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『ツンツン節だよ全員集合!!』谷啓がザ・ドリフターズ映画助演

『ツンツン節だよ全員集合!!』谷啓がザ・ドリフターズ映画助演

谷啓さん(たにけい、1932年2月22日~2010年9月11日)の生まれた日です。これまで、谷啓さんの主演映画は何度かご紹介しているので、今日は、助演したザ・ドリフターズの映画『ツンツン節だよ全員集合!!』(1971年、松竹)をご紹介します。



『ツンツン節だよ全員集合!!』は、ドリフターズの松竹喜劇映画“全員集合”シリーズ16作中の7作目です。

ツンツン節だよ全員集合!!
https://nostalji.hatenablog.com/entry/2019/02/08/103521 より

またしてもDVD化されていなかったのですが、昨年11月21日に、BS11『昭和の喜劇』枠で放送され、片隅に残っていた記憶が蘇りました。




映画はまるでドリフそのものか


渡邉祐介監督の松竹映画『全員集合!!』シリーズはおおむね、加藤茶、もしくは他のメンバー全員が逃げ出したくても逃げ出せず、いかりや長介に搾取されます。

そこで、メンバーたちが復讐するのですが、命を脅かすような今ならかなりブラックな仕掛けでも、いかりや長介がしぶとく蘇り、メンバーたちはさらに過酷な搾取を受けるというパターンです。

これは喜劇映画仕立てになっていますが、モチーフは実話ではないかと思ってしまうほどです。

ギャラの配分が、6:1:1:1:1といわれながら(6はいかりや長介)、さらにいかりや長介のピンハネも取り沙汰された、ザ・ドリフターズとしては、芝居とは思えない迫真の演技になろうというものです。

後からドリフに入ってきた、荒井注、高木ブー、仲本工事らは、私立大学に入ってサークルで楽器をいじれるほど実家が恵まれていて、志村けんは中学の教頭先生の家庭で厳しく育つなど、要するにみなさん育ちがいいので、お金で泥仕合をする価値観はなかったのではないかと思います。

一方、昔からのメンバーだった加藤茶は、いかりや長介の専横な振る舞いに小野ヤスシらほとんどのメンバーが嫌気が差してドリフを脱退した時、本当は自分も一緒に脱退するつもりだったそうです。

が、結局いかりや長介に引き止められて、脱退しそこないました。

ギタリストの父親を幼い頃失くした加藤茶には、イビツないかりや長介の人間性(笑)に父親の面影でも見たのか、理屈では割り切れない愛憎が糾える複雑な感情があったのだろうと思います。

いかりや長介から、逃げ出したいのに逃げ出せない加藤茶、というストーリーは、もうほとんど毎回のように映画で演じられました。

ネタバレごめんのあらすじ


『ツンツン節だよ 全員集合!!』は、いかりや長介に騙されて田舎から連れてこられた加藤茶、高木ブー、荒井注、仲本工事らが、谷啓社長の屋台販売で過酷な労働をさせられることになります。

一方、高利貸し(小松方正)や用心棒のヤクザ(左とん平)は谷啓社長の土地を狙っているものの、左とん平は谷啓社長の妹(倍賞美津子)に片思い。


その微妙なバランスの中で、いろいろドタバタがあります。

まだ1度しか放送していないので、しばらくしたら再放送があるかもしれません。

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谷啓はいかりや長介よりも先輩で年下だった


ところで、谷啓といかりや長介の関係で、面白い質問が知恵袋にありました。


谷啓はクレージーキャッツのメンバーでしたが、当時ザ・ドリフターズが同じ事務所の後輩グループでした。

しかし、谷啓は、年齢では荒井注やいかりや長介より年下でした(ただし早生まれなので、いかりや長介とは同学年)

つまり、自分にとって仕事では後輩でも、戸籍年齢では年上という関係です。

その場合、呼び方やふるまいはどうなんだろうという質問です。

プロ野球界では、「先輩後輩」の決め方は戸籍の年齢といわれています。

職人の世界では、入門が1日でも早い人が先輩になるようです。

私は、自分より年下の人でも、「~くん」ではなく「~さん」と呼んでいます。

先輩面して、後で恥かくかもしれないし、そもそも社会人としてはみんな五分五分だと思っていますから。

そういえば、学校時代の同級生にも「~さん」と敬称つけますが、たまたま昔同級生だっただけで、何十年も会わない、いわば名前だけ知っているほぼ初対面の人に対して、呼び捨てにする感覚が私は馴染めず、その点でも一部同級生とは折り合いが悪くなっています(笑)。

年上、年下、仕事の先輩後輩、特に交流もなかった昔の同級生……

みなさんはそうした関係の時、呼び方などどのように対応されていますか。

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七人のネコとトロンボーン

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コメント 12

犬眉母

谷啓さんも、先輩後輩関係なく気さくに付き合いそうですね。
by 犬眉母 (2019-02-22 01:40) 

末尾ルコ(アルベール)

『ツンツン節だよ全員集合!!』谷啓がザ・ドリフターズ映画助演・・・「ツンツン節だよ」という不可思議な言葉が想像力を刺激してくれますね。それにしても“全員集合”シリーズは16作も作られたのですね。やはり凄いですね~。こうしたシリーズ物の隆盛は、二本立てが普通だったからこそ可能だったのでしょうか。ドリフ映画はリアルタイムで走りませんが、わたしも「二本立てが普通」の時代の末期に間に合ったのは幸福だったと、今つくづく思います。現在であればなかなか映画館で4時間も5時間もは過ごせないですが、中学校時代は二本立ての恩恵を大いに受けました。半日映画館にいるのが普通でしたね。

>ギャラの配分が、6:1:1:1:1といわれながら

そうなのですか(笑)!今後のドリフ映画鑑賞の際に、さらに理解を深められそうな気がしてきました。子どもの頃はドリフなど、人気グループはてっきりメンバー全員仲がいいものだと勝手に思い込んでおりましたが、もちろん今ではそうでないこと、よく知っております(笑)。わたしがドリフを一番好きだった時期は加藤茶人気が圧倒的でしたので、イメージとしては彼が一番儲けているのではと想像しておりました。

>理屈では割り切れない愛憎が糾える複雑な感情

へえ~、子どもの頃は夢にも考えられなかった陰翳のあるお話ですね。わたしは子ども時代にどちらかと言えば、「人間関係のどろどろ」を見る機会がなかったので、お恥ずかしい放しながら、ある程度の年齢まで人間の裏表をもう一つ理解できませんでした。それと、わたし自身の言動には基本的に裏表がないのですが、それなのに周囲に勘ぐって出鱈目な解釈をする人間が多いことも、そこそこの年齢になるまで気づかなかったです。かつてはかなりの甘ちゃんでした。

谷啓はいかりや長介よりも先輩で年下だった・・・わたしは日常生活では基本、誰が相手でも「~さん」、年下相手にたまに「~君」の場合もありますが、やはり年下でもほとんど「~さん」です。呼び捨ては普通はしませんが、例えばフランス人の友人相手に「ムッシュ・フェノン」とか呼ぶと、極度に他人行儀となってしまいますので、ここは「フェノン」となります。絶対しないのが、「お前」呼ばわりで、どんな相手にもしませんし、自分も絶対こう呼ばれたくないですね。ドラマの中でも、配偶者や恋人という設定でもないのに、女性の名を軽々に呼び捨てにしたり、「お前」呼ばわりする登場人物が出ると腹立つことしばしばです。

>7時間というのはすごいですね。

考えられませんよね。子どもから思春期に入る人間性や精神性を築いていくべき大切な時期に子どもにそのようなことを強いるというのは。「子どもにやる気があるのなら構わない」という意見もありますが、その「やる気」は親からのほぼ洗脳で定着している可能性も十分ですから。社会全体のためというのであれば、本来はしっかり読書できて、しっかり思考できる人間が多いほど、結果的には社会の強靭性は増すのだと思いますが、取り合えず政権なども、本当の意味での充実した社会よりも、政権に都合のいい人間が多ければ多いほどいいという感じで、「国のために」はなってないですよね。 RUKO

by 末尾ルコ(アルベール) (2019-02-22 03:12) 

Rinko

谷敬さんのトロンボーンを吹く姿がとても印象的でした。
お亡くなりなって9年も経つんですね。

大学卒業後に入社した会社で、2つ年下だけど先に入社した「先輩」には最後まで敬語で話していましたよ。

by Rinko (2019-02-22 07:38) 

なかちゃん

いかりや長介がイビツだったのは、顔だけではなかったんですね・・・ヾ(・ε・。)ォィ
それにしても6:1:1:1:1にはビックリです。スゴイ話ですね。
同僚の呼び方についてですが、年齢に関係なく「~さん」と呼びます。そうしていれば、まず角は立たないと思いますので、余計な考え事をする必要がひとつ減りますからね。


by なかちゃん (2019-02-22 08:51) 

pn

ノンフィクションだったのか!
俺もさん付けかな?あるいはちゃんか(笑)
by pn (2019-02-22 11:59) 

kou

自分にとってドリフとは志村けんじゃなくて荒井注がメンバーの時代ですね。

by kou (2019-02-22 13:36) 

チナリ

こんにちは。

谷敬さんと言えば「ガチョーン」が有名ですね。

ドリフターズは私は荒井注さんが在籍したころを知らないので、志村けんさんがメンバーで、子供のころからコント番組を見てきました。

私が成長して、ミュージシャンと知ったときは驚きましたが、私の中では今でもお笑いコントグループの印象が強いです。

>そういえば、学校時代の同級生にも「~さん」と敬称つけますが、たまたま昔同級生だっただけで、何十年も会わない、いわば名前だけ知っているほぼ初対面の人に対して、呼び捨てにする感覚が私は馴染めず、その点でも一部同級生とは折り合いが悪くなっています(笑)。

私も他人を呼ぶときは「~さん」と言うようにしています。

そのほうが失礼がないような気がするからなのですが、日ごろから好きな芸能人の方も「~さん」と呼ぶようにしています。

知っている人からでも、仲も良くないのに急に呼び捨てにされると「何この人?」ってイラッとしますね。

by チナリ (2019-02-22 16:17) 

ヤマカゼ

昔、喜劇には欠かせない存在だったと記憶してます。
by ヤマカゼ (2019-02-22 16:58) 

Take-Zee

こんばんは!
谷啓さん、金沢区にも住んでいたんですよ。

by Take-Zee (2019-02-22 19:06) 

ヨッシーパパ

谷啓さんも面白かったですね。
by ヨッシーパパ (2019-02-22 19:20) 

mau

前のスタイルに戻られたのですか?
こちらの方が好みです
by mau (2019-02-22 22:22) 

ナベちはる

「全員集合!!」シリーズ、たくさんあるのですね。
by ナベちはる (2019-02-23 00:48) 

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