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袴田事件、即時抗告審結論決定明日に控え『BOX袴田事件命とは』

袴田事件、即時抗告審結論決定明日に控え『BOX袴田事件命とは』

袴田事件。1966年の、みそ製造会社専務一家殺害事件で死刑が確定したものの、2014年の静岡地裁の再審開始決定で、釈放された袴田巌元被告に対し、東京高裁が明日の11日、即時抗告審の結論となる決定を出すことが話題になっています。(画像は『BOX 袴田事件 命とは』より)



先に地裁が、再審開始決定の新証拠と認めたDNA型鑑定の信用性などを巡り、高裁がどのような判断を下すかが注目されています。

袴田事件、地裁の再審開始支持か覆すか11日に高裁決定

いわゆる袴田事件については、このブログで、映画化された『BOX 袴田事件 命とは』(2010年、スローラーナー)をご紹介しました。

『BOX 袴田事件 命とは』人が人を裁くことの危うさ

1966年6月30日未明、清水市の味噌工場が放火され、焼け跡から一家4人が刺殺された焼死体が出てきました。

立松刑事(石橋凌)は、近所の聞き込みや、元プロボクサーという前歴などから、従業員の袴田巌(新井浩文)を犯人と目星をつけます。

しかし、物証がない逮捕は、すでに間違いの始まりです。

自白に辻褄を合わせなければならないので、刑事は、無理に「うたわせる」ために相当ひどい取り調べをしたことが描かれています。

しかも、捏造の疑いのある証拠まで登場します。

主任判事・熊本典道(萩原聖人)は、供述がくるくる変わっている警察の取り調べに疑問を持ちますが、石井裁判長(村野武範)、高見判事(保阪尚希)は有罪との結論。

「多数決」で袴田巌の死刑が決定します。

人の命が、判事3人の「多数決」で決まってしまったのです。

物証なき逮捕⇒自白強要の取り調べ⇒多数決で死刑

冤罪のフルコース。

怖いと思いませんか。

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袴田事件、そもそも刑事は「近所の聞き込み」で目星をつけています。

それはあてにならないと思いますよ、私の経験上。

だって、聞き込みが正しい保証なんてありませんから。

もし現在、こういう事件の報道があると、一部ネット民は、裏も取らずに容疑者を無責任に断罪します。

そして、冤罪の可能性が出てくると、今度は一転して「マスミ」などと言い始める。

でも、その「マスゴミ」の字面で遊んだ自己批判は、一切ないんだよな。

「ゴミ」に好き好んで翻弄されてたら、ゴミ以下じゃないのかと……。

取り調べと起訴、そして裁判、すべてに瑕疵があった事件ですが、その反省は司法だけでなく、ネット民も“他山の石”にしてほしいよね、という気もします。

いずれにしても、明日の高裁の決定が注目されます。

袴田事件48年目の「無実」 再審開始決定・釈放が問う人権侵害の極み (朝日新聞デジタルSELECT)
袴田事件48年目の「無実」 再審開始決定・釈放が問う人権侵害の極み (朝日新聞デジタルSELECT)

BOX 袴田事件 命とは [レンタル落ち]
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