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園井恵子、多々良純、佐野浅夫、江戸家猫八、広島被爆巡る偶然

園井恵子、多々良純、佐野浅夫、江戸家猫八、広島被爆巡る偶然

先日ご紹介した映画『ひろしま』がネット(とくにTwitterやFacebook)で話題ですが、今日命日の園井恵子さん(1913年8月6日~1945年8月21日)は、所属していた移動劇団「桜隊」が、活動の拠点としていた広島慰問中に被爆して亡くなったことも改めて偲ばれています。(上の画像はGoogle検索画面より)



園井恵子さんは、私も現役中は存じ上げないのですが、これからを嘱望されての早逝(32歳)だったので、お名前は度々伺うことがあります。

宝塚音楽歌劇学校⇒宝塚歌劇団を経て、宝塚退団前から苦楽座舞台に出演。

Wikiによると、大映入社の話もあったようですが苦楽座を選択しました。

しかし、苦楽座は東京の空襲で活動が困難となり、苦楽座移動隊⇒桜隊として慰問劇団として活動することとなりましたが、広島で被爆しました。

ちなみに、Wikiによると、園井恵子さんは、傾倒していた占い師から、「広島に行ったら死ぬ」と予言されており、広島行きには当初乗り気でなかったそうです。

その時、同じ劇団にいた3代目『水戸黄門』の佐野浅夫は、本土決戦特攻隊員だったため、たまたま劇団を離れていて被爆しませんでした。

その後、劇団民藝で俳優活動を再開した佐野浅夫は、戦争について多くは語りませんでした。

が、「これまでは自分だけが生き残ったことが後ろめたかった。しかし、仲間を知る人がいなくなった今こそ」と、62年間の沈黙を破り2007年8月6日、東京都目黒区の五百羅漢寺で仲間への思いを初めて語り追悼しました。(読売新聞、2007年8月6日や東京新聞・毎日新聞でも戦争体験から反戦平和を述べている Wikiより)

ー佐野さんが召集される前に所属した苦楽座は、移動演劇「桜隊」と改称して広島に移ります。桜隊を率いた丸山定夫ら9人が原爆に遭って亡くなりました。  佐野 丸山定夫さんも日大で同期だった高山象三くんも死んでしまった。広島に原爆が落とされたとき、私はどこにいたと思います? 広島から遠く離れた鎌倉ですよ……。沖縄に肉迫攻撃隊として出陣するはずが、船が次々に魚雷で沈没させられて行けなくなり、それで命拾いをした。https://12a09.wordpress.com/2012/06/25/%E4%BB%8A%E3%80%81%E5%B9%B3%E5%92%8C%E3%82%92%E8%AA%9E%E3%82%8B%E4%BD%90%E9%87%8E%E6%B5%85%E5%A4%AB%E3%81%95%E3%82%93/
やはり桜隊では、隊長だった多々良純さんも徴兵で広島に来ていませんでした。

一方、3代目江戸家猫八さんは、爆心地から3キロ離れた宇品(現・広島市南区)に駐屯する陸軍船舶砲兵第1連隊の兵長を勤めていましたが、二日酔いで園井恵子さんと会う約束を守れなかったことで被爆しなかったそうです。

人生は必然と偶然。運命のアヤとしか、いいようがないですね。

以前も書きましたが、「運」という言葉を使うことを嫌う人は、この出来事をどう説明するのでしょうか。

北浦昭義さんや大空真弓さんも


被爆ということでは、昨年、北浦昭義さんと大空真弓さんについて書きました。

北浦昭義、広島平和記念日に『喜劇駅前開運』で思い出す
『喜劇駅前開運』より

北浦昭義さんは、5歳の夏に広島市の爆心地から1.9キロ南の自宅で被爆。

軽い火傷だけで一命を取りとめたものの、被爆者手帳を持っているそうです。

大空真弓さんは、父親は沖縄県、母親は広島県の出身で、同県佐伯郡五日市町(現在の広島市佐伯区)で被爆したそうです。

その時は誰も症状は出なかったものの、姉が20代後半に白血病で亡くなっているそうです。

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映画『ひろしま』の地上波放送


映画『ひろしま』の地上波放送は、大きな話題になりました。

戦争が終わって74年たちましたが、『ひろしま』の公開によって、改めて戦争や被爆手体験について考え、語る契機になったと思います。

この気持ちを大切にしたいですね。

戦禍に生きた演劇人たち 演出家・八田元夫と「桜隊」の悲劇
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コメント 11

ナベちはる

原爆は、後世に語り継がなければいけないですね。
by ナベちはる (2019-08-22 00:33) 

犬眉母

運命というぐらいですから、運はあります。
佐野浅夫さんが、反戦の語り部になられていることは
素晴らしいことですね。
by 犬眉母 (2019-08-22 01:30) 

pn

二日酔いで命拾いした猫八がこれまたなんともキャラクターに合っていると言うか何と言うか。
約束破って生き延びた気持ちってどんなんだろ?
by pn (2019-08-22 06:10) 

たいちさん

いつも懐かしい俳優を紹介いただき、楽しみに読ませていただいてます。
by たいちさん (2019-08-22 09:32) 

kou

佐野浅夫、猫八さんは本当に運と運命が身にしみた人生だったんでしょうね。
by kou (2019-08-22 12:49) 

扶侶夢

私の亡父は8月に内地に帰って来て広島で入院していたらしいのですが、原爆の落ちる3日程前に退院して来たらしいです。もう3日遅れたら私は生まれていなかったかと思うと…運命ですね。
by 扶侶夢 (2019-08-22 17:27) 

Take-Zee

こんばんは!
園井恵子さん・・さすがに知りませんでした。

by Take-Zee (2019-08-22 18:13) 

ヨッシーパパ

4人中2人も知りませんでした。
by ヨッシーパパ (2019-08-22 18:44) 

なかちゃん

『ひろしま』は、今はDVDレンタルでは品切れになってますね。
ボクは自宅の3台のレコーダーに入れたので、DVDでもBLでも30枚作ることが出来ることになりますね。絶対にやりませんが(^^;

by なかちゃん (2019-08-22 19:44) 

そらへい

若い頃は、運命とかが嫌いで何事も意志で決めたいと思っていましたが、年を重ねるにつれ、こうして無事生きていられるのは多くの偶然の重なりのように思えてきます。
by そらへい (2019-08-22 20:36) 

mau

ひろしま、旅行先のホテルでみました。
登場人物たちのその後が気になってなんだか寝つけませんでした。
by mau (2019-08-23 00:02) 

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