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名作ドラマのロケ地、『岸辺のアルバム』も『水もれ甲介』も

名作ドラマのロケ地、『岸辺のアルバム』も『水もれ甲介』も

『名作ドラマの「ロケ地」を訪ねて』という特集がトップページに掲載されているのは、今週号の『週刊現代』(6月14日付)です。といっても、現在放送中のものではなく、70~80年代の作品ばかり。年齢は40代後半でギリギリわかるぐらいのドラマです。たんなる元ロケ地の撮影ではなく、出演者がその地に赴き当時を振り返っています。

週刊現代 2014年 6/14号 [雑誌] -
週刊現代 2014年 6/14号 [雑誌] -

映画やドラマのマニアサイト(ブログ)を拝見すると、しばしば「ロケ地探訪」のページを見ることがあります。

今まさに撮影中ならともかく、とっくの昔に終わってしまった作品の、必ずしも当時の面影を残していない「元撮影場所」を見て何が面白いのか、と思われるかもしれませんが、作品とともに“忘れ得ぬ風景”を見て当時を懐かしむというのは、その作品のファンにとって大変有意義な時間なのです。

私も、このブログ「戦後史の激動」では、「東京ガス・ワンダーシップ環境エネルギー館と荒三丸」で『男女七人秋物語』の荒三丸に、「東京ラブストーリーを思い出す西郷山公園」で『東京ラブストーリー』の西郷山公園に行きました。





少年の頃は、同じ趣味の仲間と「元ロケ地巡り」を楽しんだものです。

しかし、それを個人ブログではなく、商業週刊誌のトップページで企画するとは……。

しかも作品が、私と近い世代ではないかな、と思える選び方なので、ああ、なるほど、70年代~80年代のドラマ黄金時代を知っている人には、こういう趣味の人はまだたくさんいるんだなあと思いました。

週刊現代・ロケ地.png

トップページから3ページ目までは、『岸辺のアルバム』(1977年、TBS)で登場した和泉多摩川。東京・狛江にあります。



ここは1974年、台風によって建設したばかりのマイホームが瞬時にして流れ去ってしまった多摩川堤防決壊がありましたが、『岸辺のアルバム』はそのシーンをドラマに使いました。

同作で人気俳優の仲間入りをした国広富之が、現在の和泉多摩川や狛江の商店街を歩いている写真とインタビューが掲載されています。

次の見開きは、霞ヶ関で『キーハンター』(1968~1973年、東映、TBS)の谷隼人と、赤羽で『柔道一直線』(1969~1971年、東映、TBS)の吉沢京子。

次の見開きは、圧巻です。

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原田大二郎「鉄ちゃんの人間のデカさに圧倒されて……」


神楽坂で『気まぐれ本格派』(1977~1978年、ユニオン映画、日本テレビ)の山口いづみと、鬼子母神で『水もれ甲介』(1974~1975年、ユニオン映画、日本テレビ)の原田大二郎。





これだけで、石立鉄男ドラマファンなら「買い」ですね。

撮影時の北海道ロケのスナップ写真も出ています。石立鉄男と山口いづみと吉田友紀です。

同作の北海道ロケというと、ファンの私としては、根上淳と吉田友紀のキャッチボールのシーンがすぐに思い出されて、胸がいっぱいになります。

『気まぐれ本格派』については、「『気まぐれ本格派』を三ツ矢歌子さんの命日に思い出す」「中条静夫の俳優人生を変えた『あなただけ今晩は』」などで書きました。




いずれも『気まぐれ本格派』より

原田大二郎の談話も興味深い。

文学座の2年先輩である石立鉄男に、当初ライバル意識を持っていた原田大二郎だったが、共演してみると「鉄ちゃんの人間のデカさに圧倒されて、気がついたら境内で一緒に話をすることを心待ちにする自分がいました」と、“降参”したことを告白しています。

ドラマの中の甲介と輝夫の関係に重なるものがあります。

そして、正直で潔い原田大二郎の人柄があらわれている話だと思いました。

『俺たちの旅』(1975~1976年、ユニオン映画、日本テレビ)『ゆうひが丘の総理大臣』(1978~1979年、ユニオン映画、日本テレビ)『サインはV』(1969~1970年、東宝、TBS)など後半のページも当時の名作が登場しますが、ネタバレになるのでこのへんにしておきましょう。

現在のロケ地情報もさることながら、出演者が当時を振り返って初めて語るエピソードもふんだんに盛り込まれているのがこの企画のミソだと思います。

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