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横山あきお、漫才コンクール優勝、怪盗ラレロ、そして端役人生

横山あきお、漫才コンクール優勝、怪盗ラレロ、そして端役人生

横山あきおさん(1930年9月26日~2014年6月20日)の命日です。かつては青空はるお・あきおとして第15回漫才コンクールで優勝し、『怪盗ラレロ』の主役にもなりましたが、漫才解散後の大半の芸能生活をテレビドラマや映画の端役として存在感を示しました。(上の画像はGoogle検索画面より、下の画像は断りのない限り劇中から)




昨日、端役・エキストラの話を書きました。

以前は、エキストラもプロを使っていたという話です。

きょうは、昭和のドラマが、かつてドラマの主演を経験しながら、その大半の芸能生活を端役としてキャスティングされていた横山あきおをご紹介します。

yokoyama2.jpg
横山あきおさん(所属事務所・優企画プロフィールより)

おそらく、多くの方にとっては、例によって「顔は見たことあるけど名前までは出てこない」という典型的な端役の役者さんです。

CM出演経験もありますが、Wikiの出演歴は、「バーの男」「客」といった、役名のつかない仕事がかなりの割合を占めています。

しかし、かつては青空はるお・あきおという漫才で、第15回漫才コンクールで優勝。

少年向け小説の『怪盗ラレロ』を原作とした同名のドラマで主役のラレロ、相方のはるおがポポポ刑事という、これ以上ない原作のイメージピッタリのキャスティングで主演の経験もあるのです。

怪盗ラレロ
Google検索画面より

怪盗ラレロ.png

そんな絶頂にあるときに、なんとコンビを解散。

第三者的にはもったいないことです。

漫才コンクールというのは、ツービートが、昭和のいる・こいるに勝てずに、遂に取れなかったタイトルです。

青空はるお・あきお以前は、獅子てんや・瀬戸わんや、リーガル天才・秀才、内海桂子・好江、晴乃ピーチク・パーチク、Wけんじ、新山ノリロー・トリローなどが受賞。

先日ご紹介した、若大将シリーズの二代目青大将を襲名したはずの高松しげおも、晴乃チック・タック時代に受賞しています。

それ以前には、ケーシー高峰と、大空はるか・かなたというコンビも組んでいました。

ところが、こちらも世間に名前が知られる頃には解散しています。

一方の、青空はるおは、解散後もそのままの名前で、『あなたのワイドショー・テレビ三面記事』や『ウイークエンダー』の、エロ下世話ニュースのリポーターになりましたが、横山あきおは「青空」の名前も返上して、以後長く、端役俳優として仕事を続けました。

富山出身で、映画監督志望で上京。

ニチゲイ(日大芸術学部)に入ったのですが、漫才のコロムビア・トップ・ライトに師事したことで漫才の道に。

それは“回り道”と見るべきか、人生を豊かにするための道順だったのか。

とにかく、その後は、ひとつの作品で1シーン、セリフもせいぜい2つぐらいという端役人生となりました。

前略おふくろ様


『前略おふくろ様』(1975年10月17日~1976年4月9日、NTV)は、倉本聰脚本、萩原健一主演のドラマです。

2シリーズ作られましたが、最初のシリーズは、分田上という料亭を舞台とした板前の話です。

前略おふくろ様.jpg



横山あきおは、その第5話で、料亭の客として平凡太郎とともに出演しています。

横山あきお

障子越しのシルエットをふくめて2シーン。

2時間ぐらい前にスタジオ入りして、リハーサルを含めて本番を撮る時間は実質15分ぐらいかな。

ちなみに、平凡太郎は昔、渥美清、谷村昌彦とともにボケナストリオというユニットを結成して、そこそこ名のしれた人だったのです。

そういう人々を端役に使う当時のドラマは、やはりキャスティングがしっかりしていましたね。

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新幹線大爆破




先日もご紹介した『新幹線大爆破』(1975年、東映)では、爆弾犯人の一人である古賀(山本圭)が住んでいたアパートの管理人役。

VTS_01_2.VOB_000864436.png

横山あきお「古賀さんは一昨年の10月に引っ越しましたよ」
刑事「引越し先はわかりませんか」
横山あきお「さー、そこまでは聞いてなかったねー」

出番はこの1シーン、セリフ二言だけです。

いずれにしても、映画やドラマの出演者は、主役だけでなく端役も、味わい深い人たちが頑張っています。

それぞれに人生があるんだなあと思います。

ぜひ、映画やドラマは、主役だけでなく、こうした端役の人々も気にかけてご覧ください。

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nice!(209)  コメント(14)  [編集]
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コメント 14

斗夢

昔は漫才をよく見ました、懐かしい名前がたくさんありました。
言葉のやり取りで笑いを引き出す・・・それが芸だと思っている高齢者です。
それがコントだとか一発芸だとか奇抜な格好だとかが多くなって
見なくなりました。漫才がほとんどTVで見られませんね。
by 斗夢 (2019-06-20 06:00) 

ヤマカゼ

おっしゃる通り顔は見たことありますが、名前が出てこないですね。新幹線大爆破は見たことあります。
by ヤマカゼ (2019-06-20 06:05) 

pn

うん典型典型、キングオブ脇役かもしれないくらい(^_-)-☆
by pn (2019-06-20 06:14) 

Rinko

まさに「「顔は見たことあるけど名前までは出てこない」方でした^^; お顔がとても印象的なので、すぐに頭には浮かぶのですが・・・。もともとは漫才をやっていらしたんですねー。
いっぷくさんのブログもそうですが、こうして皆さんのブログを拝読することで今まで全く知らなかった世界が見えてきたりするのがとても楽しいと毎回思います(^。^)
by Rinko (2019-06-20 08:00) 

なかちゃん

この方は確か富山のご出身とのことで、ボクたちには割と馴染みがあったというか、富山では地元企業のTVCMなどにも出演されていました。
でも、そうでなければボクも名前さえ知らない役者さんくらいの認識だろうなと思います(^^;

by なかちゃん (2019-06-20 08:20) 

れもん

昔は何事も細かい所まで手を抜かずに作っていたということでしょうか。プロの端役ということよくわかります。

by れもん (2019-06-20 08:44) 

這い上がるママ

最近はバイプレーヤーズなどドラマが作られたりバラエティに出たりして、脇役俳優さんも注目されますね。昔はなんとなく顔ぶれが移り変わっているような感じでしたが、やっぱりお顔は見覚えがありますね。
by 這い上がるママ (2019-06-20 12:45) 

末尾ルコ(アルベール)

横山あきお、漫才コンクール優勝、怪盗ラレロ、そして端役人生・・・「横山あきお」という名前も「怪盗ラレロ」というタイトルも初耳です。でもひょっとしたら「横山あきお」は知っていたかもしれません。「横山」という姓の芸能人、著名人はけっこう多いですよね。わたしの見たこと・聞いたことある「横山」の中に横山あきおも入っていたかもしれません。確かに『怪盗ラレロ』原作のイラストによく似てますね。それにしても漫才コンクール受賞者の名前を見ていると、日本映画や歌謡曲も全盛期だった昭和の時代を彷彿させてくれます。
『前略おふくろ様』もよく取り上げられるドラマですね。わたしも観ていたと思うのですが、それほど熱心じゃなかったのでしょうか、ディテールは記憶しておりません。今年ショーケンが亡くなった時、本人が派手な葬式などを望まなかったこともあるのかもしれませんが、(ショーケンの死がこれくらいの扱いか・・・)と驚いたものです。京マチ子も超絶大女優の死が、いかに90歳を超えていたとはいえ、その実績に比すればとてつもなく小さかったと、本当に文化芸術を粗末に扱う社会だなとあらためて感じました。これも80年代初めくらいまでであれば、こうではなかった気がします。
そしてまたしても『新幹線大爆破』ですね。なにかこう、すぐにでも鑑賞し直したくなってきました(笑)。

・・・

>オカマご意見番枠はマツコに奪われてしまいました。

マツコは人気あり過ぎですよね。まあ大衆の人気者とはそういうものかもしれませんが、マツコがテレビで高知のアンテナショップ(銀座に店舗)へ行ったところ、すぐさまお客さんがわんさかやって来たとか。吉永小百合とかももクロが言った場所なら分かりますが、マツコが言った場所にそんなに行きたいのか?というところです。また「マツコ効果で多くのお客さんが!」とか、すぐ高知のメディアでニュースにするんです。もちろん毎日記事にするようなニュースがないからに他なりませんが。
美川憲一はとりたてて興味はなかったのですが、歌手としては退屈だな、くらいに認識していました。ところが昨年ですか、歌番組で何曲か歌うのを聴き、多くの人生系ケインを経た人間でしか歌えない説得力を強く感じました。歌手として絶え間なく努力しているのだろうなと、敬意を持ったものです。今はテレビなどで滅多に見かけませんが、中尾ミエなんかもしっかりレッスンを続けて歌唱力はまだ向上しているようにも感じられます。時間が無くてなかなかフォローはできませんが、このようなベテラン歌手の動向にはできるだけ注目していきたいと思うところです。

・・・

>当然という表現を本当にするんですか。

ご指摘ありがとうございます。これはわたしの表現が間違っておりました。早めに訂正いたします。大転子部不全骨折に関する目ぼしいサイトは大方見たのですが、この件に関するサイトは次のページです。

http://www.onomichi-hospital.jp/reading/detail.php?id=10

この中の、

「(通常そのまま寝たきりとなります。歩行できるようになることは稀です。)」

という部分を曲解してしまっておりました。本当にご指摘ありがとうございます。大いに反省せねばと、身が細る思いです。

by 末尾ルコ(アルベール) (2019-06-20 14:27) 

Take-Zee

こんにちは!
コロムビア トップライトの初期のお弟子さん
だったですね!

by Take-Zee (2019-06-20 14:45) 

ヨッシーパパ

はいはい!
この、面長の目の無いお顔は、子供心に覚えています。
優しそうですから。
by ヨッシーパパ (2019-06-20 18:49) 

kou

おー!
この人も懐かしい。久しぶりにお目にかかったこの顔は良く覚えています。
by kou (2019-06-20 20:07) 

ナベちはる

漫才コンクールにも優勝されて主演経験もあるのに、選んだのは端役の道ですか…強く惹かれるものがあったかもしれませんね。
by ナベちはる (2019-06-21 00:44) 

犬眉母

そういえば、ドラマではよくお見かけしました。
by 犬眉母 (2019-06-21 06:09) 

レインボーゴブリンズ

お公家さんの姿で、「やっぱり、〇〇でおじゃる」とかしゃべるCMに、かなり長い事出てましたよ。お亡くなりでしたか。
by レインボーゴブリンズ (2019-06-21 22:08) 

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