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“珍肉”料理を食べてイルカ漁を考える!?

「“珍肉”料理が味わえるお店」という特集が、今日発売の『週刊大衆』(2月10日号)に出ていました。「珍肉」という表現は、あくまでも人間の食生活が牛・豚・鶏肉中心のためにそれ以外が珍しいという意味で、獣肉であるなら本来どれも同じなのかもしれません。偶然か、おりしもイルカ漁問題がマスコミを賑わせています。食べるということはどういうことなのか、改めて考えるよすがとしたいところです。

自然保護団体などが、和歌山県太地町で行われるバンドウイルカの追い込み漁を非難。キャロライン・ケネディ駐日米国大使が「米国政府はイルカ漁に反対する」とツイート投稿して話題になっています。

しかし、米海軍の実験や訓練が原因によるくじらやイルカの大量死は、一切自己批判がありません。

牛や豚は長い歴史の中で完全に個体のバースコントロールができるが、イルカやアザラシは養殖レベルまでに至ってないからダメだと一見合理的な意見を述べる人もいますが、そもそもその意見は「人間のコントロール」を前提とします。

つまり、今回日本を非難する主張は、生命に手を付けるのは「やってもいいものや場合」と「やってはならないものや場合」があるというわけですが、では、それを決めるのはいったい誰なの?というところがクセモノです。

私は信仰はありませんが、神様でもなく同じ人間なのに、特定の誰かが自分の価値観を他者に求めるというのは、その主張がいかなるものであっても、たんなる文化の侵攻や干渉にすぎないと思います。

そんな中で、『週刊大衆』(2月10日号)は、「“珍肉”料理が味わえるお店」をカラーページで紹介しています。

週刊大衆・珍肉.png

カエル、うさぎ、蛇、雀、豚の脳みそ、鳩の揚げ焼き、アヒルの血の塊、熊の掌のカレー……、

そして、ワニ……、皮膚を半分残して出しています。画像はナシにしましょう。

バーベキューの材料に!ワニ肉もおいしく召し上がれ★クロコダイルつめ2本セット(わにの前脚&...

記事の中には、「ちはるの森」というサイトを運営する漁師ライターの白山千春さんのインタビューが囲みで出ているのですが、それによると、ブログでうさぎの解体と食体験を発表したところ、賛否で炎上したというのですね。

白山千春さんはこう反論しています。
「人間は他の命を奪わずに生きていけない生き物です。それは魚や野菜も同じで、微生物を体内に入れていることを考えれば空気を吸うこともそうだと思います。うさぎを食糧と思うか、野菜を命と思うかは、その人の考え方によるものなので皆同じではありません。どれが正しいというよりは、命を奪うことと食べることは繋がっていることを知ってもらいたい。命を奪うことを罪とするよりは、それなしに生きていけないことを認め自分で狩って解体したものを感謝して食べる。そんな身の丈に合った暮らしを、今は実践しています」(白山千春さん)
食文化のトラブルに対してもひとつの回答になっているのではないでしょうか。

それにしても、今は高校の生物で、うさぎの解剖ってやらないんでしょうか。

私の時はやりましたけど、その頃はまだ、ハムを作るのに、うさぎの肉を結着用に使ってましたよ。

今も「JASマーク」の「標準」では、兎肉は使えることになっています。(JASには特級、上級、特定などの格付けがあります)

イルカ漁批判や捕鯨制限に反発する一方で、うさぎの肉を食べる人のブログを荒らすネット民がもしいるとするなら、

根本的なことがわかってないんじゃない?

そんなふうに思います。

白山千春さんがおっしゃる通り、そもそも

生きることは他の生き物を食らう罪深い営み

なのです。そこを忘れると、何は許せるが何はダメだ、なんて合理性もないおごった自然保護論がまかりとおることになるのでしょう。

週刊大衆 2014年 2/10号 [雑誌]

週刊大衆 2014年 2/10号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2014/01/27
  • メディア: 雑誌


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