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参議院通常選挙の議席予測、これなにか意味あんの?

参議院通常選挙。どこのメディアでもああだこうだと選挙結果の予測を行いますが、アナウンスメント効果を懸念する声も少なくありません。何より、ああいう予想は当たるのか。プロ野球解説者の順位予想などどうでもいいですが、選挙の議席予想はそうはいかないでしょう。数ある媒体の中で、とくに政治色が強い産経系列の『夕刊フジ』における選挙前日の小林吉弥氏の予想が実際と比べてどうだったか、ちょっと晒しておきましょう。

『夕刊フジ』(2013年7月20日付)によると、まずリードと本文にこう書かれています。
「夕刊フジ」7月20日付
参院選はいよいよ21日に投開票日を迎える。序盤戦から自民党優勢が伝えられる一方、生き残りをかけた野党各党の戦いは俄烈を極めている。政治評論家の小林吉弥氏による政党別獲得議席の最終予測では、民主党が結党以来の大惨敗を喫し、日本維新の会やみんなの党も伸び悩んだ。苦戦する野党を尻目に高笑いが止まらないのは、自民、公明両党で、参院の安定多数に必要な.70議席を超える勢いだ。【4面に関連記事】
 小林氏の予測では、安倍晋三首相率いる自民党の獲得議席はズバリ「64議席」。公示直後の議席予測から1議席増だが、その内訳に変化が生じているという。
 「選挙区は2人を擁立した東京と干葉でダブル当選もありえる上昇ムードだ。逆に、比例では公示直後より落ちている」
 圧勝ムードのはずの自民党が比例で伸びを欠く要因として、小林氏が挙げるのが「環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)」と「憲法」だ。
 「特に農業票を多く抱える北海道や東北ではTPP参加に前向きな安倍内閣を嫌い、選挙区では自民党候補に入れても比例では他党に向かう流れが強まっている。また、安倍首相が意欲を燃やす憲法改正に慎重なリベラル層の票は若干、同じ与党で、山口那津男代表の公明党に流れる傾向も出てきている」と小林氏は見る。
そして、実際の予想獲得議席ですが、自由民主党が64、公明党が11(まあここは誰でも当たる)、民主党が20、みんなの党が8(ここも当たり)、日本維新の会が6、日本共産党が5、生活の党が2、社民党が1(ここも当たり)、みどりの風1、となっています。

まあ、完全にあてるのはむずかしいかもしれないが、生活の党とみどりの風は、議席ゼロであり、みどりの風については参議院の議席を完全に失ったわけですから、小さい党であっても重要なことです。

そのへんを小林吉弥氏はあてることができなかったのです。

日本共産党の議席増もきちんと見ようとしていませんね。

さすが、保守で、かつ小沢一郎氏嫌いの産経という気もします。

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でも、小林吉弥氏が評論家から足を洗ったという話は聞きません。要するに、責任のない人が他愛無いコメントとして述べられているのが議席予測なのです。

そんなに軽いものでいいのでしょうか。

予想だから仕方ない?

その程度の話ですか。

かりにそれほど軽いものだとして、それが、なぜいつも記事として出るのでしょうか。

メディアの側は、アナウンスメント効果を意図しているのかもしれません。

勝ち馬に乗りなさい、という意味か、劣勢だからもうひと押しお願いしますという意味かはわかりませんが、そうした影響をマスコミ報道は与えます。

もしくは、有権者にいろいろ考えさせないために、ゲーム感覚のムードを作り上げているのかもしれません。

有権者の側から考えると、きっと人間には、先の分からないものへの不安があるのかもしれません。支持政党がある人はもちろん、ない人でも、自分が投票で関わりを持つことへの結果が知りたい。

結果を出すのは自分の投票なのに、投票前に結果を知りたいなんておかしいかもしれませんが、人間てそういう心理ありませんか。

でもどちらにしても、あまりいいことではありませんね。

予測に熱中するエネルギーは、投票する判断を後悔のないものにするために、政策や争点を知る方に向けたほうが私はいいと思います。

そう思いませんか。

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