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鈴木光枝さんの好演を思い出す『女は男をどう変える』

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鈴木光枝さん(1918年7月29日~2007年5月22日)の13回忌です。佐佐木隆、山村聰、山形勲らと劇団文化座を結成して代表もつとめた、昭和・平成期を代表する新劇界の大重鎮です。テレビドラマで思い出深いのは、田村正和と鳥居かほりの恋物語を描いた『女は男をどう変える』(1986年1月9日~3月27日、フジ)の姑役です。(画像はYoutubeから)


女優二代 鈴木光枝と佐々木愛
女優二代 鈴木光枝と佐々木愛

鈴木光枝さんは、佐佐木隆(後の夫)、山村聰、山形勲らと劇団文化座を結成。

夫が亡くなってからは自ら代表を長くつとめました。

といっても、私にとっては自分の母親よりも年上の方なので、私が知っているのは、老女役を演じる鈴木光枝だけなのですが。



故・有吉佐和子原作の傑作喜劇『三婆』(1978年)は当たり役になりました。

現在は、娘の佐々木愛が、劇団代表、三婆ともにあとを継いでいます。



鈴木光枝で思い出深いのは、テレビドラマの『女は男をどう変える』(1986年1月9日~3月27日、フジ)です。

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女は男をどう変える


フジの木曜10時枠といえば、当時、恋愛ドラマを中心に放送されていましたが、本作は鳥居かほりが田村正和の相手役に抜擢されました。

田村正和は、前社長で会長である鈴木光枝の娘婿として、菓子メーカーの2代目社長です。

田村正和

寡夫ですが、女優のガールフレンド(かとうかずこ)もいて、経済的にも困ることなく気ままに暮らしているようにも見えました。

あるとき、融資がらみで、銀行頭取の娘(岡本麗)との政略結婚を考えますが、彼女の通っていたエアロビクススタジオのインストラクター(鳥居かほり)と相思相愛に。

鳥居かほり

しかし、鳥居かほりは田村正和と二回り違う19歳。

さらに、専務(中条静夫)の隠し子だったため、鈴木光枝と中条静夫が2人を別れるよう画策し、いったんは鳥居かほりが身を引こうと失踪しますが、

鈴木光枝

田村正和が「彼女のためなら社長を辞めてもいい」と言い切って鳥居かほりを見つけて結ばれる話です。

デートをしていて、「もう5分だけ」といって、名残惜しそうにする鳥居かほりのいじらしさがよかったですね。

この頃はもう田村正和もサイコーで、私は真似をして、背広は全部ダブルにして、あるき方や立ち方、座り方まで研究しました。

でも、困った時、一瞬そっぽを向くアレだけはなんとなく自分には合わなかったので真似しませんでしたが……。

毎週、一所懸命鑑賞しておりましたので、ラス前で鈴木光枝が鳥居かほりに別れるよう言い渡したときは、婆さんなんてことするんだと、鈴木光枝が憎らしく見えました(笑)

他の出演者は、中条静夫の妻が白川由美、部下が角野卓造、その妻が高瀬春奈、せんだみつお、鈴木光枝宅の家政婦が山口美也子、田村正和と鳥居かほりがデートをする屋台のワインバーの主人がでんでん。

時代はトレンディードラマ真っ盛りでしたが、本作は恋愛成就のクライマックスが待っているオーソドックスなシチュエーションコメディーで、布施博一が脚本を書いていました。

この頃のフジテレビは面白かったと思います。

ところで、トレンディードラマという言葉を使ってしまいましたが、もう死語なのかな。

トレンディードラマってご存知ですか。

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コメント 9

犬眉母

角野卓造さん、まだお若かったですね。
1980年代は明るく活気がありました。
by 犬眉母 (2019-05-22 02:16) 

末尾ルコ(アルベール)

鈴木光枝さんの好演を思い出す『女は男をどう変える』・・・ヒロインが「エアロビクスのインストラクター」という設定に時代を感じますね。やってましたよね、特にメディア的にはエアロビクス。「レオタード」という言葉も浸透しました。競技としてのエアロビクスをたまにBSとかでやっておりますが、プリプリした体形の男女が張り付いたような笑顔でプリプリ演技するのが妙に可笑しくて、つい10分ほど(笑)見てしまいます。こうした競技エアロビクスの人たちと違い(←失礼ないい方ながら 笑)、鳥居かほりはプロポーションがよかったですよね。
『女は男をどう変える』というドラマは記憶にありません。放送時は高知でフジテレビ系ネットがありませんでしたので、このドラマは放送してなかったかもしれません。トレンディドラマということでチェックしてみますと、『男女7人夏物語』『男女7人秋夏物語』『101回目のプロポーズ』辺りは観てました。
『101回目のプロポーズ』概ねコミックドラマとして観ておりましたが。トレンディーには三上博史がけっこう出てましたね。寺山修司の舞台をやっていたという三上ですが、映画に関して通ぶった見当はずれの発言を見かけたことがあり、わたしの中ではいまだ(ちょっとどうか)という俳優の一人です。

>鈴木光枝が憎らしく見えました(笑)

素晴らしい演技、演出だったのでしょうね。ある程度以上映画やドラマ鑑賞の場数が増えてくると、登場人物が「憎らしい」なんていう新鮮な気持ちが持てなくなる場合もありまして、特に最近の作品で登場人物を「憎らしい」と感じるシーンに出くわすと、逆に嬉しくなってしまいます。
などと書きながら、実は鈴木光枝についてはほとんど知らなかったのでして、今夜のお記事でまた新たな鑑賞の愉しみをお教えいただいた次第でございます。

・・・

>言いにくい状態だったこともあり

わたしなどにはとても想像すらし難い大変なご経験だったのだとあらためて痛感いたします。当時のいっぷく様のご心情、そしてそこまでのことを乗り越えようとあらゆるご努力を惜しまぬお姿、僭越ながら常に大きな指針とさせていただいております。
わたしの母の場合は「眠っている間に大手術を受けた」という一大事に加え、本人に医療知識が無いことも、なかなか説明に至らなかった要因です。なにせコルセットを着ける意味も最近ようやく理解してくれ始めたくらいですから。コルセットなんて、一番わかりやすい治療方法の一つだと思うのですけれど。何と言っても、「知らないうちに開胸手術を受けていた」なんていうことを、一体どう伝えたらよいのか・・・なかなか判断が付きませんでした。ただ、高知赤十字病院で手術後初めて入浴させてもらった時、胸から腹部にかけて真っ直ぐ縫合跡があるのを初めて見てしまったんですね。「わたしは大変なことをやったがやねえ」と入っておりましたが、思ったよりも衝撃は受けてない印象でしたので、その後少しずつ話しするようになりました。母は常日頃おっちょこちょいで容易に精神的動揺を来すのですが、同時にかなり強い心を持っているのだなとあらためて感じました。「強い・弱い」って、本当に単純には語れないものですね。 RUKO

by 末尾ルコ(アルベール) (2019-05-22 03:00) 

ヤマカゼ

昭和を代表する名優でしたね。
by ヤマカゼ (2019-05-22 06:08) 

Rinko

田村正和さんの「困った時、一瞬そっぽを向く」、あるあるーーー!とひとりクスっと笑ってしまいました。
by Rinko (2019-05-22 07:41) 

pn

その頃は飲み歩いていた頃だから見た記憶無いなぁ。
って言うかトレンディードラマ(確かに最近聞かないような)その物をあまり見ていなかった気がする。
by pn (2019-05-22 10:24) 

旅爺さん

昔に遡って見ることはないけど懐かしい人達はもう見られないのが寂しいです。
by 旅爺さん (2019-05-22 13:14) 

斗夢

鈴木光枝、佐々木愛・・・懐かしい名前が出てきましたね^^。
by 斗夢 (2019-05-22 14:54) 

Take-Zee

こんにちは!
佐々木愛さんと親子だったとは知りませんでした。

by Take-Zee (2019-05-22 15:13) 

ナベちはる

「トレンディドラマ」は、言葉は聞いたことあっても今使われているかというと…今は聞かないです…
by ナベちはる (2019-05-23 01:31) 

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