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『渡る世間は鬼ばかり』養子縁組を考える、藤岡琢也、山岡久乃

渡る世間は鬼ばかり

『渡る世間は鬼ばかり』第1シリーズ(1990年10月11日~1991年9月26日)の1~3回を観ました。リアルタイムでは熱心な視聴者でもなかったのですが、足掛け22年、計506話にわたる“超大作”の「そもそも」の部分はどうだったのか、と、今回改めてその第1~3回を観ました。(画像はDVDより)



渡る世間は鬼ばかり』というと、泉ピン子をまずイメージされる方が多いと思います。

泉ピン子はたしかに、実家(岡倉家)と、嫁ぎ先の中華料理店「幸楽」(小島家)を結ぶ重要な役どころではあるものの、『渡る世間は鬼ばかり』は当初、あくまでも岡倉家の夫婦(藤岡琢也、山岡久乃)と、5人の娘たち(長山藍子、泉ピン子、中田喜子、野村真美、藤田朋子)の家庭の話が、同じぐらいの比重で中心になっており、家庭単位の群像劇のような様相を呈していました。

出演者の序列でも、藤岡琢也がトップに表示されています。

それが、山岡久乃ら出演者の死亡もあって、いつしか、「幸楽」の嫁いびりや親子問題・教育問題などが繰り返される単純なストーリーになってしまいました。

その頃から全く観なくなりましたね(笑)

しかし、長きにわたってつねに視聴率20%台を取れる安定したコンテンツである以上、何か理由があるんだろうと思って改めて第1~3回を観たのですが、「養子縁組」と「相続」がテーマでした。

今日はその「養子縁組」について書きます。

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養子縁組は子供を「くれてやる」ことなのか


岡倉大吉(藤岡琢也)は、姉・森山珠子(森光子)に大学まで出してもらった苦労人。

そのため、大吉(藤岡琢也)は珠子(森光子)に頭が上がりません。

その珠子(森光子)も、資産家の夫を得て今はハワイで悠々自適の毎日。

ただひとつの悩みは、自分に子どもがいないために、家督の相続者がいないことでした。

大吉(藤岡琢也)には5人の娘がいますが、

大吉(藤岡琢也)には5人の娘がいます

四女・葉子(野村真美)がハワイに留学して、珠子(森光子)の世話になっています。

その縁で、珠子(森光子)は葉子(野村真美)と養子縁組を希望します。

岡倉大吉(藤岡琢也)は、姉への恩もあり、本人さえよければと前向きですが、妻・節子(山岡久乃)は「娘はやりません」と反対します。

子供のいない人が、子供のたくさんいる兄弟の子供を養子にする。

今もある話なんでしょうね。

まあ、これはやはり、「本人さえ良ければ」だと私も思いますね。

節子(山岡久乃)は、「娘はやりません」といいますが、マジレスすれば、養子縁組は、「親が代わる」のではなく、「親が増える」のが正しい解釈でしょう。

もとより、成人した子どもは自分で自分の人生を決められる立場であり、親のものではありませんからね。

どちらにしても「くれてやる」というような表現は好ましくないと思います。

それに、本来の目的とは違うかもしれませんが、養子縁組は合法的に苗字を変えることができる制度でもあります。

自分の名字が嫌な人、一族と同じ名字を名乗りたくない人は上手に利用しましょう!、といったら不謹慎でしょうか。

でもね、今は三代続けてひとつの戸籍には入らない家族制度の時代なのに、いつまでも「○○家」などという戦後否定された家制度の発想を引きずるほうが、よほど旧弊で不謹慎だと私は思いますよ。

そういう考え方が、たとえば「長男」として生まれたものに、どれだけ現実の生活の不毛な制約になっているか。

未来に生きる者なら、ナニナニ家だのという何様気取りの価値観を否定する勇気を持たなければならないと私は考えます。

ちなみに、節子(山岡久乃)は、大吉が会社勤めに不満を持ったり、脱サラして板前修業を始めたりすることにも理解を示せません。

要するに保守的な人なんですね。

まあ、それもひとつの生き方、考え方ですから構いませんけど、自分の価値観をものさしに不満を抱くよりは、自分の配偶者や子供を信じたほうがハッピーではないかと私は思いますけどね。

……なーんて書いている私は、いつの間にか『渡鬼』フリークになってしまうのでしょうか。

石井ふく子橋田壽賀子恐るべし(笑)

「相続」の話はまた別の機会に書きます。

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