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萩本欽一が駒沢大学自主退学で示した大学生活に対する2つの教訓

萩本欽一が駒沢大学自主退学で示した大学生活に対する2つの教訓

萩本欽一が、4年前に入学した駒沢大学仏教学部を自主退学したことが話題になっています。人生は何でもチャレンジすることが大事だと思いますので、駄目だったからといって頭ごなしに否定はしません。ただ、そこには一般人も含めて大学生活に対する2つの教訓があると思いました。



まずは、萩本欽一「自主退学」の弁です。



「100歳でも大学には行けるわけですから」というのは、さすがに苦しいいいわけだと思いました。

今回の大学入学の動機はわかりません。

芸能活動の一環かもしれないし。

でも、私には裏の事情はわかりませんし、とにかく70過ぎた人が一般の学生として孫のような人たちと5年間頑張りましたから、ここでああだこうだとなじるのではなく、お疲れ様でいいのかな、という気もします。

ただまあ、その教訓というか、改めてわかったこともあるかな、とは思いました。

人間は目標がないと動けない


芸能活動で、ある程度実績を積んでから「学生」に戻ったタレントがいないわけではありません。

以前書きましたが、元ザ・タイガースの瞳みのるは、慶應義塾高校に復学して大学院まで進み、母校の高校教師(国語)になりました。

スキャンダルで芸能界をフェードアウトした石井苗子は、負けじ魂で東京大学大学院に入り、日本維新の会で国会議員をやっていますね。

青春ドラマで活躍した金沢碧は、引退を表明したわけではないので、現役のまま放送大学に入り、大学院の修士まで進みました。

その時、コメントで追加してくださいましたが、菊池桃子も、法政大学から大学院に進んで講演活動を行っています。

ただし、この方々は、大学に入ることが目的ではなく、次に目標があったからがんばれたのだと思うのです。

その点、萩本欽一にはそれがなかったのでしょう。

大学に入って学歴を「大卒」にしたところで、いまさら学歴で人生が変わるわけでもありませんし、文化人としてコメンテーターに収まるというのは本人も考えていないと思います。

卒業までの130単位の中には、つまらない科目、苦手な科目も当然あったはずですが、それを乗り越える気力は、年齢的にも厳しかったのでしょう。

仏教学部への進学は、笑いの仕事の昇華や集大成という方向性でもなさそうですし、まあ、社会人入試で入るチャンスがあるかもしれないし、なんか目新しいことをやってみたかった、というところでしょう。

それだけですと、18歳なら耐えられても、70過ぎたら困難でしょう。

大学によってルールは多少違いますが、1単位以上とれば2年に上がれて、あとは一定の単位を取っていれば4年生に上がれるはずです。

が、まあさすがに1単位は優しい先生方の後押しでとれたとは思いますが、3年まではこれたものの、たぶん4年に上がっていないのではないでしょうか。

卒論については構想を述べていたので、4年に上がれず脱落というパターンかな。

4年に上がるめどが立たなかった早稲田大学の広末涼子と同じですね。

キャンパスライフの楽しさも大切


大学生が大学生活を送れるのは、卒業資格や単位取得以外のキャンパスライフがあるからだと思うのです。

サークル活動を行ったり、学食で仲間同士いつまでもおしゃべりしたり、モラトリアムといいますが、その間自転車で日本一周したり、何か趣味のことにまとまった時間を使ったり、そういう青春の時間が楽しいのです。

全員がそうだとは思いませんが、大卒と高卒なら大卒を採るのは、学歴や知識に期待しているからではなく、モラトリアムを経験している方が、応用力などポテンシャリティが高いからというのは企業の採用担当者がよく言うことです。

社会人としてとっくの昔に完成して、でも引退、もしくは休業はしていない萩本欽一には、楽しいキャンパスライフを伴った学生生活は経験できなかったのだろうと思います。

まわりも、かなり気を使ったと思いますし。

萩本欽一の著書を読む限り、意外と気難しい人のようですから、自分は萩本欽一である、でもやっばり同級生に気を使われるのも何か嫌だ、という複雑な気持ちもあったかもしれません。

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大学の適齢期


そういう意味では、大学の入学は、必ずしも18歳である必要はないけれど、というより戸籍の年齢はいくつでもいいですが、その人の人生の道順としての大学の適齢期はあるのかなと思いました。

ただ漠然と大学の授業を受けたい、というだけなら聴講生や研究生にとどめておく。

学籍を持つなら、つまり卒業をゴールとするなら、なぜ入学するのか、というものがないと続けるのはむずかしいでしょう。

よく日本の大学は入るのは難しいが出るのは簡単だなどといいますけれど、そして少子化で学生確保が大変といわれますが、4年間で130単位(40科目超)の履修をすべてところ天のように自然と出してくれるほどは、甘くはないと思います。

欽ちゃんの、ボクはボケない大学生。 73歳からの挑戦
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nice!(226)  コメント(15)  [編集]
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コメント 15

ヤマカゼ

目標か?自分も過渡期なので、考えさせられますね。
by ヤマカゼ (2019-06-09 05:58) 

kou

やはり目標がないと年齢的に厳しかったのかもしれませんね。と言う自分も目標なんて無く入学しましたが、長い休みを利用してバイクで日本一周したってのが唯一大学に入った思い出ですかね・・・。
by kou (2019-06-09 06:33) 

pn

↑俺はキャンパスライフなんて無かったので社会に出てから金貯めてバイクで日本1周しましたよ(笑)
勉強は嫌だけどキャンパスライフってーやつには憧れたなぁ。高校すら行って無いけど(^_^;)
by pn (2019-06-09 09:45) 

末尾ルコ(アルベール)

萩本欽一が駒沢大学自主退学で示した大学生活に対する2つの教訓・・・萩本欽一が大学性生活を送っていることは知っておりましたが、自主退学していたのですね。それは知りませんでした。大学の意義について考えさせていただけるお記事です

>次に目標があったからがんばれたのだと

これはすべての大学生に言えることでしょうね。日本ではよく、「大学に入る」ことを目的としていた学生たちが4年間無為な生活を送るというパターンについて言われておりましたが、現在でもそのような学生たちは多くいるように見受けられます。本来であれば、「純粋に学問を探求する」のが理想の学生生活なのかもしれませんが、現実的にはなかなか続かないでしょうね。「学問のおもしろさ」は案外中年以降に気づくことも多く、若いうちはなかなか難しいものではあります。かくいうわたしも、「学問のおもしろさ」に気づいたのは30歳を超えてからです。

>まわりも、かなり気を使ったと思いますし

これは大問題ですよね(笑)。萩本欽一と積極的に友達になりたいという一般学生はなかなかいないでしょうし、そのあたりは欽ちゃん、事前にどう考えていたのか興味はあります。

・・・

>クレームを付けられて訴訟などあるかもわからないという用心

その点は現在のA病院だけでなく、高知赤十字病院を含めてほとんどの医療機関で感じられますね。心臓バイパス手術直前にも執刀担当医から、「このままじゃ死ぬから、ダメモトでやるしかないよね」とか言われましたから。この言葉も非常によろしくないのですが、実はさほど腹立たなかったんです。手術直前の母の様子はまさしく、(このままではすぐにでも危ない)としか見えず、そしてもう一つ、高齢で大手術のリスクは確かに高かったのですが、件の医師の言葉は明らかにルーティン通りの予防線に過ぎないと分かったのですね。

現在はわたしも母も概ね冷静さを取り戻しておりますが、A病院の医師の言葉にカチンと来たのは何と言っても、その医師は実質的に母の治療も診察もしていないに等しいという点が大きかったです。母の現状を直に診たことはほどんどなく、データだけ見て一般論に当て嵌めているだけではないかと。もちろん医学はデータや一般論が大切ですが、件の医師の場合いかにも「大雑把な一般論を言っいてる」感が漂っておりました。実はこの医師、「何科」の医師かも名乗っておらず(わたしが話したのは今のところ一度だけ)、突然現れてあのようなことを言った・・・そんな印象が強過ぎました。この医師とは違い、不全骨折後に診てくれている整形外科医の方針は納得できる部分が多く、第一印象は(不愛想だな)でしたが、じょじょに(まめに診てくれているな)と印象が変わってきました。 RUKO

by 末尾ルコ(アルベール) (2019-06-09 11:04) 

這い上がるママ

幼少の頃、「欽どこ」観たさに曜日を覚え、時間を覚え、新聞のテレビ欄という便利なものがあると知り、文字を覚えました。てへ。
by 這い上がるママ (2019-06-09 16:32) 

kohtyan

仏教を勉強するのだったのでしょうか、
難解な講座です、70歳の頭脳ではついていけないでしょう。
挑戦するのはいいけど、手遅れということもありますね。
by kohtyan (2019-06-09 17:26) 

ヨッシーパパ

この歳で、大学生活ができるかどうか疑問です。
やはり、チャレンジするだけでも凄いですね。
by ヨッシーパパ (2019-06-09 17:36) 

Take-Zee

こんばんは!
大学辞めたんですか?

by Take-Zee (2019-06-09 18:00) 

YURI

社会人学生をたくさん知っています。70歳で学士や修士をとっても、そこから学者になれるわけでもありませんし、就職の役に立つわけでもありませんが、長続きする人は、学問そのものに興味があり、学んでいて楽しいと思える人なのだと思います。今社会人学生は多いので、仲間づくりもできますよ。萩本さんは、芸能人という立場から、学問の仲間づくりは難しかったかもしれませんね。
by YURI (2019-06-09 20:54) 

そらへい

私は若くても辞めた口なので
高齢になればもっと大変でしょうね。
たまに辞めた続きをやりたいと思うこともありますが
今更大卒になっても仕方ありませんしね。
by そらへい (2019-06-09 22:51) 

犬眉母

勉強をしたければ、別に大学に入るだけがすべてではありません。
単位を取るためだけの、苦痛の科目もクリアしなければ
ならない学生生活は、思ったより楽しくなかったかもしれませんね。
by 犬眉母 (2019-06-09 23:23) 

ナベちはる

自主退学は残念ですが、既に名声があっても新たなことにチャレンジする姿をまたいつか見てみたいです。
by ナベちはる (2019-06-10 00:12) 

藤並 香衣

僕は家庭の事情で大学に行けませんでしたが
とても大学に行きたかったです
学びたい事があったというのはもちろんですが
仰るようにモラトリアムを経験したかったのが
自分の中では大きいです
大卒の人と会話をしていると
高卒で社会人として働いていた自分とは
違う価値観や経験を元にした内容が出てくるので
そういう経験をしておきたかったと思います

by 藤並 香衣 (2019-06-10 00:20) 

Rinko

おっしゃる通り大学へ行くなら人それぞれの「適齢期」はあるでしょうね。
ただ漠然と勉強するのはモチベーションを維持するのに大変だろうなーと今回いっぷくさんの投稿で考えさせられました。
by Rinko (2019-06-10 07:59) 

coco030705

おっしゃるとおり、大学生活にはキャンパスライフと友達が必要ですよね。萩本欽一が大学生と友達になれたのかは、疑問です。あまりにも年齢差が大きすぎる。それを越えるための、時間や努力が必要だったと思います。

by coco030705 (2019-06-15 21:06) 

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