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『西部警察』コンプリートDVDボックス、12万円60枚組全話発売

『西部警察』コンプリートDVDボックス、12万円60枚組全話発売

『西部警察』(1979年10月14日~1984年10月22日、石原プロ/テレビ朝日系)放映開始40周年記念として、コンプリートDVDボックス10月14日発売が発表されました。価格は付属特典付きでなんと12万円。全236話収録の60枚組で、いろいろな特典がついています。(画像は劇中から)



『西部警察』とはなにか


『西部警察』というのは、石原裕次郎の石原プロモーションが制作した刑事ドラマです。

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『西部警察』というタイトルで想像つきますが、「西部劇のようなイメージの刑事ドラマ」というコンセプトですから、とにかく刑事は毎回アクションシーンやカースタントはもちろん銃撃戦、車同士の激突、爆破、炎上と、連続ドラマとしては空前絶後のド派手な展開でした。

それ以前に、石原プロは『大都会』という刑事ドラマを日本テレビ系で3シリーズ作っていましたが、さすがに「火の出る場面」は『西部警察』にかないません。

もともと『大都会』シリーズは、『大都会ー闘いの日々ー』というタイトルでスタート。

マル暴担当刑事(渡哲也)と、事件記者クラブのキャップ(石原裕次郎)を中心とした地味な設定で、敵は暴力団という、従来の刑事物とは違ってリアリティを重視。

リアルな人間ドラマで、倉本聰が脚本を書いていました。

しかし、あまりそれは評価が上がらず、刑事ドラマはもっと単純な勧善懲悪にすべきということで、第2、第3シリーズは、徹底的な悪を懲らしめる展開となりました。

そして、テレビ朝日に移った『西部警察』では、さらにビジュアルの派手さが加わったわけです。

やはり圧巻は、本物の広島市電を爆破させたことでしょう。



『新幹線大爆破』のように、もうちょっとで大惨事か、というところで事件が解決するのかと思いきや、本当にドッカーンとやってしまったのでびっくり。

たしかに、それまでにも車を何台も壊して燃やしていましたが、まさか実在する公共交通機関の車両まで爆破させるとはさすがに思わなかったです。

もちろん、撮影中は鉄道線を全面運休させてロケを敢行したそうです。

コンプリートDVDボックス価格はなんと12万円


その『西部警察』を収録したコンプリートDVDボックスが、40年たって12万円で発売されるというのです。



「ロケ地は約4500カ所、封鎖した道路は4万500カ所、飛ばしたヘリは600機、壊した家屋・建物は320軒、使用した火薬の量は4.8トン、使用したガソリンの量は1万2000リットル。日本経済がまだ強かった時代だったこともあって、相当の制作費をつぎ込んでいましたね」(記事より)

DVDの販売については、こんなコメントが書き込まれています。

>そろそろ売らないと買ってくれる人いなくなるからな/当時見てた小学生ももう50代のおっさんだし

>ロケ費用や爆破許可の問題、なんといっても暴力禁止の流れがあるからな/アクション刑事ドラマは、もう見たいと言っても新たに作ることができない/その点ではすごく貴重な作品だよ

>テーマ音楽のしょっぱな1秒聞いただけで/どうしてこんなに血沸き肉踊る感覚に引きずり込まれるんだろう

石原裕次郎はこの頃はだいぶ太って、健康も害していたようですが、1960年代の映画スターとしてはめずらしく高身長で脚が長い絵になる男。

まだこの頃は、映画スターがテレビに出ることに威光があった頃なので、象徴のような役割で貢献していました。

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昭和の右肩上がり時代に作られたド派手なドラマ


12万円という価格自体はかなりなお値段ですが、全236話収録の60枚組に特典付きですから、まあ相場なのかもしれません。

私自身は、ストーリーだけなら、倉本聰の『大都会ー闘いの日々ー』がいちばんいいと思います。

『大都会 闘いの日々』第1話より
『大都会 闘いの日々』第1話より

石原裕次郎が、西部警察のときのように「ほとんど何もやってないのに事件が解決すると警察署内でブランデー飲んでる人」と違い、まだ事件記者役で動けていましたから。

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『大都会 闘いの日々』第1話より

ただ、『西部警察』のようなド派手なドラマはもう作れないでしょうから、テレビドラマ史的にはぜひご覧頂きたいですね。

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nice!(216)  コメント(9)  [編集]
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コメント 9

pn

最後の写真見てると何となく三波伸介に見えなくもない(笑)
もう都内で装甲車なんて走らせる事出来ないだろうなぁ、コイケさんじゃ(^_^;)
by pn (2019-06-23 06:12) 

旅爺さん

おはよう御座います_(._.)_
西部警察は大好きで散々見ましたよ、裕ちゃんは大好き。
今朝は凄い濃霧で窓を開けても何も見えない凄さでした。
散歩に出たら朝露でしっとりいい男になりましたよ(^_-)
by 旅爺さん (2019-06-23 06:33) 

ヤマカゼ

銃の乱発に大爆発、本当に今では撮影できないと思います。

by ヤマカゼ (2019-06-23 10:17) 

末尾ルコ(アルベール)

『西部警察』コンプリートDVDボックス、12万円60枚組全話発売・・・12万円はなかなか付けられない価格ですね。しかしエピソードの多さと、派手な見せ場の連発、そしてスターがずらりというセールスポイントに加え、(売るなら今だ)という狙いがあることはよく分かります。週刊誌の記事で見たのですが、渡哲也の体調がかなり思わしくないようで気になります。この方も比較的早い時期からいろいろ難しい病気に罹ってしまう人生を送っていますね。
『西部警察』自体は「たまに観ていた」という程度でさほど思い入れはないのですが、(やたらと銃撃戦が多いな・・・)という印象はありました。わたしの場合刑事ドラマではどうしても『太陽にほえろ!』のマカロニ~ジーパン時代が個人史の中では全盛期でした。

>単純な勧善懲悪

この辺りは議論のあるところですよね。「疲れて帰って来た時間は、単純なドラマでストレス解放したい」という意見が多く、まあそれもテレビの役割ではありまして、間違いではありません。けれどそれだけではクオリティが上がらない、そして現状のような低レベル化をもたらした大きな要因でもあると思われますので、難しいところです。

>撮影中は鉄道線を全面運休させてロケを敢行

こういうことを日本では滅多にやらないんですよね。ハリウッド映画では多く自治体や公共交通機関が協力して凄いシーンを創るのですが、その意味でも『西部警察』が貴重な作品であることが分かります。同時に石原裕次郎のパワーも感じます。

・・・

「ネタバレ」についてですが、わたしも時に頭を悩ませるところです。基本的にはわたしも「差し障りのないもの」と判断した作品で結末について触れることもありますが、四方田犬彦のように、「優れた映画は何度も観てようやく理解できるものであり、ネタバレしようがすまいが鑑賞には何ら影響はない」的に割り切ることもし兼ねております。やはり結末を知らないからこその感動、衝撃というものは極力尊重すべきだと思うし、例えばヒッチコックの『サイコ』のあまりに高名なラストにしても、もちろん知らずに観て衝撃を受ける人は今でもいるわけで、古典的作品でも容易にはネタバレはできません。などと書きながらも、時折結末に触れてはおりますが(笑)。そんなことを考えると、ネタバレされてなくても最初からパターンが分かっていて、しかも存分に愉しめる、『男はつらいよ』やその他昭和の優れたプログラムピクチャーは素晴らしいですね。しかも何度観てもおもしろいという。

>離床後のことはいかがお考えですか。

いつもアドバイス、ご指摘、有難うございます。不全骨折直前のリハビリ病棟の段階でかなり歩行が進んでおりましたので、その時点でその状態を頭に入れた構想を立て、動きつつあったのですが、骨折で「離床後どのくらいの動きができるようになるか」また分からないようになりましたので、起こり得るあらゆるケースに応じた対応を、やり繰り計算も含めて愚弟的に考えております。こうした詳細はまた後日お話しさせていただけると思います。 RUKO

by 末尾ルコ(アルベール) (2019-06-23 11:13) 

テリー

今では、できないアクションシーンが多いですね。
by テリー (2019-06-23 12:45) 

Take-Zee

こんにちは!
はてさて12万円はお買い得か("^ω^)・・・
ハイビジョン、4Kのテレビに昔の画像は
如何なものでしょうか? 心配です。

by Take-Zee (2019-06-23 15:59) 

kou

西部警察は好きで観てましたね。最近もBSで再放送されていたのを録画して見てました。
でも、スカイラインの特別仕様はともかく警察車両にアルファロメオを使った特番は今でもよく覚えてますが、今では考えられないですね。
by kou (2019-06-23 19:10) 

這い上がるママ

西部警察ほか昔の刑事ドラマは暴力的で、ちょっとした聞き込みでもぶっ飛ばしてしまうという(笑)印象でした。最近の刑事ドラマは犯人の手口が残虐なものが多いですね。
by 這い上がるママ (2019-06-23 23:04) 

ナベちはる

60枚組という特大ボリュームもさることながら、価格が12万ということにも驚きです…
by ナベちはる (2019-06-24 00:53) 

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