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『ネットのバカ』の中川淳一郎氏、ネットとスマホに警鐘を乱打!

『ネットのバカ』(新潮社)の著者、中川淳一郎氏が、『日刊ゲンダイ』(2014年1月10日付)のインタビューにおいて、スマホに時間とエネルギーを割く近頃の風潮に警鐘を乱打しています。中川淳一郎氏といえば、ネットに熱中することがいかに危険か、その実態を『ネットのバカ』で示していますが、同書やインタビューを通じて、改めてネットとは何かを考えさせられました。

中川淳一郎氏のインタビューは、スマホに熱中することの問題点を指摘したものです。ただ、有料コンテンツなので、引用はこの記事ではしません。

>>[注目の人直撃インタビュー]「ネットのバカ」の著者、中川淳一郎氏

上記サイトで閲覧できる前半部分は、SNSはプロフィルを飾れる場であり、「SNSというのは本来、出会うべきじゃなかった人もつなげちゃう」と述べています。 

中川淳一郎氏は、かねてからネットに熱中する風潮に警鐘を鳴らす主張をしてきましたし、炎上に熱中するネット右翼などに対して批判的です。

ネットのバカ (新潮新書)

ネットのバカ (新潮新書)

  • 作者: 中川 淳一郎
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2013/07/13
  • メディア: 新書


目次をご紹介しますが、これだけでも、同書が今のネットの問題をズバリ指摘していることがわかります。
序章 ネットが当たり前になった時代に
第1章 ネットの言論は不自由なものである
第2章 99.9%はクリックし続ける奴隷
第3章 一般人の勝者は1人だけ
第4章 バカ、エロ、バッシングがウケる
第5章 ネットでウケる新12ヶ条、叩かれる新12ヶ条
第6章 見栄としがらみの課金ゲーム
第7章 企業が知っておくべき「ネットの論理」
第8章 困った人たちはどこにいる
終章 本当にそのコミュニケーション、必要なのか?
中川淳一郎氏がインタビューや著書で繰り返し述べていることは、

ネットの「人脈」で真の人間関係は築けない
国民みんながネットに熱中したら知識の差別化(価値観の多様化)ができない
ネットは、正しいことではなく何回も書き込める人が勝つ

といったことです。

ネットのコンテンツやサービスは、有名人や事業者が営業やプロモーションにつかうツールである、というのが中川淳一郎氏の結論です。

一般のネットワーカーがそれに熱中すればするほど、結局その戦略にハマっているだけだ、ということです。

たとえば、Facebook。「友達」を作るツールとされています。

しかし、ひとりの人間が日常的に付き合える人は限られている。中川淳一郎氏の説では30人~40人。

もし、あなたが日常的にそれだけの人に恵まれていたら、いちいちネットで「人脈」作りをする必要はなく、いまあるリアルの人間関係を大事にすることにエネルギーをさけ、と中川淳一郎氏は述べています。

ネットで知り合った人というのは、リアルで知り合った友人を超えるものではない、というわけです。

考えてみると、中川淳一郎氏の指摘は、Facebookだけではなく、mixiも、Twitterも、そしてSo-netブログにもあてはまってしまいますね。

So-netブログで知り合った人は友人に値しない、という意味ではありません。

So-netブログで、コメントを交わす「お付き合い」がいったんできあがってしまうと、実際にお会いしても、それを壊さない程度の付き合いしかできなくなってしまうでしょう。

ここで喧嘩になったら、後でネットがやりにくいな、と考えたら、うわべの付き合いしかできません。

ネットの付き合いはあくまでネットが基本。

リアルで知り合い、リアルで喧嘩して、リアルで和解するお付き合いとは根本的に違うという話です。

もうひとつ、私が中川淳一郎氏の主張になるほどと思ったのは、ネットの炎上行為や、空虚な「人脈」づくりなどは、他人の人生に影響を与えたいと考える人が多すぎるからではないかという指摘です。

ネット掲示板などが荒れるのは、自分の価値観で他人の価値観に襲いかかるからです。

たとえば、私がこのブログでよく利用する「OKWave」という質問サイト。

今の話題にあわせた例にしますが、たとえば、大沢樹生が、「長男が医学的に自分の子供でないとわかったが、訴訟はどう起こせばいいのか」という質問をしたとします。

その場合、裁判の手続きを回答すべきなのに、「本当の子供でなくても16年間親子だったら情がわかないのか」とか、お説教を書き込む勘違いのおバカさんがかならずいるんですね。

しかも、いったんそういう書き込みが入ると、うぁーっと同種の書き込みが続き、下手に反論すると本格的に「炎上」するわけです。

リアルの人間関係に向けるべきエネルギーを、ネットに間違った形で発散しているんでしょうね。

スマホはほんとうに必要なのか


冒頭にご紹介した中川淳一郎氏の有料インタビュー記事は、主にスマホの弊害が述べられています。

一口に言えば、スマホばかりいじっていると機会の損失につながるということです。いじる手間と時間を別のことにあてたほうがいいという話です

スマホ.jpg

私は昨年、スマホ(iphone)を解約しました。

でも別に困ったことはありません。

一般の人が、普段の生活にどれだけスマホが必要なのか、私は甚だ懐疑的です。

もちろん、業務用端末として所持とデータ送信が義務付けられている場合もあると思いますし、いわゆるメカ好きが趣味として持つことも否定しません。

私も、パソコンが一般的でないMS-DOS以前、本体だけで何十万も出して所持していましたが、そうやってコアな層がお金を落としてきたから、生産がこなれ、技術が進歩した今のパソコン市場があると思っています。

ただ、現在の、一億総スマホ時代(は大げさかな)は少し意味が違うように思うのです。

味噌もクソも……、いや、例によって日本人の悪い癖で、付和雷同で自覚的欲求もないままスマホを持ち、必要もないくせに歩行中に閲覧に熱中して事故を起こすような、迷惑でマヌケなことは誰のためにもならないと思うのです。

ネット。何のために使うのか。私たちは改めて考えてみる必要があると思いました。
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