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武原英子、『素浪人花山大吉』『新だいこんの花』などを思い出す

武原英子、『素浪人花山大吉』『新だいこんの花』などを思い出す

武原英子さん(たけはらえいこ、1946年5月21日~1996年12月18日)の命日です。時代劇を中心としたテレビドラマ、映画、さらに舞台と活躍しました。丸顔で鼻筋の通ったルックスと安定感のある演技は、時代劇でも現代劇でも引っ張りだこでした。(上の画像上段はGoogle検索画面より、以下の画像は劇中から)





1960年代後半から70年代は、テレビではドラマの制作本数がピークにあり、また映画も斜陽化といわれながらも、各社1~2ヶ月に1度は2本立てが封切られていたので、俳優としてはいちばんいい時代だったのではないかと思います。

その中で、武原英子はいろいろ出演しているので、当時のドラマや映画をご覧の方なら、記憶に残っているかもしれません。

『素浪人花山大吉』


今も語り継がれる、近衛十四郎と品川隆二の2人旅で、違う題名の前作から4年も続いた傑作時代劇が『素浪人花山大吉』(1969年1月4日~1970年12月26日、東映/NET)。




素浪人花山大吉.png

『東海道中膝栗毛』の「やじきた道中」のようなものです。

もともと『素浪人 月影兵庫』という、南條範夫の小説を原作とした同名のタイトルで放送されていました(1965年~1968年)が、原作とあまりにかけ離れてしまったために、主人公の月影兵庫に代わって花山大吉を登場させてタイトルも変わりました。

が、主人公の名前が変わっただけで、演者は相変わらず近衛十四郎。←松方弘樹、目黒祐樹の父親です。

凄腕の剣豪で、毎回必ずちゃんばらの見せ場がありますが、一方で、おからが大好物で丼ごと食べるズッコケシーンもありました。

この第59話の『女ごころに弱かった』では、ある国の殿様が、茶店の給仕(武原英子)を好きになるのですが、自分ではないことを知りながら、「私が惚れられた」と別の給仕(左時枝)が見栄を張って嘘を言ったために混乱が起こるストーリーです。

『女ごころに弱かった』の武原英子

なぜ、この回を覚えているかというと、当時、同級生の家に遊びに行ったら、壁に、『女ごころに弱かった』というメモ書きが貼ってあって、何のことかとおもったら、『素浪人花山大吉』の予告編で観たタイトルをメモしておいて、次週忘れないようにすると聞いたことがあります。

それほど人気ドラマだったんですね。

『新だいこんの花』


森繁久彌竹脇無我が、親子を演じたホームドラマ『だいこんの花』は全5シリーズでしたが、そのうち3シリーズにレギュラー出演しています。

竹脇無我が2枚目エリート社員であり、周囲には美女もいるけれど、親がいなかったりシングルマザーだったりなど、不遇な「ほしのもと」の女性と結ばれる、というのが毎回のストーリーです。

そのうち、2つめの『新だいこんの花』では、竹脇無我を射止めたのが、当時16歳の関根恵子(高橋恵子)。

当時16歳の関根恵子
まだふっくらして初々しい

惜しくも結ばれず、かつ父親(大坂志郎)の再婚相手(加藤治子)の息子役だった松山英太郎にもフラレてしまったのが武原英子。

武原英子

関根恵子の兄役の川崎敬三と結ばれる大原麗子

大原麗子

恋の鞘当てというより、武原英子と大原麗子は、16歳の関根恵子の引き立て役だったんですけどね。

武原英子は、毎回そういう役でした。

武原英子
この横顔が良かった

この枠は、『野菜シリーズ』といわれ、タイトルに『だいこん』『じゃがいも』『ねぎぼうず』などが入っていました。

石井ふく子Pのホームドラマも安定感がありましたが、松木ひろしと向田邦子が脚本を担当し、シチュエーション・コメディに近かった『野菜シリーズ』の方が、当時は観ていてワクワク感がありました。

『太陽にほえろ!』


人気刑事ドラマ『太陽にほえろ!』では、ゴリさん(竜雷太)の恋人役。

ここでも、関根恵子(シンコ役)が出演していますが、2人の絡みはなかったと思います。




『おれは男だ!』


おれは男だ!』では、主人公の森田健作が在籍する、青葉学園高校に赴任してきた女性教員の役でした。




『天下のおやじ』


先日、木下恵介監督をご紹介したときに触れた『天下のおやじ』(1974年4月3日~1974年9月25日、国際放映/NTV)

天下のおやじ
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/d259806112 より

武原英子は、長門勇・草笛光子夫婦の長女で、渡辺篤史と結婚して家を出ていく役です。

『ぶらり信兵衛ー道場破りー』


ぶらり信兵衛ー道場破りー』(1973年10月4日~1974年9月26日、東映/フジテレビ)では、松村信兵衛(高橋英樹)に片思いする蕎麦屋の娘で、何か心配事があると、すぐ妄想するクセがあります。

当時、武原英子は売れっ子だったので、1年続いたドラマでしたが、半年で葉山葉子にバトンタッチしました。

まだまだたくさんあるのですが、キリがないのでこんなところで……。

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結婚後は第一線から退く


にしきのあきら(錦野旦)と結婚後は、芸能界の仕事はセーブして、化粧品販売会社の管理職もつとめていました。

その後、乳がんであることを公表。

「漢方薬で治す」という本人のコメントが出ていたと記憶していますが、結局亡くなりました。

ステージが重く標準治療では治療が困難という意味だったのか、標準治療でも間に合ったのに治療を受けなかったのかはわかりません。

が、どちらにしても、享年50歳ではまだやりたいこもあったのではないかなと思います。

武原英子さんのドラマや映画は、ご覧になったことはありますか。

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末尾ルコ(アルベール)

武原英子、『素浪人花山大吉』『新だいこんの花』などを思い出す・・・「武原英子」という名前に覚えはないのですが、観ているドラマはけっこうありますね。横顔のお写真をご掲載くださってますが、確かに美しいラインです。やはりどうしても鼻が低過ぎたり、高過ぎたり、形が悪かったりするのですが、過不足内見事な線を描いておりますね。横から見ると唇が出過ぎている人も多いのですが、こちらも素晴らしいバランスです。このお写真のヘアスタイルは天地真理っぽいですね。当時流行っていたのでしょうね。
それとちょっと驚いたのですが、『素浪人花山大吉』というタイトルにはまったく覚えがないのですが、実は子どもの頃、主人公が「おから大好き」で、おからをもりもり食べるドラマを観た覚えがあるのです。ひょっとして、これなのではと。NETはテレビ朝日ですよね。高知ではいまだネットされておりませんので(笑)、遅れて放送していたのでしょうが、いわば小池さんのラーメンのように、子どもの頃、「おからをもりもり食べる」のに憧れていた記憶があるのです。どう考えても、他にそんな設定のドラマはありそうにないですよね。今、そのようなことが判明するとは驚きです。有難うございます。
それにしても若き日の関根恵子と大原麗子、いいですね~。観てはいないのですが、昨夜平岡祐太の浅見光彦ドラマに「高橋惠子」がクレジットされておりましたが、(平岡祐太ごときが高橋惠子と共演とは片腹痛い!控えおろう!!!)というような気分になりました(笑)。

>500万の食事をしたそうですね。

話題になってますね。くら寿司の味玉軍艦で十分美味しいと思いますが(笑)。前澤社長がおごってくれるのなら食べてあげないこともないですが(笑)、正直なところ、世の中に一回で500万円の価値のある食事が存在するとは思えません。と申しますのは、例えば食材であれば、希少なものに高値が付くのが通常ですけれど、「希少=美味」ということではまったくないのにおかしな話だともともと考えておるからです。さらに、いかなる名シェフの料理法であれ、「500万円」はないと思いますし、本当かどうかは分かりませんが、件の「500万円食事」ではワインの値が高かったという情報もありますが、特に日本人のワイン通なんていうのはどうなんだとも思っております。以前ちょっと知人のワイン会なるものへ参加したことがありますが、いろんな意味でつまらない時間でした。友人のフランス人はスノッブなグルメではありませんが、料理が得意でその方面もいろいろ詳しいのですけれど、1000円程度のワインを「十分に美味しい」と愛飲しております。

>根っから下品なのかもしれないですね。

下品なのは間違いないと思います(笑)。お金の使い方もそうですし、「アーティストを宇宙に連れて行く」というような言い方にも下品さを感じます。でも前澤社長だけでなく、昨今のテレビやネットで有名になった人たちのほとんどは下品に見えます。政治家でも、顔の造作はさて置いて(笑)、やはり昭和の人たちの方がずっと品性があったのは間違いないところだと思います。  RUKO

by 末尾ルコ(アルベール) (2018-12-18 02:30) 

ヤマカゼ

素浪人花山大吉は毎回見ていました。お酒を飲むと剣技が強くなる、あれですね。
看板娘役をしてましたね。
by ヤマカゼ (2018-12-18 06:34) 

えくりぷす

武原英子さん、50歳は早すぎます。乳がんだったのですね。
どうも全摘手術を勧められたけど、武原さんが断られたとか。標準治療されていたらどうだったのか気になります。
by えくりぷす (2018-12-18 09:08) 

チナリ

おはようございます。

武原英子さんは知りませんでしたが、にしきのあきらさんの奥さんでいらしたのですか。

ご本人の気持ちのほうはわかりませんが、若くして亡くなられると、どうしても「これからもまだまだやりたいことがあっただろうな」と思ってしまいますね。

by チナリ (2018-12-18 09:41) 

pn

ゴリさんの恋人と聞いてもピンとこない位記憶にないのが悲しい、好みの顔してるんだけどなぁ(^_^;)
by pn (2018-12-18 10:09) 

MONSTER ZERO

懐かしい!!(^^
NTV「火曜日の女」シリーズのドラマ「クラスメート」が印象深いです!
少し舌足らずなしゃべり方が可愛い女優さんでしたね(^^
by MONSTER ZERO (2018-12-18 13:12) 

Take-Zee

こんばんは!
近衛十四郎さんも息子の松方弘樹さんも
いなくなってしまいました。
 品川隆二さんは85歳で健在なんですね。

by Take-Zee (2018-12-18 18:09) 

ヨッシーパパ

初めの画像の、右下が私の武原英子さんの記憶にあるイメージです。
クラスの活発な優等生という感じです。
by ヨッシーパパ (2018-12-18 18:50) 

そらへい

私は『素浪人 月影兵庫』をよく見ていました。
近衛十四郎と品川隆二の掛け合いが絶妙でした。
武原英子さんは、健康的な感じのする女優さんでした。


by そらへい (2018-12-18 22:43) 

ナベちはる

乳がんが原因で若くして…まだいろいろとやりたかったことがあっただろうにと思います。
by ナベちはる (2018-12-19 01:00) 

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