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ホイチョイ3部作、昭和バブル期に制作された若者の恋愛と友情話

ホイチョイ3部作、昭和バブル期に制作された若者の恋愛と友情話

ホイチョイ・プロダクションズ社長・馬場康夫さん(1954年8月18日~)の誕生日です。おめでとうございます。馬場康夫さんは現在も現役の著述家、映画監督でありますが、私の世代としては、やはり1987年~1991年にかけて制作して話題となった“ホイチョイ三部作”を振り返ります。



ホイチョイ・プロダクションズ(当時は「ズ」はなし)は、成蹊学園で、小学校から大学まで一緒に過ごした同級生仲良しグループが原型となったクリエーターグループだそうです。

ちなみに、安倍晋三総理も同級生だそうですが、安倍総理はメンバーには加わらなかったようです。

そのホイチョイ・プロダクションが、バブル期に、『私をスキーに連れてって』(1987年)、『彼女が水着にきがえたら』(1989年)、『波の数だけ抱きしめて』(1991年)と、映画を3本制作。

今も、懐かしむブログや、Web掲示板、SNSなどの書き込みが絶えない作品群です。

私をスキーに連れてって



スキーの名人、だけど職場ではうだつが上がらない商社マン(三上博史)が、ゲレンデで知り合った女性(原田知世)にひと目惚れ。ところが彼女は同じ会社の秘書課で働く女子社員だった。

2人のままならないラブストーリーと、仲間たちの友情などが描かれます。

三上博史が主役に抜擢されたり、原田知世の姉の原田貴和子が助演したりしています。

キーワードは、スキー、偶然の出会い、社内恋愛、友情、松任谷由実など。

彼女が水着にきがえたら



ダイビングにハマッている女性(原田知世)と、遭難しかけた彼女を助けた宝探しの男(織田裕二)のラブストーリー。

原田知世が海底で見つけた飛行機こそお宝ということになり、最初は協力を渋っていた原田知世も、宝探しとともに織田裕二に対しても徐々にのめり込んでいきます。

キーワードは、ダイビング、宝探し、偶然の出会いと恋愛、サザンオールスターズ

波の数だけ抱きしめて



湘南海岸にあるサーフショップが舞台。中山美穂、織田裕二、松下由樹、阪田マサノブの大学生4人が、サークル感覚でミニFM局を始めることに。

設定は、中山美穂と織田裕二が互いに心の中で想う関係。

一方、松下由樹も織田裕二を想っているので、中山美穂は松下由樹に遠慮して高校時代の織田裕二の求愛をいったんは保留に。その真意を知らない織田裕二は、以来慎重になって求愛できないでいるという“三角関係”。

途中、広告会社のエリート(別所哲也)が中山美穂に夢中になり、FM局のために別所哲也は会社から大金を引っ張って打ち込むものの、結局中山美穂は両親と一緒にアメリカに発ってしまい、織田裕二と別所哲也の2人は道化にされた格好。

挙げ句に、中山美穂は数年後、別の男性と結婚してしまうのてす。報われない話ですね。

キーワードは、湘南海岸、(劇中ではそう表現はしていませんが)学生起業、ツンデレ、三角関係

付属校出身者グループらしいモチーフ


3作について、今も「懐かしい」と思い出される気持ちは、私もわかります。

アカデミー賞を取るような大作ではないんですよ。

しかし、作品に自分の青年期を重ね合わせることができる、つまり感情移入のしやすさが、作品への思い入れにつながっているのではないかと思います。

とくに核になるテーマが、ラブストーリーと、若い人たちの友情をともなった取り組みです。

後者は、付属校をずっと一緒に過ごした仲間で作った制作会社らしいモチーフだと思います。

私も、実は付属校というのは経験しているのですが、まあ、黒歴史ですね。

ろくでもない奴らと一緒に、“エスカレーターを上る”苦痛といったらありません。

ずっとこいつらと一緒かよ、という苦痛。

付属校はそういう意味で、良し悪しですね。

このような映画を作れるようないい友達と巡り合ったというのは、「ほしのもと」といいますか、馬場康夫さんが運も良かったのだと思います。

…………と述べると、「いや、人脈はその人の人柄が全てだ」と反論する、世間知らず、苦労知らずがかならずいるのですが、人脈というのは、あなたが一般的な「いい人」であるかどうかではなくて、相手があなたに価値を感じてくれないと構築できないんです。

そして、人によって価値観は様々です。

つまり、あなたが相手の価値観に噛み合ったパーソナリティであるときに、初めて人脈が成立する。

能力だの人柄だの、だけでは説明がつかず、「偶然」の要素もあるということです。

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人を好きになるというのはどういうことか


個人的に一番印象に残ったのは、『波の数だけ抱きしめて』です。

中山美穂
『波の数だけ抱きしめて』より

設定されているヒロインの人間性が、3作の中でも飛び抜けて悪いのですが(笑)、男の側からすると、いや、男女関係なく、青春・青年時代というのは、そういう思い出が、ひとつやふたつあるんじゃないでしょうか。

今だったら、その人格を見透かして相手にしないような異性を、なぜか好きになり、そしていったん好きになると夢中になった自分を止められない。

若気の至り、青春の蹉跌……

でも、見返りなど問題ではない、という生き方は後悔していない。

もちろんこれは、私個人の感想で、美しくほろ苦い青年のラブストーリーというのが同作の一般的な評価です。

いずれにしても、人を好きになるって、奥が深いですよね。

ホイチョイプロダクション(ズ)。ご覧になりましたか。

私をスキーに連れてって [DVD]
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彼女が水着にきがえたら [DVD]
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波の数だけ抱きしめて [DVD]

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  • 出版社/メーカー: フジテレビジョン
  • 発売日: 2010/06/24
  • メディア: DVD



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nice!(237)  コメント(10)  [編集]
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コメント 10

我流麺童

ちょうど監督と同世代なので、懐かしい~。
スキー担いで混んだ電車に乗って、スキー場にいったっけ!!
by 我流麺童 (2019-08-18 06:12) 

pn

付属に行けば楽に上がれるイメージだったけどそうか面子は変わらないんだね。良い連中ならまだしもそんな黒歴史と言っちゃうくらいの連中じゃシャレにならんなぁ(^_^;)

by pn (2019-08-18 08:41) 

扶侶夢

ホイチョイ・プロダクションの本はバイブルみたいなものだったので持っていますが、映画の方は三部とも観ていません。ユーミンやサザンなどの歌の方はよく聴きましたが。
by 扶侶夢 (2019-08-18 09:06) 

たあさん

どこのスキー場いっても混んじゃってるくらい流行りましたね

by たあさん (2019-08-18 09:10) 

kinkin

自分もゲレンデでの仲間との連絡は、アマチュア無線のトランシーバーで取り合ってましたね。あっ、連絡取り合うメンバー全員免許持ってますから合法にですよ^^;
by kinkin (2019-08-18 12:38) 

gardenwalker

こんにちは
懐かしいです、3作とも映画館で見ました
特に私をスキーに連れて行ってはインパクトありました
まさに青春です!
by gardenwalker (2019-08-18 12:58) 

ヨッシーパパ

どの作品も、憧れのシチュエーションで、青春時代を思い出します。
by ヨッシーパパ (2019-08-18 18:40) 

犬眉母

人の出会いは、まさに「偶然」ですね。
それと、付属校だから受験勉強のエネルギーを
趣味や友情につぎ込めたんでしょうね。
by 犬眉母 (2019-08-18 20:10) 

ナベちはる

映画をキーワードにすると、その時代の特徴がある程度つかめますね。
by ナベちはる (2019-08-19 00:40) 

Rinko

この3作品、まさに私の青春時期の作品なんですが内容が思い出せません。もしかして観ていないのかも?!主題曲ばかりが頭に残っています^^;
by Rinko (2019-08-19 08:09) 

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