。

天空橋.png

それが1993年、東京国際空港の沖合展開によって再び海老取川の東側に羽田駅(現天空橋駅)が作られたことで、移った駅への通路として同所に架けられた橋が天空橋といいます。

天空橋2.png

したがって、線路の鉄橋のようなイメージの橋になっています。

天空橋全景.png

猛暑の散歩で甘いものが食べたくなった私は、羽田名物の和菓子店に寄ることにしました。これはまた明日ご紹介します。

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