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『ブログ飯』は誰でも食べられるか?成功者本に再現性がない理由

『ブログ飯 個性を収入に変える生き方』(染谷昌利著、インプレスジャパン)という書籍があります。「ブログ飯」というのは、「ブログで飯を食う」ことを著者が「笑い飯」をヒントにした造語です。プロブロガーとしてブログで収入を得ている著者が、どうしてそうなれたか、これまでの歩みやブログの書き方などを紹介しています。

ブログ飯写真

ブログで飯を食うと言っても、いかがわしい情報商材が謳うような「ほったらかしで○○万円稼げる」というヨタ話ではありません。

ネットの世界では、ブロブロガーとして名を成している人がいて、著者・染谷昌利氏はそのうちの一人です。

会社員として限界を感じた染谷昌利氏が、一時はわずかな蓄えの切り崩しという“恐怖”とたたかいながら、自分の好きなこと(個性)をブログに表現して生計を立てることに成功したリアルな話が書かれています。

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といっても、こうすればGoogleの検索順位が上がるとか、Pagerankが上がるとか、このブログサービスが使い勝手がいいといった小手先のテクニックは一切指南していません。

記事の書き方や、一方でウケないサイトの止め時など、ブログの基本的な理念や普遍的な内容です。

以下が目次です。
第一章 私が「ブログ飯」になるまで
第二章 ただのブログを「飯が食えるブログ」に変える
第三章 継続して成果を出すブログの違い
第四章 個人でお金を稼ぐということ
第五章 SNSことはじめ
第六章 突き抜ける技術
特別コラム:鬼嫁は見た!
~没個性サラリーマンの華麗なる転身の秘密~
染谷昌利氏のこれまでの経過や、人気ブログを書くには何をどう頑張ったかが具体的に嘘偽りなく書かれている誠実な書籍だと思います。

ただ、率直に言って、これだけでブログ飯は食えないだろうと私は思います。

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ブログ飯は「偶然」と「必然」で食べられる


同書に限らないことですが、これまでにもブログや一般のサイトなどで、集客できる、訪問客をたくさん見込めるという華々しいタイトルの記事を、たしかにその道で実績を残してきた人が著したことは数限りなくありました。

しかし、読者がそれを読んでその通り実践しても、成果がでない場合がほとんどではないかと思います。

それは、なぜか。

成功者のノウハウ本は、まず100パーセント、疫学調査などで言うところの「前向き」ではなく「後向き」考察だからです

つまり、同書に書かれているのは、染谷昌利氏がプロブロガーになる前に、あらかじめこうすれば成功するのではないか、と考えたことが実際に結果を出した、というものではありません。

現在数字が出ている。さて、どうしてだろう、と過去を振り返ったときに思い当たったことをまとめているにすぎません。

疫学調査において後向き調査は、交絡因子の把握が困難なため偏りの制御が困難であるといわれています。

その時の偶然の要素が結果にどのような影響を与えているかを把握しにくい、ということです。

「その時の偶然の要素」を今回に当てはめれば、たとえば、Googleのアルゴリズム、ライバルサイトの状況(量と質)、社会の流行といったことです。

現在と、染谷昌利氏が取り組み始めた時期ではそれが違うので、同じことをしても同じ結果はではない、という話です。

では、同書は全く意味がないかというと、もちろんそんなことはありません。

これを実践すれば絶対に成功するとはいえないが、成功している人は実践している

という「必然」にあたる事柄ではあると思います。

自分に何が欠けているのだろう、と考える際に参考にできることです。

まずは、やるべきことはやらねばなりません。

ただ、やるべきことはすべてやりました、だけではなく、私は好きな表現ではないのですが、そこに“天の一撃”が加わって、初めてそれは開花します。

要するに、運や偶然といったものですね。

すべての事象は、必然と偶然で成り立っている、なんていいますね。

たとえば、人気ブログ「Xperia非公式マニュアル」を運営する染谷昌利氏ですが、最初から「これならあたる」と思って始めたわけではなく、「Xperia」で“一山当てた”こと自体は偶然です。

ただ、それが偶然を得て大化けするために、記事の書き方やサイトの作り方などの経験は積んでいた。つまり「必然」としての努力や準備を染谷昌利氏は行っていました。だから成功できたのです。

よく「運を天に任せる」なんていいますが、あれは、「必然」を尽くした者だけが言う資格のある言葉です。

まずは同書などで「必然」を尽くした人だけが、運が良ければブログ飯を食べられる、ということだと思います。

ブログ飯 個性を収入に変える生き方

ブログ飯 個性を収入に変える生き方

  • 作者: 染谷 昌利
  • 出版社/メーカー: インプレスジャパン
  • 発売日: 2013/06/21
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


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タグ:ブログ飯
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