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芸能ニュースって不要ですか?

桂文枝

芸能ニュース。ここのところ清原一色のように見えますが、ベッキー不倫騒動に加えて、先週は桂文枝の不倫報道が出てきました。それをもって、そんな身の下スキャンダルを追いかける地上波は、劣化が著しいというもっともらしい意見もありますが、私はそうは思いません。みなさんは、芸能ニュースってどう思われますか?(上画像はGoogle検索画面より)



たまっていたFacebookのタイムランを流していたら、桂文枝の不倫報道についてコメントしているのを見かけました。

内容は、

芸能人のスキャンダルは世間にとってどうでもいいことだ、
この記事のニュースが現代にどれだけの価値があるのだ
こんなものを報じるのは地上波の劣化である


というものでした。

知識人とされる人々が述べそうな、いかにもステレオタイプのコメントですよね。

そういう批判て、一見真面目そうですが、「だったらどんな番組ならいいんだよ」というと、なにも出てこないんです。

反体制気取りがしばしば陥りがちな、“批判のための批判”パターンです。

それとも、24時間、政治や経済の「真面目な」番組と、芸術祭参加作品の高尚なドラマなどで埋め尽くせ、というのでしょうか。

たぶん、そういう人たちって、人間を知らないんだろうなあと思います。

くだらない番組を、くだらないと言いながら観る日常が、実は人間にとってどれほど有用な時間であるか

そして、そのような「くだらないもの」も放送できる多様なコンテンツが揃うメディアこそが、真に健全といえるのではないでしょうか。

私は、桂文枝は好きでも嫌いでもなく、相手の女性に至っては初めて知ったので、その人たちの不倫など、たしかに個人的には「どうでもいい」ことです。

でも、ヒューマンインタレスト(人間が示す興味・関心)というのは人によって様々ですから、その醜聞に何か意味を見出す人だっているかもしれません。

何より、テレビが、政治や経済の「真面目な」番組ばかりになったらどうなりますか。

マスコミ情報の敷居が高くなることで、とくに高齢の方の生きがいや刺激が失われることになるでしょう。

それだけではありません。

世間話、井戸端会議の類は、いよいよ身近な人々の棚卸ししか話題がなくなるでしょう。

贔屓球団、政治、宗教の話がご法度の酒席で、芸能の話まで消えてしまったら、いったい何を話したら良いのでしょうか。

“たかがスキャンダル”ですが、実は私たちの生活への影響は侮れないのです。

もちろん、報道の狙いに注意を払うことは必要だと思います。

「野村沙知代・浅香光代」の諍いにまぎれて、国旗国歌法がきちんと国民的議論もなくどさくさまぎれに成立(1999年)したように、芸能ニュースの喧騒が、しばしば政治的一大事の隠れ蓑になることは承知しています。

ただ、政治的一大事は、それこそ「真面目な」番組が真面目に報じることで解決すべきであり、だから芸能ニュースを否定してしまうことではないだろうと思うのです。

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「芸能」が問題なのではなく、つまらないことが問題


そもそも、「地上波の劣化」と安易にいいますが、コンプライアンスや人権感覚は、「劣化」どころか、今のテレビの方が、昔よりも確実に良くなっています。

たとえば、バラエティ番組。

「昭和」の時代には、「俗悪」というレッテルを貼られた番組がたくさんありました。野放しでした。

今は、たまにある「ヤラセ」や「名誉毀損」が、すぐにBPOに引っかかります。

芸能スキャンダルはどうか。

昔は芸能レポーターと呼ばれる人がたくさんいて、みんなで競って失敬な突撃取材をしていました。

今は、新聞等のわずかなニュースソースをもとに、コメンテーターと称する、埒外の人たちの無難なコメントで番組が進行されるようになりました。

でも、面白いかどうかという点では、それこそ現在のほうが「劣化」していると思います。

当時の俗悪番組の出演者たちは、みなテレビ界の大御所として名を残しています。

コント55号も、大橋巨泉も、ザ・ドリフターズも、刺激的だったけれど、面白かったんですね。

取材は論考に勝ると決まったわけではありませんが、少なくとも現場を知らない埒外の人間の無意味な主観コメントよりも、芸能レポーターの当事者突撃取材の方が、より真実にアプローチできました。

ですから、冒頭の話に戻ると、今の地上波は、芸能スキャンダルを報じるから「劣化した」のではなく、「真面目」であれ「スキャンダル」であれ、いずれにしてもコンテンツ自体がつまらなくなっていることが問題なのです。

要するに、結論は、(個人的な関心の有無にかかわらず)芸能スキャンダルニュース、あってもいいじゃないか、ということです。

今日のは、下世話な話でしたね。

でも、一見もっともらしい浅学な「評論」に流されないよう、何か気になる主張があったら、ちょっと立ち止まって、ブログに「どうなんだろう」と問うてみるのもいいのではないかと思い書いてみました。

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