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玉川良一、だみ声でそそっかしさを演じた元祖リアクション俳優

玉川良一、だみ声でそそっかしさを演じた元祖リアクション俳優

玉川良一(たまがわりょういち、1924年10月15日~1992年10月14日)の27回忌です。俳優・声優・コメディアン・浪曲師、さらには構成作家として1960~80年代にわたって、テレビ、映画、舞台などで活躍しました。40代後半以上の方なら、独特のだみ声を覚えていらっしやるのではないでしょうか。



俳優としての活躍のチャンネルというのは、やはり何らかの“ホームグランド”で活躍して演じる力をつけ、知名度を挙げることが基本です。

今はわかりませんが、1950~70年代ぐらいまでは、「俳優」になるチャンネルは大きく分けて3つありました。

1.映画会社ニューフェース
2.劇団(研究生)所属
3.芸人として演芸場、ストリップ劇場、零細旅劇団などの舞台に上がる

初期の頃は、テレビ局(NHK)が専属タレントを採用することもあり、たとえば黒柳徹子や、先日ご紹介した園佳也子などがそれにあたります。

芸能プロダクションが、いきなりスカウトして、ということもあったかもしれませんがレアケースです。

コメディアンとして俳優の仕事をする場合は、渥美清が代表的ですが、「3」になります。

今回強調したいのは、この「3」が、芸能活動を軌道に乗せるのがもっとも大変だということです。

玉川良一は浪曲師として、この「3」からのスタートでした。

玉川良一
Google検索画面より

その際、落語家や漫才師など以外のコメディアンは、本来ピンのコメディアン同士がユニットを組んで仕事をすることもありました。

今回の玉川良一ですが、やはりトリオを組んでいた時期があり、Wけんじの東けんじと、三波伸介です。

東けんじ
Google検索画面より

メガネの方が東けんじです。「やんなっ!つぅの」は流行しました。

3人は、トリオ解消後、玉川良一は俳優、東けんじは漫才、三波伸介はまた新たなメンバーでコントと別々の道を行きましたが、三波伸介も早逝だったものの俳優、司会者として成功しました。

ダメおやじ
DVD『ダメおやじ』(松竹)より

『男はつらいよ』で国民的俳優にまでのぼりつめた渥美清ですが、ストリップ劇場のフランス座が事実上のスタートなのはわりと有名な話ですね。

関敬六や谷幹一と、スリーポケッツというトリオを組んでいました。

スリーポケッツ
Google検索画面より

関敬六、「ムッシュメラメラ」の人ですね。

ムッシュメラメラ
Google検索画面より

ちなみに、フランス座出身の俳優は、長門勇、東八郎、萩本欽一、ビートたけしなど錚々たる顔ぶれを枚挙できます。

渥美清は、そのスリーポケッツを解消してからは、平凡太郎、谷村昌彦と、ボケナストリオというユニットでも仕事をしていました。

谷村昌彦。『忍者ハットリくん』(1966年4月7日~9月28日、東映/NET)で「はなおかじった」を演じた人です。

谷村昌彦
Google検索画面より

いずれにしても、一世を風靡したコメディアンの俳優が、下積み時代には意外な人と組んでいたのだなあとおもいます。

今の芸能人が、どういうルートでテレビや映画にでているのかは詳しくは知りませんが、こうした下積みがあるなら、もっと面白くなるんじゃないのかなとおもいます。

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玉川良一の当時の出演作品は、『キーハンター』や『プレイガール』などによくでていた印象がありますが、人気のあった青春学園ドラマ『おれは男だ!』(1971年2月21日~1972年2月13日、松竹/NTV)では、剣道部の副部長だった田村勇(三城康裕)の父親役で出演していました。

家業は銭湯という設定でした。

玉川良一
Dailymotionより

また、青春学園ドラマの金字塔と言われた『飛び出せ!青春』(1972年2月20日~1973年2月18日、東宝/NTV)では、レッツビギンこと河野先生(村野武範)を娘の結婚相手(村野武範の二役)と間違えてしまう役を演じました。

玉川良一
日テレプラスより

この役に象徴されるように、勘違いして感情的になるおっちょこちょうな役どころが多く、また『ドッキリカメラ』では、騙す側のはずなのに騙されてしまう設定もあったので、その意味では、元祖リアクションタレントといっていいかもしれません。

ただ、出川哲郎はバラエティ番組専門ですが、玉川良一は、ドラマでもそうしたキャラクターを演じていたので、私は密かに、元祖リアクション俳優と名付けています。

吹き替えでは、『ワンサくん』の玉川ネコ丸や『トムとジェリー』のドルーピーもそうでしたね。

ドルーピー
Google検索画面より

いかがですか。だみ声の玉川良一。思い出していただけましたか。

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コメント 12

末尾ルコ(アルベール)

玉川良一、だみ声でそそっかしさを演じた元祖リアクション俳優・・・渥美清がそのようなコメディトリオの仕事をやっていたのですね。それがこれだけの映画スターになるというのは凄いお話ですね。もちろん俳優とコメディアンと、どちらが上とかいうお話ではありませんし、クオリティさえ高ければ、どのようなジャンルの人であっても価値は変わらないとは思いますが、それにしても渥美清ほどのスターになれるというのは稀有なケースではないでしょうか。渥美清は残念ながら60代で死去しましたが、特に『男はつらいよ』の映画を始めてからは、役が限定されてしまったという点はありますが、基本的に浮き沈みなく俳優人生をまっとうしました。本当に稀有なケースですよね。しかも日本映画黄金時代を過ぎてからですから。高倉健も大スターのまま人生をまっとうしましたが、普通は俳優でもコメディアンでもピークがあって、それが過ぎてからはいささか寂しいキャリアになるものですからね。
玉川良一は多くの作品に接しているはずなのですが、ご本人の明白な記憶はあまりないのです。これが特に若き日のわたしの鑑賞姿勢の弱点ですね。自分の好みの俳優以外はしっかり観ていないという。いっぷく様のお記事やコメントで多くを教えていただきながら、この点についてはできるだけ改善努力を図っている次第でございます。
『トムとジェリー』は子どもの頃の一時期、大きな愉しみでした。このアニメのように、「動き」だけで愉しませてくれる作品はいいですね。
『噂の刑事トミーとマツ』へも3話分出演していたようですが、すべて違うキャラクターで出てますね。このあたりがおもしろいですね。このドラマ、必要以上にナンセンスで割と好きでした。松崎しげるはももクロのライブの準レギュラーのような存在で、まだまだ元気ですよ。「愛のメモリー」は飽きましたが(笑)。
三波伸介はかなり好きでした。わたしは『笑点』の熱心な視聴者ではないですが、昨今よりも三波伸介が司会だったころの方がおもしろかった印象です。出演者では4代目三遊亭小圓遊が好きだったのですが、この方、40代で亡くなってるんですね。今更ながら、とても残念なことでした。まあプロレスではないですが、『笑点』なんかでも昭和の方がおもしろかった印象です。最近の『笑点』もたまにちらちら見るのですが、どうも特に可笑しいとは思えないのです。

長十郎という品種の梨を存じなかったもので、取り合えずチェックしてみました。見たところ普通の梨のようですが、この中に「ひねくれて苦労しているような味」が含まれているのですね。そう言えば、ここ数年みかんをあまり食べておりません。わたしの好みではちょっと「食べていると言うより、ジュースを飲んでいる」という感覚で、あまり積極的に買ったりはしなかったのですが、母は大好きですから、また買ってみたいと思います。みかんと言えば炬燵であり、そこに酒井和歌子や坂口良子がおれば、昨今の寒さもさほど感じないかもしれません(笑)。

小麦色に憧れる白人も多いようで、明らかに日焼けサロン焼けという人もよく見かけますが、どうもその肌の色が「いい」という感覚がよく分かりません。テニス選手などを見ると白人でもとてもいい感じで健康的な小麦色の人もいるので、ナチュラルに焼く分には奇麗になる場合も多いと思いますが、いかにも日焼けサロンという肌の色は、わたしには奇麗に見えない、時に汚く見えることも多いのです。だから、(なんでわざわざ…)と他人事ながら思ってしまいます。 RUKO

by 末尾ルコ(アルベール) (2018-10-14 03:04) 

なかちゃん

玉川良一は覚えています。が、『おれは男だ!』とか『飛び出せ!青春』に出ていたことは記憶にないです。両方見ていたのにね(^^;
フランス座から出た人が大活躍というのは、やはり人並み以上の努力をしないと続かない世界だったのかな?と思います。

by なかちゃん (2018-10-14 05:40) 

pn

元レーサーの星野一義がオイルか何かのCM出た時この人と間違えた事がある(^_^;)
by pn (2018-10-14 06:20) 

ヤマカゼ

独特のだみ声、覚えてます。ドルーピーなつかしいですね。
by ヤマカゼ (2018-10-14 08:21) 

kou

玉川良一さん。
良く知ってるつもりでしたが、青春ドラマに出演していた記憶が無いんですね。
この手のドラマはよく見ていましたが、人の記憶ってあまり当てにならないと言う事なんでしょうかね。
by kou (2018-10-14 11:12) 

ヨッシーパパ

何となく覚えていました。
by ヨッシーパパ (2018-10-14 18:51) 

そらへい

ここに名前が挙がった俳優さんやタレントさんたちは
皆懐かしいですね。
どれと言って記憶のある作品は思い出せないのですが
私がテレビを一生懸命見ていた時によく見た方々ばかりです。どなたも個性的で印象的な方々ばかりでした。
by そらへい (2018-10-14 20:24) 

レインボーゴブリンズ

昔のコメディアンは、人をおもいきりドついたり下ネタを話したりすること無く、笑いを取ることができた人達ばかりでしたね。
by レインボーゴブリンズ (2018-10-14 21:14) 

犬眉母

顔でどなたかわかりました。
つい最近まで活躍されていたような
気がしていました。
by 犬眉母 (2018-10-14 21:44) 

ナベちはる

玉川良一さん、人柄が良い優しそうなお顔ですね。
俳優・声優から構成作家といろいろと経験されて、相手の立場に立てる人なのだろうなと思いました。
by ナベちはる (2018-10-15 00:25) 

beny

 玉川良一さんは、ギャグの一つとして浪曲を一節やっていましたね。
by beny (2018-10-15 18:29) 

うつ夫

あの濁声はマネできませんね。
by うつ夫 (2018-10-21 01:39) 

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